宇宙の帝王ゴアは新たに怪獣ダコーダを
地球に派遣
同時にミクロン人間による人類滅亡作戦も展開
ミクロン人間に憑依された人間によるテロが続発した
そんな中、ゴアの手下サルタンの手によって
ガムがゴアに拉致されてしまう
追い打ちをかけるようにゴア自らが
マモルたちを襲うが、これを撃退
ゴアに見えたのはなんと拉致されたムラカミ記者の妻
とも子だった
やっと母を取り戻したマモルに笑顔が戻るが
ガムを拉致されたモルは悲しみのズンドコだった
という夢を見たモル
「ガムがっ・・・・ガムがぁぁぁーーーーっ」
「どうしたんだモル?」
「ガムが・・・ガムがダコーダに・・・・」
「落ち着けモル、それはただの夢だ
不安な気持ちが生みだした幻覚だ」
「マグマ・・・・あなたはガムの事が心配じゃ
ないの!?」
「勿論心配さ・・・・しかしガムは強い子だ
ゴアにやられはしないさ」
「万が一ガムが殺されるような事があっても
私は涙は流さない!
よくやったと褒めてやるよ」
「マグマ・・・・・」
「モルよ・・・安心せい
ゴアもすぐにガムを殺すような事はしまい
殺すつもりなら凍らせてすぐ破壊すればいいことじゃ」
「じゃがおそらくきゃつは、ガムの体を徹底的に
調べ上げてお前たちの弱点を探っておるじゃろう」
「そんな・・・・」
「マグマよ、この戦いはお前たちにとって
今まで以上に厳しい戦いになるかもしれん」
「じゃが地球は間もなく正月じゃ
例えどんなに厳しい戦いになっても、人々に
平和な正月を迎えてもらうのがお前たちの
使命なんじゃ」
妻とも子が無事帰ってきたが、ムラカミ記者は
ニューヨークに出張する事になった
「リズさん、主人にちょっかい出したら殺しますわよ」
「ふふふっ、プレイガールに言われたくありませんわ」
「いやぁ、せっかくご家族揃ったのに
正月も一緒に迎えられないのは気の毒ですな」
「ねえパパ、コクサイすくらんぶるたいって所に
呼ばれて行くんだよね?」
「ああ、パパたちはゴアの事に詳しいからね
話を聞きたいそうだ」
「国際スクランブル隊の支部は日本にもあります
でもより多くの国の人にゴアの恐ろしさを
知ってもらう必要があるのよ」
「要するに国際スクランブル隊って、科特隊や
ウルトラ警備隊みたいなもんなんだね」
「おいおい、その名前はNGだぞマモル君
まあ言ってる事は大筋で合ってるけどね」
「ニューヨークのお土産も買ってきてやるよ
ハンバーガーとか・・・」
「腐ってしまいますわ・・・」
「おおっ、キダ君
ムラカミ君は行ったか
ところで君に仕事が入ったぞ」
「航空自衛隊がな、ダコーダを追跡するらしい
その偵察機に同乗させてくれるって言うんだ」
「自衛隊機に乗れるんですか
わかりました、すぐに向かいます」
「ねえキダさん、僕も乗せてもらえないかなぁ」
「えーっ、そんな事言われても・・・」
「マモルちゃんっ、キダさんはお仕事なのよ!
わがまま言っちゃいけません」
「はっはっはっは、残念だけど今回は諦めるんだね」
「ちえっ、ママの口うるさいの忘れてたよ・・・」
なんか緊張するキダさん(笑)
ちなみにこの当時の空自の主力機
F104のコクピットはこんな複座式ではない
「きっとダコーダが東京の空に侵入したんだ」
「イヤだわ・・・パパが出張した途端に
こんな、、、、」
自衛隊機、偵察が目的だったが
東京上空に侵入したとあっては迎撃しないと
立場がない
キダの乗ったF104もダコーダの
吸引気流に捕捉されてしまう
「ヤバかった・・・死ぬかと思ったよ。。。。」
「あの飛行機、空自にも欲しいなあ・・・」
「マグマ大使が助けてくれなかったら
命を落とすところだったよ・・・・」
「マモルちゃんが行かなくてよかったわ」
「私たちは、パトロール中に偶然見つけたのです
空の守りは、私たちに任せてください」
「ねえマグマ大使、ガムの行方はわかったの?」
「・・・・・・・・・・・」
「私たちの使命はガムを助ける事じゃない
地球の平和を守る事なんだよ、マモル君」
「あの・・・こんな事言ってはなんですけど
ガムの事はあなたたちにお任せしたいんです」
「わかりますわ・・・・同じ子を持つ親としては・・・
それになんかあなたとは他人じゃない気がして・・・」
「お願いします
こうなった原因の一環はあなたたちにもありますし・・・」
「よさないかモルっ」
「マグマっ、あなたはガムが助かって欲しいの
それとも死んで欲しいの」
「モル・・・・」
「前にも言ったはずだ
ガムも地球を守るロケット人間として生まれたのだ
地球を守って死んだのなら、私は
ガムを褒めてやると」
「そして、こう言ってやる
ガム、お前は立派だ!
お父さんとお母さんもすぐにお前の元へ
行くと・・・」
「私も・・・そんな事にはならないように願ってる」
マグマ大使の涙は角から出るようだ
「マグマ大使っ、ガム君は必ず僕たちが
探し出して見せます!」
「そうだ、オモチャ屋だっ」
「えっ・・・何の事だマモル君?」
「ガムへのプレゼント買ったオモチャ屋で
マグマ大使のフィギュアとすり替えられた・・・
きっとあのおじさんがゴアの手下に違いない」
「本当か、マモル君っ」
「よしっ、すぐにそのオモチャ屋を当たってみよう」
「うんっ」