巨人の星(栄光の星編)第139話 「花形・左門の執念」②-2 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

消える魔球の秘密保持のため巨人は伴のトレードを拒否
したが、中日一徹コーチはまだ諦めていなかった

 

オズマの手紙から新外国人選手獲得に方向転換しようと
した中日球団に対し、一徹コーチは猛反発

 

3日以内に伴を獲得してみせると宣言した

 

その頃花形は六甲山中で雪玉を打つ特訓を開始

 

これこそが打倒消える魔球の第一段階だった

 

一徹コーチに頼まれてそれを偵察する新聞記者
この特訓内容を川上監督に知らせる事こそが
一徹コーチの狙いだったのだ

 


ガタゴロゴロガタゴロゴロトラック
突然山中に不気味な音が響く

 


「な・・・なんやこの音は!?」

 


「なんだなんだ」

 


現れたのは巨大な雪上車

 


「おいおい、バッティングマシンの化け物だよ・・・滝汗

どうやらこれは花形が用意させたものらしい

 


「なんやあのデカイマシンはあせる

 


「ふっふっふっふ、あれこそが打倒消える魔球の
第二段階ですよニヤリキラキラ

 


「これで消える魔球の最後は時間の問題となった!

 


雪上車で運ばれて来たこのマシンは、花形が金に飽かせて
作らせた特注のようだ
花形にこの財力がある限り、左門は到底太刀打ちできない
事を悟り、絶望しただろう

 


「こ・・・これから何が始まるんだあせる

 


ビシュンドンッ

打ち出されたのは雪玉ボール

 


しかも何故かこのマシンから放たれたボールは
ワンバウンド

 


パコーンドンッ

 


「花形はん、ボールみんなワンバウンドしとるけど
これでええんでっか?」

 


「いいんですっ!
次っ!

 


「早くっムカムカ

 


パコーンドンッ

 


「ワンバンする球を打って何が目的なんだ・・・・?
さっぱりわからん、、、、うーん

 


とは言いつつ、この特訓の様子をすぐに一徹コーチに連絡電話

 


「そうか、わかった!
そっちはもういい、次は左門だ」

 


「花形め、さすが天才じゃビックリマーク

 


「もはや完璧と言っていいっ合格
早く川上監督にこれを教えてやりたいわい
ぐわははははははっゲラゲラ

 


ザップーン波

 


ニョキッ

 


百目ろうそくに火をつける左門メラメラ

 


『太平洋の海風にも消えんこの百目ろうそくの火ば
バットで消せれば、消える魔球の秘密ば暴けるっ!!

 


っていうかこの練習ここでやる意味あるのか?
すでに海からの強風で消えそうだけど・・・・

 


「むんっうずまき
ビュン

 


ほとんどのろうそくは消えたが・・・・

 


最後の1本だけ消えず

 


どうやらこの練習開始して2日目らしい

 


「このろうそくの炎ば、全て消さんと
魔球の正体ば現れんですとばいっぼけー
この練習が成功しても、ただ消える魔球の正体を
暴くというだけなのね・・・・

 


「星くんっっっっっっっっ!

 


「でやぁぁぁぁぁぁぁぁっ炎

 


ズテッくるくる

 


「メガネメガネ・・・・・メガネ

 


ボヤーーーーーーン

 


「ううっ汗

 


ついにろうそくは全て消えた

 


「こいつはこいつでまたわけのわからん練習
してやがるなぁ・・・・アセアセ

 


今度は海に入りだす左門

 


「これからが第二段階ですたいっビックリマーク

 


「星くんっ、あんさんの消える魔球ば
風前の灯ですとばいっっっっ節分

 


ズザザザザザーーーーーッ波波波

 


「ほっ・・・・星君っっっっっっびっくりハッ

 


「ぬおおおおおおおっっっっっっ!
ザバザバザバあせるあせるあせる

 


ザップーーーーーーーンスライム波

 


「うぉりゃあああああああああっムキー
ザッパーーーーーーッ波ドンッ

 


波に向かってバットを振りまくる左門

 


「この波ば、わしのバットで全て止めて見せるですっ!!
いや、さすがにそれは無理っしょ、、、、汗

 


その報告を聞いた一徹コーチ耳

 


「ろうそくの火をバットスイングで消したかと思ったら
今度は海に入って波を消そうとしてるんですよ・・・
まあ迫力はすごかったですけどねニヤニヤあせる

 


「ふむ、花形には及ばんまでも左門もそこそこ
消える魔球の正体は見破りかけてるか・・・・ニヤリ

 


チン電話ハッ

 


「ここまでわかった以上悠長に待ってはおれんな・・・
早く伴を手に入れて、あいつらより先に消える魔球を
打倒せねば・・・・」

 


一方飛雄馬はまだ伴を鍛える練習を続けていた

 


カコーーーンドンッ

 


「いいじゃないか伴っ!!
だんだん良い当たりが増えてきたぞグッド!

 


「まだまだじゃーい
続けろ星ぃぃぃぃぃぃぃっ炎

 


『しかしあの父ちゃんが一度言いだした事を簡単に
諦めるとは思えない・・・・
汗
その通りだ

 


「どりゃああああああああ!

 


カコーーーーーーンドンッ

 


「はははっ、いいぞ伴っ拍手
その調子だ!!

 


『とにかくわしは、大リーグボール2号の秘密なしでも
巨人に置いてもらえるようにがんばらにゃいかんのだっプンプン

 


「ふはははははははっニヒヒ
突然出現する一徹親父の幻影

 


「とっ・・・・・父ちゃんっガーン

 


「飛雄馬よ、ご苦労な事じゃな!
わしのために伴を鍛えてくれて、例を言うぞニヤリ

 


「わしの手で伴は立派にお前の最大の敵に育ててやるわ!
自らデカイ墓穴を掘っておくといいわ
ガハハハハハハハ
ゲラゲラ

 


「ぼ・・・・墓穴だとっむかっ

 


「黙れ黙れ黙れ黙れ黙

れ黙れ黙れ黙れ
クソ親父ぃぃぃぃぃぃーーーーっ
ムカムカ

 


ガッシャーーーーーーーーンドンッ

 


「・・・・・・?
どうしたぁ~星ぃぃぃぃぃっ滝汗

 


「父ちゃん・・・・いや中日の星一徹っっっっっ!
ふざけた事言ってんじゃねーぞっっっっムカムカムカムカ

 


「星一徹だぁ~?
お前何を・・・・・あっガーンハッ

 


「いっ・・・・いかんっ、いつもの病気がっっっっあせる
星っ、それは幻じゃあ、妄想じゃぁぁぁぁぁぁぁ
相手にしてはいかーーーーーんえーん

 


『ぎゃっはっはっはっはっゲラゲラ
は~や~く~伴をこっちによ~こ~せ~ちゅー
伴~~~~こっちーおいでぇ~~~~~おいで


巨人の星(栄光の星編)第140話 「川上監督の決意」
につづく