巨人の星(栄光の星編)第147話 「伴の替りにきた投手」1-② | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

ONとの対決により、大リーグボール2号が打ち砕かれる
幻影による不安から脱した飛雄馬

 

そんな時、中日から黒松というピッチャーが移籍してきた

 

この男、伴との交換トレードでやって来たのだが
与えられた背番号が、伴のお古の119と聞いて憤慨する

 

一癖も二癖もありそうな黒松に飛雄馬も困惑するが
黒松は飛雄馬の闘争心を煽り立てるライバルとして
獲った事に気づいた飛雄馬は、それを受けて立つ決意をする

 

そしてキャンプ最終日、紅白戦が行われる事になったが
紅軍先発飛雄馬の発表に黒松は
「自分を白軍の先発に出してくれ」と直談判した

 


「ほう黒松、来たばかりで投げられるのか?」
「行けますっ!」

 


「いいだろう、では白軍の先発は黒松だビックリマーク

 


「ふふっニヤ
不敵に笑う黒松

 


『いきなりこいつと投げ合うのかよ・・・・汗

 


早速試合開始
まず先行白軍の先頭バッター土井さんがバッターボックスに

 


『黒松のやつ、俺がバックが良いから勝てるみたいな事
言ってやがったな・・・』

 


『ならそうでない事を証明してやるぜ
よく見ておけ黒松っメラメラ
内心ムカついていたのだった

 


それでも不敵な笑みを浮かべる黒松

 


カァーーーーーーーッ
初球から消える魔球だ

 


ヒュワンヒュワンヒュワンおばけ

 


初球から消える魔球に驚く土井さん

 


当然バットにボールは当たらず空振り

 


振った後土井さん飛雄馬にクレーム
「おいおい、消える魔球はなしだぜ、、、、滝汗

 


だが川上監督
構わん!
これは実戦と同じだ、どんな球でもアリだ」と告げる

 


土井さんは手も足も出ず三振
続く黒江さんも空振り三振

 


3番高田さんも手が出ず見逃しの三振

 


初回三者連続三振でドヤ顔でベンチに引き上げる飛雄馬

 


『ふん、あれが消える魔球か・・・・
あんなインチキ球に負けるかっプンプン

 


『さあ、どんなピッチングするのか
見せてもらいましょうかね、黒松さんニヤリ

 


紅軍の先頭バッターはなんと王さんだ

 


『世界のホームラン王かなんか知らんが
俺は元々アンチ巨人なんで、ヘコヘコしないぜ』

 


初球はインコースギリギリのストライク

 


これにちょっとムッとする王さん

 


『へへ、あんまりインコース意識すると当てますぜ
俺にとっては世界の王だろうが、玉だろうが
関係ねーしよ真顔

 


2球目はアウトコースと読んだ王さん
思い切って踏み込んでくるが

 


外から中へ落ちるカーブに空振り

 


『いいカーブ投げるじゃん・・・・汗
あれがあいつの得意球か』

 


3球目は意表を突いてインコースにストレート
王さんは見逃しの三振に倒れた

 


続くバッターはなんと長嶋さん
おいおい紅軍どんな打順だよ・・・・

 


初球は全力ストレート

 


長嶋さんこれに振り遅れて空振り

 


「良い球持ってるんですけどねえ・・・・
しかし黒松の場合、ちょっとピンチになると
急にやる気が萎える癖がねえ、、、、ぼけー
「うむ・・・・真顔

 


しかし結局長嶋さんも三振に打ち取る黒松

 


試合の結果は不明だが、黒松
この紅白戦では悪い癖も出ず好投したらしい
巨人の同僚からも「ナイス」と声をかけられる

 


「へへっ、王さん長嶋さんを打ち取れる自信はあったっス
まあ消える魔球なんてチートな球に頼るやつに
負ける気しませんからグラサン

 


『あの野郎っ、一度くらい王さん長嶋さんを打ち取った
くらいで良い気になりやがってむかっ
俺だって一度だけなら打ち取った事はあるんだ!
オープン戦で吠え面かくなよ節分

 


そしていよいよオープン戦が開幕

 


飛雄馬の消える魔球はパ・リーグにとっては脅威だった
まず黒い霧事件発覚の八百長疑惑で揺れる西鉄を血祭りに

 


パの王者阪急も抑えて連勝した

 


巨人ナインは近鉄との試合のために大阪に移動の
新幹線の車中に

 


2×2列の席だからグリーン車なのに、何故か席が
向き合ってる飛雄馬と黒松

 


「巨人の星と近鉄の星の勝負だってよ星君っ!」
バサッ

 


どうやら近鉄とのオープン戦は当時人気のルーキー
太田幸司さんが投げるらしい

 


「しっかしバカツキで連勝できて星さんは
良いご身分でいらっしゃる
そこへ行くと俺なんか全くツイてねーよ、、、、えー

 


「トレードで虚塵に来たのはいいけどよぉ、
ON打ち取ったのが気に入らなねーのか、あれ以来
俺にチャンス回ってこねーし、放ったらかしだぜ」

 


「おいおい監督批判はヤバイよ・・・・・あせる
それに君にもいずれチャンスはくるさ」

 


「ヘッ、どーだかねえ・・・俺虚塵生え抜きじゃねーしよ
使うとしても主力のポンコツピッチャーが全員
ぶっ壊れた時にやっと使ってもらえる絆創膏みたいなもんだよむかっ

 


「黒松っ、いい加減虚塵ってのやめろよ・・・・滝汗
お前ももう巨人軍の一員なんだぜ
それにそんな事言ってるとホントに干されるぞ、、、」
「もう干されてるよ!」

 


「ああ、そういや星君の消える魔球さぁ
もうすぐ死んじゃうんだってねえ
ニヒヒ

 


「何ッ、だ・・・誰がそんな事言ってるんだムカムカ

 


「誰がって、ただの俺の想像さ
だってそんな事にでもならなきゃ俺の出番なんて
こねーもんな」

 


「ギャハハハハハハハハハハッゲラゲラ

 


『こういうやつ以前にもいたよな・・・・・汗
速水とかいうやつ』

 


ついに黒松との同席に耐え切れずデッキに避難した飛雄馬
『あいつとことん人間腐ってやがるなぁ・・・・
えーと、黒松死ねっと・・・・』
コラコラ我らの新ちゃんに落書きすんなよ、、、

 


『しかしあいつどんな育ち方したらあんな
歪んだ性格になるんだろう、、、、えー?

 


「ありゃ、星じゃなきゃか?」
「か・・・金田さんっガーン

 


「こんなとこで何しとる」
「い・・・いや、べ・・・・・別にっあせる
フキフキ))))))バイバイ

 


「よう、ところでよぉ
お前んとこにえろう威勢の良いバカが入ってきよっただろ?」
「えっ?威勢の良いのって・・・」
(消えたかな・・・・しょんぼり)

 


「黒松と言うだぎゃ」
「くっ・・・黒松っ、金田さん知ってるんですかハッ

 


黒松がカネヤンの可愛い後輩と聞いて驚く飛雄馬
『うげっ、モーレツにヤバいぜ、、、、、ゲロー

 


「ははーん、お前嫌なやつだと思うとるなw
まあ実際バカなやつだぎゃ
あの性格のせいで甲子園出場もフイにしてしまいよった」

 


「こ・・・甲子園?
い・・・いつの大会です」
「おみゃーさんが出とった大会だぎゃ
あと1勝すりゃあ中京地区代表であいつも出場しとったぎゃ」

 


カネヤンの意外な言葉に驚く飛雄馬

巨人の星(栄光の星編)第147話 「伴の替りにきた投手」2-①
につづく