Hymn / Barclay James Harvest | 音楽見聞録

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Hymn by Barclay James Harvest

さて、クリスマスですね。

Barclay James Harvest(バークレイ・ジェイムス・ハーヴェスト)のスタジオ・アルバムでは8枚目になる1977年の作品「Gone To Earth」の冒頭に収録された「Hymn」をご紹介します。

曲名の「Hymn」は英語です。

読み方はヒィム(発音はhim)で、意味はそのまま聖歌、賛美歌のこと。
ずんっと大上段のタイトルで歌詞の内容もイエスに言及したり、なのですが実は主旨は薬物使用の危険性について言及している曲であるとか。

アコギで始まり、コーラスが入り、ストリングスが入り。
やがてコーラスが合唱隊に、ストリングスがオーケストラへ繋がって行きます。音の広がり方が素晴らしい。
曲の構成は単純な繰り返しで、基本的にこの曲、コードは3つしか使っていないと思います。
耳に残る良い曲だと思います。

このアルバム、ドイツでは超ロングランのヒットとなったようです。
70年代、特に中盤以降のBJHのアルバムには完成度の高い作品が多い。
但し、この作品の後、サウンド面で重要な役割を担っていた一人、キーボードのウーリー・ウルステンホルムが脱退してしまいます、、、、

少しはクリスマスに相応しい曲になりましたでしょうか?