ついに完成した大リーグボール2号、消える魔球
それをテストした川上監督は、手も足も出ず
三球三振に打ち取られ、飛雄馬はその場で一軍復帰
だが姉明子がその消える魔球の存在を、一徹オズマコンビに
つい漏らしてしまう
そして迎えた中日戦
相変わらず見えないスイングで猛威を振るうオズマは
先発城之内を血祭りにあげ
いよいよ飛雄馬が登板した
消えるのはわかっていたが、受けるのは初めての森捕手
これを捕り損ねてしまう
「き・・・消えた・・・・本当に消えたぞい・・・」
それまで包帯で目隠しをしていた伴も
消える所を見るのは初めてらしい
「今の球・・・・ちょっとコースはわからなかった
ですけど、ストライクなんでしょうか・・・・?
捕手の森が捕れませんでしたが・・・」
「い・・・いや、なんかボールが消えた気がしましたが
すんません、ちゃんと見てなかったです、、、
解説者として恥ずかしいですわ。。。」
「い・・・今のがわしの見間違いでなければ・・・・
本当に・・・・本当にっ!」
お礼を
たっぷりしてやるぜ』
「お・・・おいキャッチャー・・・・・
ちょっとそのボール見せなさい!」
「あ・・・青田さん・・・・今のもなんか
コース見えなかったですが・・・・」
「いや、面目ない・・・・歳ですかな・・・・
今のも見てなかったです、、、、ハイ」
「いや、変な話ですが私の目にはボールが一瞬
消えたように・・・・・」
「や・・・やめろよ・・・それ言ったら
キ○○イ病院に入れられそうな気がする、、、、」
「ボ・・・・ボールが・・・・・ボールが消えとる・・・
ボールが消えとるぅぅぅぅぅぅぅぅ」
叫びながらベンチに戻る江藤
星のやつは
消える魔球投げとるっっっっっっっ」
巨人の星(不死鳥編)第128話 「必殺の大リーグボール二号」②-2
につづく