HUNTER×HUNTER / 冨樫義博 | 音楽見聞録

音楽見聞録

単なるリスナーが好きな音楽について勝手きままに書き散らかし。
CDレビュー中心のつもりが、映画や書籍など他の話題も。

ハンター×ハンター (No.23)/冨樫 義博
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 え~漫画です。私、実は漫画もかなり好きなんですよ。しかも読むことも描くこともです。


 白状しますと学生時代には色々な世代の人の集まった地元同人誌(当時はアニメのキャラクターのネタ本やパロディ本とかはまだあまり無く、純粋にオリジナルなマンガ雑誌が多かった印象があります。)に加わり自分も描いていた事があります。その頃の仲間数人はおかげさまで今だに現役として活動中です。


 また色々なからみで某少女漫画家のアシスタントをやったり・・・まだアシスタントのいなかった友だちの週刊誌デビュー作を手伝うのに職場をズル休みしたり。手塚治虫氏存命の頃、新作となった鉄腕アトムの手伝いに高田馬場の虫プロへ行ったり・・・・・・まさに音楽とこれの半々の生活だったような気がしてます。


 色々ありましたがペン先やスクリーントーンの切れ端が部屋のあちこちに転がっていた時代が懐かしいです。


 今となっては自分がイラストを描くことは年に一度あるかないか、というような状態になっています。ましてペンを手にとる事はなくなってしまいました。(最近は描くとしても付けペンを使わなくなりました)


 今注目しているのマンガの一つに週間少年ジャンプに掲載中の漫画「HUNTER×HUNTER」があります。

 伏線や細部に凝りに凝りまくった絶妙なスト-リー展開と物語世界の構築度・完成度の高さから現在同誌に掲載中の作品では頭一つ飛び出している印象があります。


 ただ、この作家、あまりに休載が多すぎる!ここ数年では休載回数より掲載回数の方が圧倒的に少ない。

 2006年は50数週あるうち掲載はたったの4回のみ。2007年もようやく掲載が再開されたが当初から「10回」限りという約束つき。本人はコメントで「もう仕事は終わった」みたいな事言ってます。多分話の決着は付いていない。なんじゃそりゃ。これではスト-リーが進むわけがない。


 まさかまさか、このまま昔の石森さんの「サイボーグ009」みたいに未完のまま、っつう事はないでしょうね?

 現時点(2007年11月)での最新刊(コミック)は紹介している23巻ではなく24巻になるがこの調子だと25巻が出るのは一体いつになることか・・・


 この人、セーラームーンを描いていた武内直子さんと結婚したのだがその頃から休載が目立つようになっている。何故に?作者としてのプライドなのか?或いは編集部との確執なのか?謎です。


 ただ、理由はどうあれ手抜きの極みの回の絵はひどいです。ただ単に「あたり線」を描いただけの原稿を堂々と掲載する。これは本人だけの責任ではなくそれでGOサインを出す編集部も悪い。ちょっと読者をなめているかもしれません。

 これらの未完成の絵は単行本化される際に再度ペン入れをされているのだが、そこは元が元だけにやはりアラが目立つ仕上がりになってしまう。惜しいな~。

 従って、未完成原稿を単行本化する際にリライトの作業が増えるため、たとえ連載が可能な状況であってもその時期には本誌の連載は休止になるという悪循環です。


 アングルとか人物の動きを切り出した時の止め絵とか最高に良い絵を描く事のできる人だと思うので、なんだか余計に惜しい気がする。


 現在、スト-リーが進行中で単行本化に入っている「キメラ=アント」編は登場人物がどれも魅力的で本当に話の先が楽しみなんです。是非是非休載せずにしっかり描きだして欲しいと思います。漫画の表現の中には多分その時の勢い、という部分も大きいと思うので、旬の時期に完成型へ持って行って欲しい!よろしくお願いしますよ!