栄養豊富で砂糖を添加した食品が少ない食生活が若さと健康の維持に欠かせないことがカリフォルニア大学の研究で明らかになり、2024年7月の「JAMA Network News」誌に研究成果が発表されました。

 

この研究では、北カリフォルニアの平均年齢39歳の342人の女性の食事記録を分析しました。食事が年齢に与える影響を調べ、特に地中海式の食事が最も効果的であることが示されました。また、砂糖の摂取が生物学的老化を加速させることも確認されました。

 

添加した砂糖の量を紹介すると、 ミルクチョコレート1枚には約25グラム、12オンスのコーラ缶には約39グラムの添加糖が含まれています。米国食品医薬品局は、成人が1日50グラム以上の添加糖を摂取しないよう推奨しています。

 

研究グループは添加した砂糖の消費量を減らすことで体内時計を戻す効果があると述べ、栄養豊富で添加糖分が少ない食事が健康長寿に貢献することを示しています。

 

【出典】 Dorothy T. Chiu, Elissa June Hamlat, Joshua Zhang, Elissa S. Epel, Barbara A. Laraia. Essential Nutrients, Added Sugar Intake, and Epigenetic Age in Midlife Black and White Women. JAMA Network Open, 2024; 7 (7): e2422749 DOI: 10.1001/jamanetworkopen.2024.22749