巨人の星(不死鳥編)第105話「オズマの執念①-2」 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

美奈も大リーグボールも失い、途方に暮れる飛雄馬は
もはや抜け殻同然になっていた

 

姉明子はなんとか飛雄馬を救ってくれと父一徹に懇願
するが、一徹は冷たく跳ね除け明子を追い返す

 

球拾いにまで身を落し、二軍選手からもバカに
される飛雄馬に伴は心を痛める

 

そんな伴に、飛雄馬は野球を辞めてくれと言いだすが
伴はそのかわりに自分の言う事を聞いてくれと
だけ言うのだが・・・・

 


ここは中日球団事務所
チャリリリリーーーーーン電話

 


『はい、中日球団事務所ですが』
「もしもし、星です!
オズマの獲得の件どうなりましたかな?」

 


「あ・・・・ああ星さんっ・・・・いや
うちも頑張ってはいるんですが、カージナルスが
メチャメチャな金額を要求してきて参っとるんですわあせる

 


「うむ・・・さすがに向こうも簡単にはオズマは
出したくないという事ですな」
『はあ・・・・ぼけー

 


『で、オズマ本人は中日が獲得に動いとる事を
知っておるんですかな?』
「い・・・いえ知らないと思います
カージナルスも本人には知らせんで、水面下で話を
したいという事で・・・」

 


「ふっ、紳士協定というやつですか・・・・ニヤリ
しかしそんなもんは無視して本人に知らせてくださいビックリマーク
『え・・・ええっ、しかし滝汗

 


「オズマは日本に来たいと思ってるに違いない
やつにとってカージナルスなど単なる

人身売買業者だ!
信頼関係など微塵もないでしょうからな」

 


「な・・・なるほど
外がダメなら内側から叩けというわけですな」

 


「し・・・しかし、どっちにしろ交渉の窓口は
カージナルスです、高い契約金をそれでまけてくれる
とは思えませんが、、、、汗

 


契約金など関係ないっ!
わしの言う通りにすればいいのです!!
とにかく何としてでもオズマを獲得するんだ
わしがコーチに就任する条件は必ず守っていただこうムキー

 


「は・・・はぁ・・・なんとかやってみます、、、、」

 


チンドンッ

 


『ふっふっふっふ、わしの考えに狂いがなければ
オズマは必ず望みどおりに動くはずだニヒヒ

 


ガラッ

 


「まだおったのか・・・」

 


5時間も粘りおって・・・・迷惑じゃ
とっとと帰れ」

 


「帰りませんっ!
親父さんが星の再起に力を貸すと言うまでは
何時間でも粘りますぞムキー

 


「ふん、腹が減ってもチキンラーメンは
喰わせてやらんからな!」

 


「いりませんっ!
星のためなら、わしはここを一歩も動かぬ覚悟ですっ!!」

 


「親父さんっっっ、星は本当に野球を辞めるかも
しれんのです、、、やつを立ち直らせられるのは
もはや親父さんしかおらんのですっっっえーん

 


「伴宙太、一生のお願いですっっっ!
なんとか力を・・・・!

 


「くどいっっっ!
明子といい貴様といい、なんて迷惑なやつらなんじゃムカムカ

 


「迷惑結構!
親父さんがうんと言うまで、ずっと迷惑かけまくり
ますからなムキー

 


「ほほう、よく言った!
ならばこっちも遠慮なしに叩きだせるわけだ・・・」

 


カチャ
なんで木刀をそんなとこに・・・・あせる

 


「帰れっ、この宿敵がぁぁぁぁぁっ!
虚カスのユニなど見たくもないのじゃーーーーーっ
ムカムカ

 


「宿敵・・・虚カスぅぅぅ・・・まるで他球団の
応援団みたいな事を・・・・滝汗

 


「その通りっ!
わしはもうじき中日ドラゴンズのコーチじゃ
讀賣は憎っくき敵じゃああああああっムキーッ

 


「わかったらとっとと帰れっムキー

 


「あ・・・アンタ本気で言うちょるのか、、、、汗

 


「ま・・・まさかホントに中日のコーチに・・・びっくりあせる

 


「本気も本気よ!
怪物オズマを従えて、宿敵讀賣を叩きのめして
やるのじゃ炎

 


「オ・・・・オズマっっっっ!?
星をあんなにした張本人じゃないですかぁぁぁガーン

 


「星飛雄馬?
ふはははは、あんな球拾いの事などどうでもいいのだニヤリ
わしのやるべき事は、宿敵讀賣を倒し
我が中日の天下を築く事じゃからな!

 


「うぬぬぬぬぬぬっっっっムカムカムカムカ

 


「自分の息子を球拾いじゃと・・・・・・汗
その言葉だけは許せん

っっっっっムキーッ

 


「謝れ一徹っっっっっっ!!
あやまれ~~~!!

 


やかましいわっっっっっっっっっ!
実際球拾いしとるやつに球拾いと言って何が悪いっむかっ
ガタガタ言わんととっとと帰れゴミがぁぁぁぁムキーッ

 


「チクショーーーーーーっ、お前はホンモノの
キ○○イじゃーーーーーーーーーっムキー
もう頼まんっっっ、このキ○○イ親父めーーーーっムカムカ

 


「星一徹の

バカヤローーーーーーッムキーッ

 


「・・・・・・・・・・」

 


「ふっ・・・キ○○イ親父か・・・・・」

 


「母さん・・・・お前もわしをキ○○イと思うか?」

 


「獅子は我が子を谷底に落とすという・・・・
わしはすでに今までも飛雄馬を谷底に落し続けたがの」

 


「もしかして、今度ばかりは本当に飛雄馬は這い上がって
来れんかもしれん、、、」

 


「すでに傷ついてボロボロのあいつを更に谷底に
叩き落とす・・・わしとしても辛い。。。。」

 


コロン・・・・
「あのバカはガチで自殺するかもしれん・・・」

 


「もしもそうなった時は・・・・わしを許してくれよ・・・
母さん・・・・」

 


「今のわしには・・・・今のわしには
こうするしかないのじゃえーん

 


「あのバカが再び立ち上がるか、このままダメになって
死ぬか・・・これは一世一代の賭けなのだ!!

 


「それが今のわしにできるただ一つの事・・・・」

 


「どりゃああああああああああああっムキー

 


ブスッドンッ

 


「オズマよ、来いっっっ!
お前の望みをかなえてやるぞ
お前が心底倒したい相手、飛雄馬を思う存分
叩きのめさせてやる
!

 


「オズマ!
星飛雄馬を殺しに

こいっ!!
そしてやつの血を、思う存分すするが

よいっっっ炎炎炎

巨人の星(不死鳥編)第105話「オズマの執念②-1」
につづく