Live at Carnegie Hall / Renaissance | 音楽見聞録

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Renaissance
Live at Carnegie Hall

 ロック・バンドでは、よく実験的にオーケストラと競演するという試みが行われる場合がある。大抵のバンドにとってそれは「お金のかかるちょっと変わった試み」の範疇になるのだろう。


 このルネッサンスというバンドはそれを極々あたりまえの道として行うべくして行ったバンドである。というよりオーケストラ抜きでは成り立たない楽曲がかなり多い。このため本格的なライブをやろうとすれば当然オーケストラとの競演というスタイルがベストとなる。


 新生ルネッサンスとして核に歌姫アニー・ハズラムを据えたバンドはこれまでに「プロロ-グ」「燃ゆる灰」「運命のカード」「シェエラザード」とアルバムを発表してきており、このカーネギーホールでのライブ録音を迎えている。

 オーケストラとの競演、しかもここのギタリストはアコースティックしか使用しない人なので録音バランスが非常に困難だった事が伺える。曲は各アルバムからまんべんなく選曲されており、音質も録音条件の悪さを除けばそれなりに良いと思う。「いつも自分のモニターがよく聞こえない」という割にはアニーの歌声も非常に安定しており、好盤となっている。う~ん。やはり「Ocean Gypsy」は名バラードだね。


 この後ワーナーへ移籍し「ノヴェラ」というこれまた素晴らしいシンフォニック・アルバムを発表する。このアルバムがまたゴージャスです。この時期が絶好調だったという証だろう。オーケストラこってりの「シンフォニック」なロックを聴いてみたい人には是非ともお勧めのバンド。ゴージャスだよ~!曲も叙情的で優しげなものが多い。アニ-のもつ声のイメージがこのバンド全体の印象を決定づけている。ただ、ベースもリッケンバッカーで「ゴリゴリ」と攻めてきて好きなんだが。


Renaissance
Novella