深い意味で損得勘定をしよう「給与を上げよう!」【知る3】-3 | カーナベル理念ブログ

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カーナベル理念(考え)、方針を社内外へと伝えます

今回メッチャ長いです・・・

前回つづき 
逆に考え・・給与20万円の人がいたとしましょう。
その人が20万円以内の働きにとどめよう。 そうしないと損だと考えるとします。
まあ、そう考える人がいても普通かもしれません。ただその先を想像してください・・・

そんな彼にも昇給の時期がやってきました。 
社長「評価を見ると、パッとしないなぁ。シビアに経理的視点から昇給すべきではないな。」
さらに彼みたいな姿勢に影響され同じような仕事をする後輩も出てくる可能性が高いな。
と、この社長が気づいた時点では赤字の流れ、減収の流れができている事でしょう。
根本的にはそのような働きを続けさせている経営に問題があると言えます。結局経営の問題なのです。

ちなみに会社運営において一般的に給与20万円の人を雇うのにトータル経費はどれぐらいになると思いますか?
社会保険、環境(土地、建物、光熱費、備品)、福利厚生費、育成費、ミス処理費、人事管理費、採用費、経理費用、諸事務手続き費などなど。
会社の取組、規模にもよりますが、一般的には2倍から3倍です。2倍でも40万円程度必要となります。
これは運営努力で効率化したり、育成費のウェイトなどで上下してきます。
(ちなみにカーナベルでは長期ビジョンで将来を見据えているため、育成にはかなり力をいれています。)

この事を踏まえても20万円給与の人が20万円の仕事をしようと自分の視野だけで考えていると、
当然「なぜこんだけの昇給なんだ!?」と不満を募らせる事になり、やる気が無くなり悪循環へと陥ります。
このような働き手が増えれば、当然経営状態は悪化していき、昇給どころか会社の存続さえも危うくなります。
これは大企業だろうが、零細企業だろうが規模は違えど普遍的な事実です。
※最近の大きな倒産で言えばJALですね。
 京セラ会長稲盛さんが正当なる経営で復活させましたが 経営幹部のおじ様達を叱り続け経営哲学を語る日々だったそうです。

逆に前回の③のような働きをする人は仕事経験値も上がり続け、
5年もすれば50万、100万の価値ある仕事ができるようになる可能性が高いです。
同じ時間働いていても年収が大きく変わるのは、基本こういった道理がはたらいているからです。
いいなぁ~あの人は才能があって とかじゃなくて、今までの積み重ねが力になっているんです。
あなたは過去何年、何十年何、何を積み重ねてきましたか?
その積み重ねが現在の結果に表れているだけです。
あなたは不当に扱われているわけでもなければ、不運なわけでもないです。積み重ねの結果です。
「僕はたくさん努力したのに報われません!」という人もいますが、
たくさんの努力とは1年?2年ですか? それぐらいで報われるほど社会は甘くないですよ。 そして何より努力する方向が重要。
どんな目的(方向)で努力しましたか? 
例えば洋服屋さんの店員さん。「よぉ~し!今日もお客様にいい服をお勧めし売上あげるぞぉ!」
お客様を見るなり、ガンガン近づいていき話しかけます。「これなんかどうですか? これもいいですよ!」
一生懸命やっているけど何故だかお客様が遠のいていきます。さらに二度とこなくなります・・・(笑)
と客観的に見れば、努力の方向が間違えている事もわかるのですが実際に当の本人になると
見えなくなってしまうのです。
多くの人が客観的に見れば理解できるですが、実際やっている事はこのような事がとても多いのです。
そしてそんな経験を積みながら一生懸命、数年やって初めて努力の結果が出てくるのです。

次に会社の発展と自分の給与との因果関係をわかりやすく、時間をさかのぼってみていきたいと思います。
①【給与・賞与を多く得ました!】
それ以前にさかのぼる⇒
②【会社の「売上」収益増】 (理念成長増含)
さらにさかのぼる⇒
③【「売上」収益増につながる作業や取組実行】
さらにさかのぼる⇒
④【上記③実行につながる「知識・考え方・モチベなどの成長」試行錯誤】
です。

