ゴーリキマリンビレッジでご一緒した、
いとっちゃんから
写真が送られてきました 
メガネをかけていない男性が旦那様
初めてお会いするいとっちゃん。
お名前を何度かお見かけしていて
どうやらオモロイお人らしい・・・
とは想像していたのですけど。
実際にお会いしてみて。
サイコーに楽しかった 
初めて会ったとは思えないくらい、
なんか似たものを感じてたんですよね
笑いのツボというか
押さえどころというか。
と思っていたら
どことなく似てるような・・・うれしい奇遇 
いとっちゃんご夫妻とは
船では近くに座ることが多かったんですね。
客船勤務経験＋船舶免許＋神津島キャンプで
培った、偏愛マニアック萌えポイントを
語るわたしよりも
熱く聞き、さらに熱くかぶせて語る
いとっちゃん・・・
熱血女子ふたりをほほえましく見守る
いとっちゃんの旦那様・・・器の大きい人や
中でも、いちばん熱く語ったのか？
小型船舶免許2級テキストの
一番最初の章に
超重要項目として挙げられている、こちら。
出航しない勇気、
帰港する勇気を持つ
ということ。
これはですね、
船の大小を問わず
いちばん難しい船長判断 だと思っています。
例えば、大型客船で
世界一周クルーズの超目玉、
イースター島を目前に寄港しない
なんてことになったら
そりゃあもう、
大クレームは間違いないわけです。
モアイ見たさに
老後の貯金切り崩して
乗ってきたおばあちゃんや
会社辞めたＯＬさんも少なからずいますしねー
でも、船長としては
人命の危険に関わる場合
航海を安全に続行できないと判断した場合には
寄港するわけにはいかない。
わたしはチャータラーとして
乗船客のクレームを果てしなく聞き
行き場のない怒りを収めつつ
船長判断を擁護した立場でしたので
何度も何度も言いましたです
抜港はつらいよ
かたや小型船は
船長判断が乗組員の命運に直結
するんです。 ・・・ほんとうに。
船って車と違って
ミラーない
道路ない
信号ない
街灯ない
自賠責保険ない（任意保険のみ）
ですよね。
てことは、
事故 
船沈むかも 生命の危機
ガス欠 船沈むかも 生命の危機
な、状況なんですね、常に。
そこに加えて
気象条件
未熟な操船技術
土地勘というか、
その海の特徴がわかっているか
などなど
どれかひとつが欠けても
すぐ事故につながるわけです。
生半可な覚悟や準備で
海に出たとしても
自らを危険にさらしても
必ず誰かが助けに来てくれる
でも
誰かを理不尽に危険な目に
遭わせてはいけない。
ああ
わたしはひとりで海に出たらいけないな
って思いました。
ひとりでも海に出られるようになりたくて
船舶免許取ったのに
皮肉なものだな とかは思いませんでした。
着岸がどうしてもできないから
チャータラーで痛い目に遭ったからこそ
諦めがついたのかもしれません。
そういうわたしだからわかる
ゴーリキマリンレッジの船長さん方の
技術力の高さ
お笑い風にさらっと語っている
嵐の海に出ていくすさまじさ
みたいなことを
まるで自分の武勇伝のごとく（笑）
熱く語ってたわけです。
「むーさんのすごさが改めてわかったよ・・・」
と感銘を受けてくれていた
いとっちゃんご夫妻、
この画像
を加工してくれて・・・
こんなん作ってくれました
そう、乗らない勇気。
これがわたしができる、
唯一の船長判断なのです。
下手は下手なりに
生きていけばよろし。うむ。
（上手くなる気なし）
いとっちゃん&旦那様、
来年もまた一緒に
頼れる船長さんに乗っけてもらって
遊びましょうね～
船長さんズの色になれる気がしない…