美奈の死から立ち直った飛雄馬は、早く復帰しようと
がむしゃらに投げ込みを開始
それを見た中尾二軍監督から呼び出され、焦っても
肩を壊すだけだと忠告される
だが飛雄馬はあえて中尾二軍監督に千本投球の
許可を求める
そしてその翌日、ついに千球を投げ抜く
しかもその特訓は1日だけではなく毎日続けると
言うのであった
というわけで、今回は巨人の星不死鳥編
第111話、「命がけのキャッチ」という回です
これは多分原作にはないエピソードで、珍しく
伴が単独で一軍の試合に出場します
「ヤベ・・・ちょっと早く気過ぎたか
始発に乗って来たからな」
前日の千本投球であれほどフラフラだったのに
タフなやつである
「ウガガガガ・・・星ぃぃぃぃ、あと1球じゃあ」
「え・・・何?」
「グガガガガ・・・やったぞい!
これで千球じゃあああああああああムニャムニャ」
「ん?何しちょるんだ・・・・手相でも見とるのか」
「伴・・・・スマン、、、、」
「な・・・なんじゃあ・・・いきなり」
「その左手だよ・・・俺の千本投球に付き合った
ばっかりに。。。。」
「ピッチャーがいちいちキャッチャーの掌の事を
心配しちょってどうする?」
「ぬははははは、ちょっとやり過ぎたかのう」
「・・・・・・・」
「あいつら今日も千本投球やるつもりだぜ・・・・」
「ガチでキ○ガイだな」
「な・・・中尾監督」
「さっき川上監督から電話が入ってな
お前明日の阪神戦は一軍のベンチに入れ!」
「森がコンディション不良でな・・・・」
「いや・・・しかし・・・・」
「何がめでたいもんか
わしは自ら志願して二軍でお前の相手をすると決めたのに
わしがいなくなったらせっかく燃えてきたお前が
またおかしくなるんじゃないかと心配じゃ!」
「いや、別に・・・ただ俺もそこまで気を遣ってもらわ
なきゃならんとはな・・・・
今の俺はそこまで腑抜けじゃないよ」
「・・・いらん!それこそ余計なお世話じゃい
まだあと20球残っとるぞ」
「わしを誰だと思っちょるっ
お前の球を20球受けるくらいどうって事はないわい」
「わしは天下の伴宙太様よっ
さあ、続きをやるぞい
もうすぐ日が暮れるし、しばらくはお前に付き合って
やれんかもしれんからな!」
『もしあいつが試合でヘマをやらかしたら
それは俺のせいだ、、、、』
そしてやってきました後楽園球場
なんとこれが巨人阪神の1回戦らしい
阪神の先発は江夏、一方巨人は高橋一三の先発
そしてスタメン捕手は勿論伴だ
しかしスタメン捕手が伴と聞いて花形の顔色が変わる
『ま・・・まさか星君も投げるのか・・・・』
実況席には森捕手の情報は入っていないらしく
解説者も「もしかして高橋一三の後に星が投げるから
伴をスタメンで起用したのでは?」と勘ぐるが・・・
『いや、それはないですよ
だって星は一軍登録さえされてませんから』と
あっさり否定される
『星はまだ多摩川で球拾いやってるはずですよ』
「なんだ・・・星君はまだそんな事やってるのか。。。」
どうやら森捕手の故障で伴が急遽マスクを被ってる
らしいと知りガッカリする花形