- ライヴ・アット・ロニー・スコッツ・クラヴ [DVD]
- ¥3,861
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ついに発売になったJeff Beckのライブ映像。小さなクラブでのギグでメンバー間も近い近い。
何しろJeff Beckのブートでないライブ映像はこれが初めて、という事なのでとりあえず購入するしかない、と。
ボーナス・トラックのインタビュー映像も珍しいんでしょうね。
ゲストも交えての21曲は見応えがあります。何にしろベックの現在のプレイがクローズアップを駆使した映像で楽しめるとなれば最早買うしかないでしょう・・・
メンツはドラムにお馴染みのヴィニー・カリウタ、キーボードにジェイソン・リベロ、そしてベースには注目の若手タル・ウィルケンフェルド。
ベックのギターサウンドはアグレッシヴさの上にいよいよきめ細やかさを増し、繊細そのものです。細かなアームでのヴィブラートや神経質なまでのヴォーリューム・コントロールから繰り出されるサウンドは今も先端を走り続ける巨匠ジェフ・ベックの偉大さをいやという程感じさせる。
ボトル・ネック(スライド・バー)でのプレイも良い。御大の年齢からは想像できない格好良さがあります。いや~中高年、期待の星ですねえ。まだまだ若いもんには負けないぞ!と。こぢんまりとしないところがベックらしくて良いです。
カリウタは相変わらずバシャバシャうるさいねえ。ジェイソン・リベロはとてもクール。
で、ベースのタル。90年代以降のこれまでのジェフ・ベック・バンドのベーシスト達にはビッグ・ネームはおりましたがどちらかというとプレイスタイルは控えめで、あくまでも影の立役者というイメージだったのですが、彼女は違います。
サドゥスキーのジャズ・ベース・タイプでのアクティヴならではのベキベキ音でかなり目立っております。手も小さいのにあれだけ速いパッセージが弾けるという事は運指がかなりうまいんでしょうね。右手の2フィンガーも力強さを感じさせるものではないのですがこぎみよい。
プレイヤーとしての才能は見事なものです。彼女のソロ・アルバムははっきり言って曲がつまらないのであまり魅力を感じない(フュージョンで曲がつまらないのは致命的)のですが年齢を考えるとこれからが末恐ろしい存在です。
それに何と言っても今回のジェフ・ベック・バンドの全体的な雰囲気を引っぱっているのは彼女のキャラクターであることに間違いありません。ニコニコしながらメンバーとアイコンタクトを取る様子は見ていても気持ち良い物です。
クラプトンとの競演、客席で聴いているジミー・ペイジ。「三大ギタリスト」というのは日本で創られた言葉ですが年齢を重ね角がとれてようやく同じ目線で物を見る姿勢が出来た・・・そんな印象があります。
とにかくこのDVD、とても良い瞬間がたくさんつまってます。観客の年齢層がちと高めかもしれませんが。