巨人の星(栄光の星編)第137話 「消える魔球の手がかり」②-2 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

1970年(昭和45年)を迎え、いよい各球団がペナントレースに
向けて動き出した

 

そんな中花形はいまだに消える魔球の残り20%の謎が解けず
毎晩悪夢に苦しんでいた

 

そんな事とは知らない村山阪神新監督はテレビに出演し
花形の打倒消える魔球に大きな期待を寄せた

 

一方飛雄馬は、大リーグボール2号に自信はあるものの
花形左門の執念に不安を感じていた

 

そして新監督村山のもとを訪れた花形は、ついにそこで
消える魔球の全ての秘密を暴いてしまった

 


ここは左門の自宅アパート

 


「今年こそは花形君より先に消える魔球ば
打って見せますとばいっビックリマーク

 


「とは言っても、消える魔球の残り20%の秘密ば
わしはなーんも解けとらんばってん。。。。ショック

 


「フレーフレーあんちゃーん音譜
後ろで左門を応援する弟妹たち

 


「お・・・お前たちっ・・・・笑い泣き
家族そろってギスギスしてる星家とはえらい違いである

 


「はいあんちゃん、俺たちからのプレゼントたいプレゼント

 


「こ・・・これは破魔矢じゃなかと」

 


「豊作あんちゃんがほちとうちゅを打てるように
みんなでお年玉出し合って買ったばいっ」

 


「そ・・・そうか
みんなありがとうほっこり
ちなみに原作にもこのシーンはあるが、破魔矢は
登場しない

 


「豊作あんちゃん、去年はセ・リーグ打率14位じゃったけん
今年は星投手打ってベストテン入りして欲しいばい」
「よし頑張るたい炎

 


「がんがん打ってお金かちぇいで、でっかいおうちたてるばい家

 


「そいでもって、豊作あんちゃん美人のかわいいお嫁さん
もらうんじゃちゅー
俺たちもいいとこのおぼっちゃんおじょうちゃんと
呼ばれたいばいニヤリ
嫁さんの方は実現してしまうのだ

 


「左門さんちのお子様と呼ばれるために頑張ってくれよ
あんちゃん」
「お前ら・・・・・都合がよかけんねえニヤニヤ汗

 


「しかしわしは頑張るけん、お前たちも・・・・」

 


「タクシー乗り回してスパイとかするんじゃなかとよプンプン
「わあぃ、それは言いっ子なしたいっっっ、、、あせる

 


「とにかく、まずは消える魔球の打倒ばいっ!」

 


「あんちゃん、何か秘策ばあるたい?」
「・・・・・ない」

 


「さあさ、みんなこっち来んしゃい、おやつばい」

 


「お正月に余ったお餅を安倍川餅にしたけん」
「わぁいアベカワだいちゅきたい」

 


「こら、良いとこの子供ばそんな騒いだりせんたい
おとなしく食べるばい」

 


「あーぁ、こんだけしかないたい・・・・
なんでこんなに少ないんじゃ?」

 


「当たり前たい
あんたたちお正月に散々食べてたばってん、余りものは
少ないに決まってるばいキョロキョロ

 


「豊作あんちゃんは高校では秀才じゃったのに
その弟のあんたたちはホントにバカじゃねえ、、、右差しうずまき
指でクルクルパーをするチヨちゃん
弟妹たちには意外にキツイ事言うのだ

 


「スマンなチヨ・・・来年はもっと餅ば買えるように
頑張るばってんぼけー

 


「なーに言ってるんだあんちゃん
ちゃんと引き算すればお餅がどれだけ余るかなんて
わかってたはずばい!
それもできずガッカリする方がバカたいショボーン

 


「ひ・・・引き算っっっっ!?
ちゃんと計算すればっっっっっっ!」

この瞬間左門の頭にも神が降りてきた流れ星

 


「さあ、あんちゃんから先に・・・・」

 


「キャアアアアアアアアッ叫びハッ

 


「ブツブツブツブツ・・・・・節分
こりゃチヨもビビるわ、、、、汗

 


「あ・・・あんちゃんゴメンたい、、、、、
もう少ないなんて言わないから。。。。ゲッソリあせる

 


「見えてきた

ばいっっっっ!
消える魔球の残り20%の秘密ば・・・・・
炎炎炎

 


「なんでこげんこつ気づかなかったばい・・・・」

 


「消える魔球ば100として、土煙が80%
この80%を引いてしまえば、おのずと20%の秘密ば
見えてきたばってん!!

 


「魔送球が起こす土煙ば除去する方法は
わしの中では3つはありますたい、
そればやればボールは完全には消えないはず・・・・
つまり消える魔球ば打てるヒントはいくらでも
あるはずばいっ!!

 


「ふふふっ、まさか星も川上監督も花形が消える魔球の
全てを見破ったとは気づいておらんやろ
シーズン始まったらビビりよるで、ハハハハハニヒヒ
「・・・・・」

 


『確かにこれで僕の勝利は見えてきた・・・しかし』

 


『それは同時に明子さんが僕からまた一歩遠ざかると
いう事だ・・・・汗

 


『今度はただ打たれて悔しいだけでは終わるまい・・・
明子さんは僕を心底憎むかもしれないっっっえーん

 


『僕が大リーグボール2号を打ち砕くという事は
同時に・・・・伴豪傑と星君の仲を引き裂く事でもあるんだ・・・
勝負の世界とはいえ、明子さんには到底理解できまいぼけー

 


「しかしわしは弟妹のためにも打たなきゃならんたいっ!!

 


「僕も勝負のためには鬼にならなければならんっっっ!
大リーグボール2号は必ず・・・メラメラ

 


「打つっ!

 


「打ち崩して

やるっっっっ!!

 


『ふざけんなっムキー

 


バシッドンッ

 


『俺と伴の友情を守るためにも・・・・』

 


『絶対にこの魔球だけは打たせるわけにはいかないんだっ!!

 


『父ちゃんは伴を和製ベーブルースに育てると言ってたが・・・』

 


「ああっ!?」

 


『ふっふっふっふ、飛雄馬よニヤリ

 


『早く打たれて伴をこっちによこせおいで

 


『わしが立派に伴を和製ベーブルースに

育て上げ
立派にお前の最大の敵に育てあげてやるわい
ガッハッハッハッハゲラゲラ

 


「なっ・・・・何ぃむかっ

 


『お前と一緒におっても伴は安全無害なただの休火山じゃ
わしはそれを大噴火させて見せると言うとるのじゃニヒヒ

 


『甘ちゃんのお前のもとで

燻っとる哀れな伴を
お前から救ってやりたいから

のう・・・ニヤ

 


『ガハハハハハ

ハハハハハハ
早く伴をよーこーせーパー

 


『早くうーたーれーろー
ひゅーーーーーまぁぁぁぁーーー

グワッハッハッハ爆  笑

 


「黙れ黙れ黙れっっっっクソ親父ぃぃぃぃぃムカムカ

 


「あんたでなくとも俺が伴を育ててやるっっっっ!
和製ベーブルースにでも和製レジー・ジャクソンにもっムキーッ

 


バコンドンッ

 


バコンドンッ

 


「とにかくあんたにだけは伴は渡さんっっっっ!

 


「大リーグボール2号っ、打てるもんなら

打ってみろっっっ!

巨人の星(栄光の星編)第138話 「しごかれる伴宙太」
につづく