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絵のない絵本 ながめて笑う あのこの髪に白髪がめだつ
ねむれぬ僕の天井裏で ねずみの数はふえてゆく
左に回る時間をながめ やもりのように壁ぐらし
あのこはとても退屈そうだ 白髪を数えて今夜もねむるだけ
自分のしっぽのみこむ蛇が 砂漠で乾いて砂になる
ねむれぬ君のめかくしが きつくしめなおされて朝がくる
ベンチの消えた市役所前の 時計の下でうたうのを
最後にみたのは半年前さ
噴水にうかんだパンの耳 腹をすかした野良犬と
ひがな一日わけて食べてた
町のあかりがなくなった夜も ラムネのビンに花をさして
うかれておどるすてきなやつさ 誰もあのこにゃさわれない
絵のない絵本 ながめて笑う あのこの髪に白髪がめだつ
ねむれぬ僕の天井裏で ねずみの数はふえてゆく
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犬の約束/たま

¥1,500
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kofnさんのところで「たま」の話が出たのでちょっと聞きかえしてみる。
やっぱりメジャー初期の5枚は良い。妙に残る唄がある。この曲もそのうちの1曲です。
三拍子(ワルツなんて言うより彼らの唄にはこの言葉が似合うと思いませんか?)で淡々と歌われる光景。そこには断絶(しかし線を引いているのは自分)とかすかな憧憬と息苦しさが。
・・・誰も「たかえさん」にはさわれないし勝てない。めかくしをして生きている我々と、ラムネのビンに花をさしてうかれて踊ることの出来るあのこのどっちが強いかなんて言わなくてもはっきりしてる。
少なくとも自分の意志でめかくしはしないようにしたい。自分の意志で自分のしっぽは飲み込まないようにしたい、と思う。
この頃のたまの唄は良い。この曲もそんな中の一曲。