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高校数学教師(宮城県)を退職し、全国のデモクラティックスクール、北欧デンマークの教育を学んだ後、仙台から教育革命をしている伊藤真結です。
2020年4月からAKIU SCHOLĒ(アキウスコレー)という新しい学校🏫を仙台市秋保町に創っています。
全日制の学校に行っていても、通信制高校に行っていても、不登校でも、全ての中高生が、自分の選択で自分の人生を切り拓く力を育みます。
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教育・学校ランキング
7月17日(水)
今日も暑い!親知らずはまだ少しだけズキズキするけど、もうだいぶ、元気を取り戻してきました!やったー!
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数学が苦手な私ですが、数学は大好きです。得意ではないけど、気になります。高校の時の先生が大きかったけど、父が中学の時にくれた矢野健太郎さんの本の影響も大きいです。
教科書に載っている、「機械的」で「無機質」に感じられる数字の羅列は、こんな人たちがこんな風に見つけたのか、と思ったら、なんか、素敵じゃないか、と思ったのです。
例えば、ギリシャ数学の開祖と言われるターレス。
彼は紀元前600年ごろ、ギリシャのミレトスという町に生まれました。小さい時は商店で手伝いをしていましたが、一人前の商人になって、商用で地中海を渡ってエジプトへ行きました。
エジプト滞在中にターレスは、あるお寺の僧侶さんと親しくなり、このお寺に昔から大切にしまってあり、めったには人に見せないという本を見せてもらいました。
この本は、エジプトで発達した数学と天文学のことを書いた本であったのですが、これを読み始めたターレスは、これが面白くてたまらず、お寺に泊まり込んで、夜となく昼となく読み続けて、とうとう本に書いてあることを全部理解してしまいました。こうしてターレスは、ギリシャへ帰ってからも数学と天文学の研究を続け、世界で最初の大数学者と言われる学者になってしまったのでした。
このターレス、三角形の相似とか合同とかに大きく影響する数学者です。そんなターレスですが、ここからが、私の大好きなエピソード。
ターレスは、エジプトで読んだ本に書いてあった内容がとても面白く、つまり、数学だけでなく、天文学にも精通した人でした。
ある日の夜、ターレスはきれいな星空を眺めながら、そして天文学について思いをめぐらしながら、散歩をしていました。
ターレスの頭は、空の星と天文学のことでいっぱいでしたので、つい足元のことはうっかりして、とうとう道端のみぞに落ちてしまいました。
やっとみぞから出てきたターレスに向かって近所のおばあさんが、
「ターレス先生は、ご自分の足元のことさえお分かりにならないのに、どうしてあんな遠くの星のことがお判りになるのでしょう」
と言ったそうです。
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ターレスだけでなく、大昔の大数学者の人たちはやっぱり何より、「没頭」してるのがすごく人間臭くていいな、と感じています。
所説ありますが、兵隊が目の前に来て身の危険があるのに、地面に書いていた図形を踏まれたことに腹を立てた数学者(アルキメデス)とか、自分の書いた論文を読んで「面白い論文だ。誰の論文かね」と尋ねた数学者(ヒルベルト)とか…。
きっと周囲の人からは圧倒的変人扱いされていたと思うけど、その没頭を止めず没頭し続けた彼らの姿が、私はとても好きです。
生徒たちの没頭も、1ミリも止めたくない!
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ちなみにターレスの逸話から、矢野健太郎さんが引用したアインシュタイン博士の言葉。
「世界のことで、もっとも理解しがたいことは、それが理解しうるということである」
今日も、色々あったけどご飯が美味しかったとみんなが眠れますように!
今日も、
能登半島地震の被災地のみなさんが
少しでも安心してあたたかく過ごせますように。
メディア掲載情報
「仙台市市民活動サポートセンター通信 ぱれっと 6月号」に掲載していただきました。
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電子マネーに変えて、コンビニでのちょっとの買い物はこれで済んじゃうよ