経鼻式上部内視鏡検査
なんのこっちゃというタイトルですが、胃の中を見るための内視鏡検査、胃カメラの話です。
またもやしょうも無い話題です。歳とるとこういう話ばかりでイヤになります・・・
でも何かの参考になるかもしれませんので情報提供ということでお許しください。
「胃カメラ」 思い起こせば今から20数年前初めて体験しました。喉の奥に麻酔を塗り、余裕で対応したつもりだったのですが、検査中は嘔吐反射(舌の奥を指で押すとオエッとなるあれです)の連続で涙を流し、のたうち回りながらの10分間だった事を思い出します。あれは苦しかったなあ。
あれだけ太いケーブル(今はかなり細くなっていますが)を喉から入れるわけですから無事な訳がない。中には全く動じない強者もいるらしいですが、気の小さな私にはとても苦しかった・・・という印象しか残っていません。
さて、今回どうしても胃内視鏡検査を行う必要があり、考えました。口から入れる方式であっても麻酔を巧みに使用する病院ではそれほど苦痛を感じない、という話も聞いていました。
が、2002年の初め頃から一回り細い内視鏡を鼻から通す方式があるという事も知っていましたので今回はそれを実施してくれる病院を探しました。その結果、この方式がかなり普及している事も知りました。
検査当日。やはり緊張します。20数年前のあの苦しみがどうしても蘇ります。
胃酸を流す薬を飲み、胃の動きを止める筋肉注射。その後、スプレーによる鼻への局所麻酔です。
この麻酔、結構くせ者で鼻腔と喉の奥まで麻痺するので私の場合、呼吸がしづらくなりました。呼吸は出来るのにとても息苦しい感じ。
但し、この経鼻式検査は誰もが可能な訳ではなく、鼻腔が狭かったり、湾曲が強い場合は困難となるようです。50人に1人は断念し、経口式に切り替える場合があるとのことです。鼻の高い外国人にはあまり向かない、という話も聞きました。
私の場合も左右の鼻腔を見てもらった結果、右は狭くて無理、左がかろうじて入るとの先生の判断でした。口からは絶対にイヤだったので鼻からお願~い!しました。
まず、内視鏡本体より柔らかなビニールパイプに潤滑剤のようなものを塗り鼻腔に差し込み経路を確保。その後あらためて内視鏡が入ります・・・・緊張の瞬間・・・・鼻腔を通る時はさすがに痛い!喉を通りすぎる時もなんだかイヤ~な感じ。胃に到着する際も動きや違和感を感じます。
ただ、その後が全く違った。経路として舌の奥を経由しないので私の場合は全く嘔吐反射がありません。完全にゼロでした。従って先生の説明を聞きながらカメラが映し出す映像を余裕を持って見ることができます。時間も15分程度でしたが全く長さを感じない。自分の胃や十二指腸内部の様子や胃の3箇所からサンプルをとる場面もはっきり見ることができました。
もし次回、胃内視鏡をやらねばならない時はやはり経鼻式を選択します。
内視鏡が鼻粘膜をこするため、鼻血が出たり、麻酔が切れてからも鼻が少しヒリヒリという症状が残る場合もありますが口から入れた時のあの憔悴感とは比較になりません。
経鼻式の方が口からの内視鏡より精度が落ちるという話があります。経鼻式内視鏡の方が口径が狭いのでこれは当然事実だけならそういう事になります。ただ、時間をかけて見る事ができたり、患者の状態が落ち着いた状況で見る事が出来るというのは極めて大きなメリットだと思います。検査もじっくり集中して実施する事が出来るため決して劣る事はないのでは?と考えます。
~ああ、次回は音楽のこと書きましょう・・・