この実験では、男女同数の被験者に対して、人前でスピーチをしたり、計算をするというづトレスをかけたときに、そのストレスをどのように軽減するかについて、調べたもの。ストレス緩和の方法としては、①特定の動きを示す(運動)ことによるストレス緩和(たとえば貧乏ゆすり、手を洗うなど)、②自分や他人の感情を認識する、③他人の視点になって状況を把握する、という方法が挙げられましたが、これら3つのストレス緩和法に関して、男性よりも女性の方がより上手に使いこなしていることが明らかになりました。
この結果について、研究者らは、この研究がストレス耐性に対する性差が明らかになった研究であり、男性はストレスを受けると、より内向きになり、自力で何とかしようと考えてしまう傾向が見られること。一方で女性は周囲のサポートや社会性を高めることによって、他人と共感し、ストレスをうまく緩和していることがわかり、さらにこの結果には、共感ホルモン、愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」のレベルや分泌が関係しているかもしれないと述べています。
Is stress affecting our ability to tune into others? Evidence for gender differences in the effects of stress on self-other distinction. Psychoneuroendocrinology, 2014
