こんにちは!
フランス家族旅行記の続きです。
今回は、いよいよパリのモンパルナス駅から、憧れの聖地「モンサンミッシェル」へと向かう移動編をお届けします。
子連れでの海外移動はハプニングの連続。我が家が体験したリアルなフランスの洗礼(?)を、包み隠さずお話しします!
■ 発車5分前!格安列車「Ouigo(ウィゴー)」に滑り込み
今回は旅費を抑えるため、フランス版の新幹線(TGV)の格安版、**「Ouigo(ウィゴー)」**を利用しました。
発車5分前に慌ただしく車両に乗り込むと、車内はすでに満席。
気になる座席シートはというと……うん、それほどキレイではない(笑)。
というより、やや使い古された感が漂っています。
まぁ、お値段が圧倒的に安いのでそこは想定内、仕方がありません。
座席に落ち着いてホッとしたのも束の間、定刻通りすぐに発車!
駅舎を出ても外はまだ真っ暗です。
「もうちょっと早く乗り込んでおいても良かったな」と思いつつ、朝ごはんタイムにすることに。
昨日スーパーで買い込んでおいたパンと、ついさっき駅で買ったパンや飲み物を引っ張り出します。
ここで格差社会(?)を実感。
スーパーのパン: たいして美味しくない(値段重視だから仕方ない…)
モンパルナス駅のパン: さすがパンの国フランス!
お値段に見合う感動の美味しさ!
もし行かれる方がいたら、駅のパン屋さんでの調達を全力でおすすめします。
しばらく走ると徐々に夜が明けてきて、車窓の景色は郊外から広大な農村地帯へ。
日本ではなかなか見られない地平線へと続く平地に、思わずうっとり

昔、社会の授業で「フランスは農業大国」と習ったことを思い出しました。
朝もやの中に佇む、大量の風力発電の塔。
「地球環境を考えているんだなぁ」なんて社会科の教科書に載っていそうな景色を眺めながら、「いつか子どもたちが学校で習ったときに、この本物の景色を思い出してくれたら嬉しいな」なんて親バカな感傷に浸っていた、その時。
娘「ママ、トイレ行きたい」


■ 突然のトイレ問題と、フランスからの最初の洗礼
車内トイレを探しに連結部分へ。
日本の新幹線と同じような場所に発見!
意を決して扉を開けた瞬間……
「くさっ!!!!」



ここは格安列車のOuigo。
タカをくくって「まぁ海外だしね!」と娘を中へ。
ところが、娘がなかなか出てこないので声をかけると、「ママ、流れない…」の一言。
私がボタンを猛プッシュしてチャレンジするも、やっぱり流れない。
どうしようもないのでそのまま退室。
なるほど、だからあんなに臭かったのか……と全力で納得しつつ、約1時間半の乗車を経て、乗換駅の**レンヌ(Rennes)**に到着しました。
このあと、さらにバスで1時間半揺られる予定。
「このキレイな駅で、絶対にトイレを済ませておかねば!」と鼻息荒くトイレを見つけるも、そこには無情なゲートが。
他のお客さんを観察していると、どうやらお金が必要な様子。
親切なフランス人の方が「1ユーロ必要だよ」と教えてくれました。
支払いはコインか、クレジットカードのタッチ決済のみ。
私の旧式クレジットカードの差し込みタイプは使用不可のため夫に借りる

ここで**1ユーロ × 4人 = 4ユーロ(日本円で約720円!)**の出費

日本のトイレがどこも無料でピカピカな環境に慣れすぎているせいで、分かっていても「高い…!」と感じてしまいます。
清掃は行き届いていて綺麗なのですが、「清潔さにお金を払う」フランスにいると日本のありがたみを身に染みて再発見しました。
■ カオスなバス停と、2階建てバスの絶景
トイレを済ませ、ネットで予習しておいたバス停へ。
すでに何人か並んでいたので、我が家も列の後ろに並びます。
しばらくすると、係の人が印刷済みの乗車券(QRコード)をチェック。
しかも、バスの先頭ではなく、バスの入口がある中ほどで始まる。
すると、並んでいた列は大きく崩れ、今までの順番は完全無視バスの中ほどに人が群がる


これが「世界の洗礼か!」
人混みに揉まれながら、紙のQRコードを見せ、「乗っていいよ」と言われ乗り込むと、ピカピカのキレイな観光バスでした
しかも2階建て!すでに2階の最前列に座ることはできませんでしたが、ここからの景色が本当に素晴らしい!
ノルマンディー地方ののどかな田舎町の並木道を、車窓から眺めているだけで全然飽きません。
ちなみに、普段は乗り物酔いしやすい子どもたちは、朝が早かったこともあって秒で爆睡していました(酔う前に寝てくれて大正解)。
バスはモンサンミッシェルまでノンストップ。
乗客も世界中からの観光客ばかりのようで、車内の治安を心配することなく、のんびり移動できました。
■ ついに到着!……で、どっちに行けばいいの?(対岸の罠)
バスに揺られること1時間半。
ついにモンサンミッシェル対岸に到着!
バスを降りると……
「……何もない。」
そこにあったのは、広大な景色と、
「モンサンミッシェルはこちら ➔ 」
「 ⬅ モンサンミッシェルはこちら」という、まさかの左右両方を指している案内看板。
どっちやねん!!!(笑)



周りの観光客たちも、見事に右と左の二手に分かれて歩き出します。
ここからは無料のシャトルバスがピストン輸送してくれているはずなのですが、乗り場がどちらか分かりません。
「よし、野生の勘だ!」と、とりあえず左へ進んでみることに。
すると、歩き進めるうちになぜかドンドン人がいなくなっていく。
あれ?
みんなどこ消えた??
引き返そうかと思ったものの、子どもが「戻りたくない!」と言うので、そのまま突き進むことにしました。
■ 満員のシャトルバスを横目に、大自然をウォーキング
しばらく歩くと、遠くの方に……見えました!
憧れのモンサンミッシェル!
どうやら私たちが選んだルートは、
シャトルバス乗り場ではなく、**「モンサンミッシェルまで自力で歩いていく徒歩コース」**だったようです。
後で分かったことですが、右がシャトルバスが来るインフォメーションセンターだった


娘:「歩きたい!お城が近づいてくる!」(超元気)
息子:「えー、疲れたーーー」(絶望)
横を通り過ぎていく無料シャトルバスは、どれもギューギューの超満員。
ガイドブックによると、ここから歩いて30〜40分ほど。
「ほら、地元の幼稚園児たちも遠足で歩いてるよ!がんばろ!」と息子をなだめすかし、励ましつつ歩くことに。
でも、これが結果的に大正解!
空気はのどかで気持ちよく、何度も家族で写真を撮りながら、一歩進むごとにモンサンミッシェルがだんだん大きく、大迫力になっていく様子を肌で感じることができました。
バスに乗っていたら味わえなかった、最高のプロローグです。
さあ、我が家の冒険はついにモンサンミッシェル島内へ!
次回、いよいよ修道院に潜入します!お楽しみに!