と①と②を見てわかるよう会社が収益増し続けない限り昇給し続ける事は数字的にできないのです。
僕 「僕は僕なりに一生懸命がんばったので、もっと昇給してくださいよ!!」
社長「うむ、がんばったなぁ。 しかし収益が出てなくてお金が無いんだよ・・」(笑)

さらにさかのぼると③で重要なのは、ただただ仕事していただけで収益が上がる仕事につながりました?
結果が出るような、考え方、知識、力、仕事量を持って取り組んだかが重要になります。
要は結果がでる質が問われるわけです。

と結果を出す取組実行をするためには④の試行錯誤しながら成長プロセスを経る必要がある。
当然、③につながる行動がすぐできるわけでなく、様々な試行錯誤や実行が繰り返され、
質の高い仕事とは?を学ぶ段階である。努力はすれど結果はでにくい成長段階である。

新卒1、2年目なんていうのは④の段階で教育育成に時間・エネルギーも大きく必要であり、
試行錯誤ばかりやるが上手くいかない悩み多い大変な時期なのかもしれない。
大変な割には給与に満足いかない時期であるでしょう。まあ世の常といえば常だが・・・
こういった知識がない新卒が1、2年で会社から弾けでて転職を繰り返し路頭に迷う理由がここにある。

※2015年の売上収益=(ファン創生や現在の運営システム)創業からの積み重ね基盤×2015年働いている作業、人の結果と言えます。
 そういう意味で、入社したての人でも大いに貢献しております。
 ただ発展貢献という意味ではこの段階④で力をつけていく必要があります。

そして3年目ぐらいから③が実行できるようになってくる。
その積み重ね貢献が4年目ぐらいに数値となって表れてくる。
ここで初めて会社発展に大きく貢献した事となり、昇進や昇給や賞与の幅が大きくなる段階だと言える。
これらはもちろん個人差は出ると思うが、概ねこの流れでしょう。

と考えると、発展貢献し会社を築いたものとして恩恵を受けるのでは自然の流れではないでしょうか?
年功序列の考えはこういった背景からきているのでしょう。(ただし発展貢献をしていく事が前提で)
私も貢献してきた社員を大切に一生やっていこうというスタイルで共感できる発想です。
そして1回だけでなく、この発展貢献を繰り返す循環経営が会社の永続発展を生み、
みなの収入を上げ豊かな生活、人生を築く事になります。
さらにそんな仕事ができるようになると、みな活き活きと良い仕事の仕方になっているものです。
仕事・生活、全般で充実していく事になるのではないでしょうか?

そして当社カーナベル(株)ごとになりますが、
2017年期目標の年商10億円(企業)基盤は、
2015年までに入社した人達が創り上げる事になると思います。
この結果が会社発展に1つ大きく貢献した証になるのではないでしょうか?
カーナベル社長が「ハッキリと会社創りに貢献してくれた」と認識できるのはこの段階です。

※3年後の小目標10億円企業は1つ目の布石ですが、
繰り返し1つの区切りとなる中目標の100億円企業まで今のメンバー全員で歩んでいきたいと考えております。
そしてそんな経済活動を利用し、我々会社の存在意義として成す理念は
活き生き能力開花、その仲間達が役割り全う連動し、そのエネルギーがお客様にとんでもない楽しみ、喜びを提供する。結果「売上、収益」の良反射を成し、個人、会社、お客様の循環発展を実現する。さらにこの循環活動が日本に多大なる幸せ進化を生み世界に波及する。【個人、会社、お客様の3方よし⇒世の中を加え4方良し】

です。
みんなの給与アップは会社発展、世の中への貢献へと繋がっていくのでした。
こうして日本は豊かになってきたのです。めでたしめでたし。