ゴアの策略によって、マグマ大使はエネルギーを
吸い取られバドラに敗れてしまった
しかしモルの活躍で原子力研究所だけは
死守される
だが、その帰りに村上記者とキダ記者が
ゴアに拉致されてしまう
同じ頃、ゴアの円盤に捕まっていたマモルとガムは
宇宙少女チクルの協力で円盤を脱出
ゴアはニセのキダを送り込み、マグマの基地
破壊を企てる
「ただいまー」
偽キダの時限爆弾付花束を持って基地に
戻って来たガム
「お帰りガム、そのお花は何?」
「キダさんって人からのお見舞いだよ」
「ふぅ・・・危ないところじゃったわい・・・
わしらも基地もぶっ飛ぶところじゃった」
『警察自衛隊の必死の捜索にもかかわらず
バドラの行方はつかめず、バドラにやられた
マグマ大使の消息も不明のままで・・・』
「マモル・・・ちょっと・・・」
「なんだよガム、お前もこっち来いよ」
「危なく僕らみんな死ぬとこだったんだぜ」
「でもあの花束キダさんのプレゼントだぜ
まさかキダさんが・・・・・」
「いや、きっとあのチンドン屋女の仕業だよ」
「チクルが・・・・?」
「あいつお父さんを食べたいとか変な事ばっかり
言ってやがったし、怪しさ爆発じゃん」
「いや、あの子は外の世界の事何にも
知らないから・・・」
「でもあいつゴアの円盤に住んでたんだろ
ゴアの手下でもおかしくないじゃないか!」
「そりゃそうだけど・・・・」
「だいたい証拠ないじゃないか」
「だからマモルは甘いのさ!
絶対犯人はチクルだよ」
「マモル君・・・バドラが現れたそうだよ・・・
なんとかしてくれ」
「な・・・なんとかしろって言われても・・・・」
「よーし、僕がやっつけてやるっ」
「待てよ、ガム!」
「・・・・・・・・」
「まだ話は終わってないぞ」
「離せよ、バドラを倒しに行くんだ」
「ガム、キダさんがこれを渡せって・・・」
「・・・・・・・・・」
「何だいそれ?」
「おまもりって言うらしいわ・・・・
食べ物じゃないのよ」
「チエッ、あいつ頑固なやつだな・・・
人間にもいるけどさ・・・そんなやつ」
「どうなさったんですか、アース様?」
「うむむむむ・・・・・」
「スピードならガムの方が上です
バドラはガムに追いつけませんよ」
「そんな事ではない・・・電波じゃ・・・・
ガムの体から妙な電波が出とる」
「電波?」
「おそらくこの基地の場所を探るため
何者かが仕掛けたのじゃ」
「ではもしガムがここに戻って来たら・・・」
「どうだね村上君
新しい君たちの部屋は
円盤の中と違って快適だろ」
「すでに何十カ所もこんな基地を作っている
間もなく地球は俺様のものだ」
「貴様っ、俺たちをいつまでこんな所に
閉じ込めている気だ!
さっさと解放しろっ」
「フフフッ、いずれ村上君のも作ってあげるよ
地球人類を全て入れ替えてやる」