甘い物が好きで、甘い物を食べても太らない人っていますよね?
うらやましい体質ですが、これにも遺伝子が関係しているようです。
線維芽細胞増殖因子21(FGF21)は、主に肝臓で生成され、
肥満や2型糖尿病の動物モデルに対して、強力な抗糖尿病性と体重減少、脂質を低下させる効果を発揮します。
このFGF21が、新しい糖尿病治療薬や肥満の改善薬として役立つのではないかと、
世界中で研究が進んでいます。
英国の約45万人のデータを用いてコペンハーゲン大学が行った研究によると、
FGF21に遺伝子変異があると、遺伝子変異がない人に比べて
炭水化物を多く摂取する傾向があるにもかかわらず、
BMIと2型糖尿病のリスクは低く、ヒップよりもウエストが大きい
「リンゴ型体型」で、血圧が高いことが明らかになり、2018年4月の『Cell Report』で紹介されました。
ヨーロッパの人口の約20%にこの遺伝的特性を持つ人がいるということです。
研究者らは、FGF21には、肥満症、脂質異常症、糖尿病などの改善効果が期待されるが、
FGF21の生理的な意義づけや、体内で誘導される条件など、作用機序に関する研究を継続し、
その効果と副作用などについても検証する必要があると述べています。
Timothy M. Frayling, Robin N. Beaumont, Samuel E. Jones, Hanieh Yaghootkar, Marcus A. Tuke, Katherine S. Ruth, Francesco Casanova, Ben West, Jonathan Locke, Seth Sharp, Yingjie Ji, William Thompson, Jamie Harrison, Amy S. Etheridge, Paul J. Gallins, Dereje Jima, Fred Wright, Yihui Zhou, Federico Innocenti, Cecilia M. Lindgren, Niels Grarup, Anna Murray, Rachel M. Freathy, Michael N. Weedon, Jessica Tyrrell, Andrew R. Wood. A Common Allele in FGF21 Associated with Sugar Intake Is Associated with Body Shape, Lower Total Body-Fat Percentage, and Higher Blood Pressure. Cell Reports, 2018
