世界中の電波と音波を吸収し世界を混乱
させた音波怪獣フレニックス
この怪獣にはさすがのアースも手の打ちようが
なかった
その隙にゴアは地球に人間モドキを送り込み
密かに人間と入れ替える人間モドキ作戦も進行していた
人間モドキ作戦に気付いたムラカミ親子は
人間モドキの拠点の病院を探り当てたが
さらわれた妻友子の居場所はわからない
ムラカミ記者はモルと共に人間モドキリズを
追跡するもそれに気付かれてしまう
そしてついに、さらわれた人間たちが
ルゴス2号によって焼却されようとしていた
「あっ、ママに化けてた怪物もいるぞ」
「やっぱのあのおじさんもグルだったんだね」
「ルゴス2号様、ムラカミとロケット人間モルに
正体がバレました
危うくやつらに捕まるところでしたよ」
「それでおめおめとここにやって来たのか・・・
失敗したものは死刑だ!」
「えっ、、、、そ・・・そんなっ」
逃げ出そうとする偽岡崎警部補
「お前たちもよく見ておけ
これが宇宙の掟というものだ!!
失敗したものは容赦なく処刑するっ」
「そこに隠れてるガキ共も同じだ
わざわざ道案内しやがって」
「ゲッ、バレてる、、、、」
一方ムラカミ記者とモルもピンチに立たされていた
「モル、なんとかならないのか!?」
「やつらの姿が見えないんじゃどうしようも
ありませんわ。。。」
『今からカウントを始めるわよ
10、9、8、7、6・・・・』
『5、4、3・・・・』
「こうなったらムラカミさん囮になってください
ムラカミさんを殺しに姿を現わしたところを
私が倒します」
「え・・・僕囮になんの・・・・・」
麻酔光線を浴びせられて動けなくなった
マモルとガム
「マ・・・マモル・・・光波銃を撃つんだ・・・・
お父さんを呼ぼう」
だがモルがそれに気付く
「子供達からの合図だわ!
ムラカミさん、早く走って!!」
「し・・・仕方ない」
「子供たちはここから5キロの地点にいます
先に行ってます」
「あ・・・ちょっと」
「お前の母親は私が化けたものだ
私は人間モドキではない
人間モドキはゴア様が作り出した下等生物
私は、ルゴス星の高等生物なのだ」
「我々と入れ替わった人間は別の世界に
送られるのだ
フォフフォフフォフフォフ」
「これから死ぬお前が知ったところで
どうにもならんだろ」
「なっ・・・なにをっっっっっ」
「下がっていろ!」
ルゴス2号、ボール爆弾で人間たちを
焼き殺そうとする
動けるようになったガムがルゴス2号に
灯油入りのポリタンクを投げる
「ちょっと、何するんだよ~
ママの居場所わかんなくなっちゃったじゃん。。。」
「えっ!?」
ルゴス2号、人間を焼却処分するつもりが
逆に焼却処分されてしまった・・・
あのバリアは物理攻撃は防げるが
熱には弱いらしい
「あの怪物がマモルのお母さんを隠しちゃったんだ
これでマモルのお母さんの居場所わかんなく
なっちゃったよ。。。。」
「そ・・・・そうなの?」
モルによって残りの人間モドキも全て処分され
さらわれた人間たちが意識を取り戻す
「おい、人間モドキの反応がみんな消えたぞ
どうしたって言うんだ」
『ゴア様、残念なお知らせです
ロケット人間モルとガムによって人間モドキは
全て始末されました』
「ルゴス2号はどうしたっ!?
人間にあいつを倒せるわけがないっ
ロケット人間であっても、マグマ以外にやつは
殺せんはずだっ」
「残念ですがルゴス2号も死亡した模様です・・・・
人間モドキ作戦は完全に失敗です」
「ふざけんなっ
そんなバカな事がっっっっ」
『しかしこれが現実です・・・・』
「もういいっ、こうなったらフレニックスで
無差別攻撃だっ
もう入れ替えなんて面倒な事はやめだ
全人類を抹殺してやるっっっ」
ついにブチギレするゴア
フレニックスの超音波乱射によって
地球に天変地異が発生し始めた
『突如発生した史上最大の超大型台風は
間もなく東京に上陸すると予想されます
佐藤首相は緊急閣僚会議を招集し
甚大な被害が予想される地域に・・・・』
「パパ、この台風はきっとゴアの仕業だよ・・・
どうすればいいの!?」
「人間モドキ作戦が失敗したんでゴアも
ヤケクソになったらしい・・・
俺たちじゃどうしようもないよ。。。。」
「この小箱はあの怪獣以上の電波と音波を
吸収する力を持っておる
ひとたびやつがこれに超音波を当てたら最後
やつの蓄えたエネルギー全てを吸い取れるはずじゃ」
「じゃが気を付けろよ
やつの超音波がお前を直撃すれば
お前と言えども完全に破壊されるかもしれん・・・」
「モル、お前も一緒に行って
マグマを手助けしなさい」
「はいっ」
「アース様ぁ、僕も行くよぉ」
「お前はいいっ!
足手まといになるだけじゃ」
『モルっ、小箱はお前が持ってなさい
私は囮になる、やつが超音波を撃ったら
この小箱でそれを吸いとるんだ』
マグマの思い通り、フレニックスは
マグマだけに超音波を向けて来たが・・・
「いかんフレニックスっ
超音波攻撃はやめて潜航しろ
このままではエネルギーが、、、、」
しかし一旦吸い取られたエネルギーは
自動的にどんどん小箱に吸収されていく
ゴアの円盤にもその衝撃波が
「どっ・・・・どうしたんだっ!?」
「どうやらエネルギーを吸収した小箱が
フレニックスの体内で誘爆したようです・・・・
もはやこれまでです。。。。」
「何だとーーーーーっ」