つづき
『い・・・・行くしかないっ・・・・』
ランナーいるのにワインドアップw
「おっ、大リーグボールかぁーひゃっはっはっは
待ってたぜー大暴投をよぉ」
『しまった、ヤジで集中力が乱れたっっっっ
球の抑えも効いてないっっっっ』
ギューーーーーーン
『ダメだっ、今からじゃあ避けきれんっっっ』
「ごめんなさいっごめんなさいっ
もういいませんっいいませんからぁぁぁぁ」
「星ぃぃぃ、何をボケーっとしちょるっ
ボ・・・ボールをっっっ、ええいっ!」
伴慌ててボールを拾いサードへ送球
「がはははははっ、やったぞい
トリプルプレーじゃあああああああ」
「星ぃーーーーーーーーーーーっ
星ぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーっ」
「やつらに大リーグボールの威力を見せつけて
やったのぅ星ぃぃぃぃぃぃっ」
「こ・・・こりゃエライこっちゃーーーーっ
大リーグボール復活したぞっ!
こうしちゃおれんっっっっ」
「星よ、ようやく長いトンネルを抜けたんじゃあ
どうしたぁ、もっと喜べよぉぉぉぉ
嬉しい時には腹の底から喜ぶもんじゃ」
「え~っ、暴投がマグレで当たっただけなんスか、、、」
「チッ、せっかくの大ニュースだと思ったのに。。。」
「いや・・・マウンドに上がった以上、交代を付けられる
までは投げるつもりさ・・・・
どんなに炎上しようとも、どんなに罵声浴びても。。。」
「きっ、貴様ぁ
また前みたいにやる気なくしたとか言うんじゃあるまいな」
「うぐっ。。。苦しいよ伴、、、、」
「こうなったら俺はこの試合、意地でも大リーグボールを
投げてやるっっっっ」
「死球の山を築こうが、乱闘になろうが
アトムズの選手2,3人がホトケになろうがこの際かまわんっ
ムショ行きも覚悟のうえだ!
退場になるまで何度でも投げてやるっっっ」
ボォォォォォォォォォ
もはや完全に開き直った飛雄馬だった
巨人の星(不死鳥編)第113話「大リーグボール復活」
につづく