公園や自然環境での屋外の運動は、屋内での運動よりも多くの健康効果をもたらすことが米国テキサスA&M大学の研究で明らかになり、2024年6月の「American Journal of Lifestyle Medicine」に研究成果が紹介されました。
運動は心臓血管疾患、糖尿病、一部の癌、骨粗しょう症などの慢性疾患の予防に役立ち、免疫機能の強化や痛みのコントロール、転倒リスクの減少、平均寿命の延長などの効果があります。また、精神衛生上の利点として、気分の改善、不安の軽減、認知症やうつ病のリスクの減少が挙げられます。
しかし、米国の成人の多くは推奨される運動量に達していません。研究では、公園や遊歩道などの屋外の場所が身体活動に効果的であることが示されています。特にCOVID-19パンデミックの影響で、自然環境での運動の重要性が再認識されました。自然環境での運動は、身体活動と同様の心身の健康上の利点をもたらします。
テキサスA&M大学のジェイ・マドック氏とハワード・フラムキン氏は、自然環境での身体活動に関する科学的証拠を評価し、これらの活動を促進するための戦略を開発しました。彼らの研究は、自然環境での運動が屋内での運動よりも有益であることを示していますが、これらの利点が長期的に持続するかどうかはまだ不明です。
研究グループは、医療専門家が患者に自然との接触を「処方」することや、自らがこの行動に参加することでモデル化すること、コミュニティ活動に参加すること、そして資金を提供することで、公園や緑地の利用を促進することを提案しており、アメリカ人の健康改善に寄与することが期待されています。
【出典】 Jay E. Maddock, Howard Frumkin. Physical Activity in Natural Settings: An Opportunity for Lifestyle Medicine. American Journal of Lifestyle Medicine, 2024; DOI: 10.1177/15598276241253211
