ついに迎えた花形と飛雄馬の直接対決
消える魔球の正体が縦変化の魔送球だと推理した花形は
自信満々で打席に入った
だが初球は花形の推理どおりの縦変化の魔送球
続いて消える魔球を投げ、花形の推理を嘲笑う
これに怒り狂った花形は飛雄馬を卑怯者と罵る
だが左門からの電話で、飛雄馬は決して虚勢やハッタリを
言っていたわけではないと思い知る
この瞬間、花形の完全敗北が確定した
阪神は代打遠井吾郎が内容は不明だが二死から
二塁打を打ったらしい
V5を達成
甲子園で胴上げ
『花形のやつ、あれだけ吼えながら結局1打席で
引っ込んじゃったな・・・・』
何故か胴上げの輪に加わらない胴上げ投手の飛雄馬
まあこの頃の巨人はリーグ優勝は当たり前だったからね
リーグ制覇の胴上げなんか恒例行事だったのかもしれない
『勝ったぜねーちゃん
花形のバカの鼻をへし折ってやった
なんか俺の完全勝利な気がするぜ』
『これで花形のバカも野球から身を引いて
親父の会社継いで、ねーちゃんと結婚すれば
サイコーなんだが・・・・』
この時、飛雄馬の胴上げも始まった
それを虚ろな目で見つめる花形
この時の阪急は、ホームラン数では巨人を上回って
いたが、手も足も出ず
前年は打倒大リーグボール1号の秘密兵器に怯えた
川上巨人だが、この年はそんなものもいなく
余裕の川上監督
「牧場センセ、星投手とマブダチらしいでんな」
この頃牧場は新人ながら連載を持つ漫画家になっていた
「マブダチなんてもんじゃないですよ・・・・・」
まあこいつのせいで飛雄馬は高校中退に追い込まれたからね
「会社勤めをしながら漫画家を目指そうなんて甘い考えを
星君は吹っ飛ばしてくれた・・・・
あれがなければ僕は今漫画家にはなってなかったよ」
こいつも飛雄馬の暑苦しい生き方の犠牲者なのかもしれない
最後のバッターも消える魔球で片づけ
川上巨人5年連続日本一を達成
いまやソフトバンクがこんな気分なんだろうな・・・・
飛雄馬はこのシリーズ2勝したらしい
伴は選手ではなく、ただのファン扱いされてる
花形もこの中継を見ていた
普通ならあんな惨めな負け方を味あわされたライバルの
栄光のシーンなんて見たくもないんだろうが
さすが花形、実は良いやつなのである
『僕にあんな屈辱感を教えてくれた星君・・・・・
許さんっっっっっ』
・・・・そんな良いやつでもなかったわ(苦笑)
『おめでとう飛雄馬、あなたの活躍は
いつもガソリンスタンドで見守っていたわ』
『あんたがテレビで呼びかけてくれたのも見てたわ
・・・・・おかげであのガソリンスタンドに
いられなくなったけど・・・・』
「みんなが青春をっっっっっっ」
ちょっとよくわけわからんけど、実はこのシーン
好きなんです
そして相変わらずモーレツな怪気炎を
高射砲のごとくぶちかますこの親父、、、、
勝った者にも負けた者にも次がある限りは
戦い続けろ的な事を言うのだが
このオヤジ、そんな中でしか生きられないのか、、、
しかも他人を思いっきり自分の勢力圏内に誘い込むし
あるのみっ」