巨人の星(不死鳥編)第105話「オズマの執念②-2」 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

美奈の死と大リーグボール投球不能に陥りいまや
球拾いにまで堕落した飛雄馬

 

だがそんな事はお構いなしに、父一徹は中日コーチ
就任のためにオズマ獲得を中日に催促する

 

一方飛雄馬復活の望みを一徹に賭けた伴だが
軽く拒否されたうえ、一徹の中日コーチ就任とオズマ
獲得の野望を聞かされ茫然として出て行く

 

一徹は飛雄馬を再び谷底に突き落とし、自力で
這い上がる事を期待しての最後の親心だったのだが
勿論そんな事は伴には伝わらなかった

 

その頃海の向こうのカージナルスでも、オズマは
日本行を巡って球団と揉めていた

 


オズマの反発に激怒するカージナルスのオーナー
だったが・・・

 


「オイ、チュウニチ球団ノ方ヲ、オ通シシロ」

 


「中日球団だと!?
ヒューマ・ホシの巨人軍の敵チームじゃないか!」

 


「ボス、俺を日本にやってくれるのかニヤニヤ

 


ガチャ
「どーもー、中日ドラゴンズでーす音譜

 


「コレガおずまノ契約書デス」

 


「ええっ、譲っていただけるんですかニヒヒ

 


「シカタアリマセーン・・・・・汗

 


「サンキューボスっ!
伊達にハゲてなかったんだな」

 


「ウルサイ!はげハヨケイダ
ソンナ事ヨリ、契約ハ1年ダケダカラナ
1年経ッタラ戻ッテ来テモラウゾ」

 


「構わんっ!
1年あればヒューマ・ホシを叩きのめすには
十分な時間だOK

 


「ヒ・・・ヒューマ・ホシ・・・って巨人の星の事か・・・汗
その瞬間中日スカウトの顔色が曇る

 


「見ているがいい、ヒューマ・ホシが二度と野球できん
までに叩きのめしてやるぜ!
それがかなった後は日本になんぞ何の興味もない」

やる気満々のオズマだが・・・

 


「お・・・おい、なんかヤバくね?」
「シッ、黙ってろ!」

 


「もし星がすでにぶっ壊れて二軍で球拾いやってるなんて
オズマが知ったら全てぶち壊しだからな、、、」

 


ブゥゥゥゥゥゥーーーン車

 


オズマ獲得の報告を早速一徹に知らせに来た
中日関係者

 


「承知いたしました!
約束通り星一徹、正式に中日コーチを引き受けましょう」

 


「いやいや、本当にありがとうございます
水原監督もきっと喜ぶことでしょうニヤニヤ

 


「鬼の星一徹と怪物オズマ、まさに鬼に金棒
これで打倒巨人も夢ではなくなりましたわい」

 


「ただ・・・オズマの来日の理由はおたくの息子さんに
勝つという理由らしいですが・・・今の星投手の
ありさまを知ったら・・・そこが気がかりではありますが滝汗

 


「何が気がかりなんですかな?
私の目的も打倒星飛雄馬ですが・・・・」

 


「・・・打倒星投手って実の息子さんですよね?」

 


「あいつとはもう親子の縁を

切りました
今は単なる中日の敵ですわい」

 


「いや、ハハハハ・・・それなら申し上げますが
星はもうダメでしょう・・・
なんか二軍で球拾いやってるらしいですしグラサン

 


「とりあえず星さんには、オズマを我が中日に引き留める
説得をですな・・・ハハハ
それで新たな目標として、打倒江夏や打倒堀内を・・・」

 


ググッグー

 


「だまれぃぃぃぃぃーーーーーーーっムキー

 


ドンッドンッ

 


「うへっ!?」

 


「お前ら・・・星飛雄馬という男を甘く見るなっ!
今は球拾いをやっとるかもしれんが、やつは必ず
蘇るっっっ
ムキー

 


「いずれ間違いなく、やつは我が中日ドラゴンズにとって
最大の脅威になるはずですわい!」

 


「したがってオズマ来日次第、すぐに打倒大リーグボールの
猛特訓をはじめます!」

 


「それがわしの中日コーチとしての使命と思っております炎

 


「い・・・いやしかしもはや使い物にならない
大リーグボール打倒は意味がないのでは・・・・汗
水原監督もそんなためにあなたを招聘したのではない
でしょうし。。。。」

 


知らんっっっ!
とにかくわしの目的は打倒星飛雄馬、打倒大リーグボール
だけじゃ!!
責任は取るっ、お前らの口出しなど無用じゃっっっムカムカ

 


「は・・・はあ・・・滝汗
『こりゃエライ事になったぞ、、、、あせる

 


一徹の中日コーチ就任はすぐにニュースになった

 


ご丁寧に目的は大リーグボール打倒のみという
事まで報道される

 


その記事を見た飛雄馬は大爆笑
「ハッハッハッハッハ、あの親父バカじゃないのかニヒヒ

 


「ほ・・・星ぃぃぃ、よく笑ってられるな・・・あせる

 


「だって傑作じゃないか
この球拾いのクズ野郎を打倒してどうしようってんだ
大リーグボールなんてのももう投げ方忘れ
ちまったしよ!」

 


「もう巨人の星なんてどうでもよくなったわ!
オズマもあのクソ親父に騙されて可愛そうにな
ゲラゲラ
「ほ・・・星ぃぃぃ、お前、、、、アセアセ

 


「おい球拾いっ!
その球取ってくれ」
「はーい音譜

 


『うぬぬぬぬ、わしが一番恐れていた反応じゃわい。。。叫び

 


『やはりもうどうしようもないのか、、、』

 


『いや、しかし星はまだ一応多摩川には来よる・・・
その間に親父さんとオズマがなんとか起爆剤に
なってくれれば・・・』

 


「星ぃぃぃぃぃぃぃぃっ
わしの力を貸してやるっっっ、早く立ち直ってくれーーー
星よぉぉぉぉぉっ!」

 


キィィィィィーーーン飛行機

 


しかし何も知らないオズマがついに来日

 


『ヒューマ・ホシっ!
必ず殺すっっっっっ炎

もう死んでんだけどね・・・・

 


「♪街の明かりがとてもキレイねヨコハマっとくらぁw」

 


「ありゃ、開けっ放し・・・・
星のおっさんいねーのかな・・・・」

 


「星のおっさーん、不用心だぞーーー」

 


「うっひゃーーーーーーーっ!
ば・・・ばばば・・・ばけっ・・・化け物っっっっガーン

 


ズズズズーーーン

 


「ついに時は来たっメラメラ

 


「飛雄馬よ、絶望のズンドコとやらで休んでおるようだが
いつまでもそんなところで休ませてはやらんぞっっ
必ず戦いの場に引きずり出してやるわムキーッ

 


「親が死ぬか子が死ぬか、お前に生きる道はこの2つしかない!
やる気がないなら容赦なくその首を叩き斬ってやるっっっ
生きたければこの父の首を取れ」

 


「星飛雄馬っ、覚悟しておれっっっっ!
メラメラメラ炎

巨人の星(不死鳥編)第106話「鬼コーチ一徹の誕生」
につづく