打倒蜃気楼ボールに燃える花形
星一徹の協力もあり、ついに必殺の
ツバメ返し打法を完成させた
しかし肉体を極限にまで酷使するこの打法は
禁断の魔打法でもあった
飛雄馬との最後の対決に挑んだ花形は
ついに蜃気楼ボールをとらえ、ホームランを放つ
しかし直後に花形は倒れ、野球生命は
終わってしまった
「新たなる出発(たびだち)」
前回ズタボロで倒れて、野球界から去った花形が
いきなりピンピンして登場(笑)
花形に蜃気楼ボールは敗れたとはいえ
花形以外にはいまだ有効な蜃気楼ボール
そもそもいちいち野球生命を賭けなければ
打てない魔球だ・・・
左門をはじめ、花形以外には
どうしようもない本物の魔球となっていた
なんでも一徹親父はここのところ何回も
発作を起こして倒れる事があったらしく
この日も巨人戦見て白目をむいてたの
住民が発見して救急車呼んだらしい
一方巨人はマジック1で、最終戦の
カープ戦、そのマウンドには飛雄馬がいた
最後のバッターを蜃気楼ボールで
三振に打ち取り、実際にはなかった
巨人のリーグ優勝と飛雄馬の20勝が決まった(苦笑)
そして架空の長嶋監督の胴上げ
当時これ見てて「ええんかこんなん・・・」
と思っていた
まだ江川事件のほとぼりも冷めてない時
だったんで、今なら大炎上だな・・・
「世話をかけたな・・・伴」
「いや、ちょっと疲れがたまってたようですな
医者は心配ないと言ってました・・・」
「ふっ、お前は相変わらず嘘がヘタじゃな・・・
わしはあとどのくらい生きられる?」
「伴、明子と飛雄馬には知らせるな!
これはわしの最後の命令じゃ」
「なんだ伴?」
「へへへへっ、星よ・・・・わしを笑ってくれ
わしゃ約束も守れん情けない男
なんじゃ・・・ヒック」
「ついに会社クビですか?
まあいつかはこんな日来ると思ってましたけど
クビ祝いに巨人寿司で宴会でもしますか」
「うるせー丸目っ
妄想のリーグ優勝で浮かれとるお前に用はないっ
そもそもお前なんぞ原作にはおらんわ
とっととここから去れっ」
「チ・・・チェッ、わかりましたよ消えますよ!
バーカ」
「伴・・・お前酒飲んでるのか?」
「ああ・・・飲んじょるわ・・・・・
この番組も江川のせいで打ち切りだしのう」
「わけのわからん事言うな・・・何かあったのか?」
「・・・・親父っさん、スマン
わしは今から約束破りますっっっっ」
「星よ・・・親父っさんな・・・
もってあと数日の命らしい、、、、」
「星っ、これからすぐ親父っさんのとこに行こう!
こうなりゃ日本シリーズなど関係ないわっ
どーせ架空だし・・・・・」
「な・・・なんで?
お前親父っさんの死に目に会いたくないのか」
「そりゃ会いたいさ・・・俺たち親子が普通の
親子ならな・・・・」
「でも俺と父ちゃんは野球という宿命の元に
生きる親子なんだ・・・野球という言葉の前には
一切の私情は持ち込めないんだよ。。。」
「生まれた時からただ巨人の星を目指すために
育てられ、野球のためだけに生きて来た
俺たちだ」
「伴・・・父ちゃんに伝えてくれ・・・・
巨人が日本一になり、俺がMVPを獲得した時
その報告に行くとな・・・」
そして始まった架空の日本シリーズ
巨人は阪急相手にいきなり3連勝
もはやスタッフヤケクソである(笑)
ちなみに放送時の長嶋巨人は5位に低迷
江川の初登板で、再炎上してた頃だ
「お・・・親父っさんっ!
絶対安静な身なのに、病院脱走なんてっ」
『日本シリーズ第四戦、なんと今日も
先発は星ですっ!
4連投ですっっっっ』
『父ちゃん・・・見ててくれ
この試合が俺からのはなむけだよ・・・』
なんと初球は大リーグボール1号
先頭福本はキャッチャーフライ
「驚きました、星投手
かつて編み出した旧魔球をここで連発!
阪急打線手も足も出ませんっっっ」
巨人リードのまま試合は8回を終わって
飛雄馬は完全試合を続けていた
『星投手、圧巻のピッチングっ!
ここまでパーフェクトに抑えているうえ
三振は16個を奪っていますっ』
『あいつめ・・・・わしに見せるためだけに
投げとる・・・・』
「ううっ、ゴホッゴホッ」
「お・・・親父っさんっ、横になってください
今布団を敷きますっ」
「余計な事をするなっ!
飛雄馬の一世一代のピッチングを寝ながら
見るなどできんわっ」
ついに日本一まであと1球
日本シリーズ初の完全試合もあと1球となった
『やりましたっ、長嶋巨人初の日本一っ
星投手史上初の日本シリーズパーフェクト
達成ですっ』
「フッ」