巨人の星(雄飛編)第100話「炎の青春①-2」 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

契約保留のまま宮崎キャンプに参加、頑なに年俸10割
アップを固辞していた飛雄馬だったが、看護師見習いの
日高美奈との出会いであっさり契約更改
練習にも熱が入り、周りを驚かせた

 

飛雄馬は練習後、毎日美奈の働く診療所に出向き
美奈と密会を重ねていた

 

美奈に誘われ、お気に入りの場所に案内された時
ついに飛雄馬は美奈に告白
「俺にもあの雲のように語りかけてほしい・・・」

 

だが美奈はそれには何も答えなかった

 


「い・・・・痛いびっくり

 


飛雄馬、美奈の手を強く握り締めすぎた

 


「あ・・・・ゴ・・・ゴメンっ!つい力が・・・ガーン

 


「もうすぐ日が暮れるわ・・・・そろそろ帰りましょうか?」
「えっ・・・・あ・・・ああ汗

 


「院長先生もおなかすかせて待ってるわ」
「・・・・・・・」

 


「よ・・・よし、帰ろう」

 


美奈とおててつないでご機嫌な飛雄馬音譜
なんかスキップしてるしニヤニヤ

 


「アハハハハハハドキドキ
「ウフフフフフフラブラブ

ラブラブな飛雄馬と美奈wwww

 


美奈も飛雄馬の告白にまんざらでもなさそうなのに・・・

 


何故か何も答えず、それを気にしてか
飛雄馬顔が笑っていない真顔

 


飛雄馬がその理由を知るのはしばらく経ってからだった

 


「よお、帰ったか・・・・星君はどうした?」
「帰りました、走って」

 


「走ってか・・・・毎日毎日こんな山奥まで・・・
よほど走るのが好きなんだな」

 


「ここまで走って来るのがとてもいいトレーニングに
なるって言ってましたわ」

 


「トレーニングねえ・・・まあ、日高君にも会えるしな
いや、むしろそっちがメインなんだろうけどなニヒヒ

 


「ま・・・まあ・・・先生・・・何を言うんです滝汗

 


「ふふ、とりあえず君は星君のトレーニングの手助けを
してる・・・そういう事にしとくか、ハハハハ」

 


「もう、知りませんっっっむかっ
「ガハハハハハ、スマンスマン」

 


『飛雄馬さん・・・・・・照れ

 


「・・・・・・・・・ラブラブ

 


「・・・・・・・・・」

 


翌日は雨だったが・・・・雨

 


「お・・・おい星、こんな雨の中出かけるのかあせる
「ああ、どーせこの雨じゃあ練習中止だろう」

 


「ふへへへ、また美奈さんのとこじゃなニヒヒ
「ああ真顔
否定しない飛雄馬

 


「悪いがのう、それはちょっと後回しじゃ!
これからミーティングがあるらしいぞ」

 


「ミ・・・ミーティング?」
「ああ、監督からみんなに話があるそうじゃ」

 


『監督から話・・・・・なんだろう?』

 


「あー諸君、いよいよ2ヶ月近かった宮崎でのキャンプも
終わりに近づいた
この後はオープン戦に突入するが・・・・」

 


「まだ調整が遅れている者、弛んどる者はオープン戦には
連れて行かん」
『俺にはカンケーねえ事じゃん・・・早く終んないかな・・・えー

 


「これから名前を呼ぶやつは、二軍のいる都城に行って
一から鍛え直してもらう!」

 


「ここまで来て二軍に落とされるって誰だよ・・・」
「あれだけ毎日猛練習させられて二軍でまたって最悪だよな」

 


「静かにしろっ!
じゃあ二軍に行ってもらう選手を発表する
まず・・・・・・金田っ!!

 


名前を呼ばれて驚くカネヤン
「ええっ、わ・・・わしが二軍だぎゃ?
そ・・・そんなたわけた事がっっっ、、、、、ガーン

 


「何がたわけだ!
お前にだけは前もって調整遅れと弛んだやつは二軍落ちだと
話していたはずだがな・・・特別に」

 


「と・・・特別に・・・」
「そうだ、自分の事を言われていると気付かなかったのか?
お前ほどの男ならその時気付くはずと期待していたのだが」

 


「はぁ・・・今言われてやっと気付いたぎゃ。。。。
わしとしたことが迂闊だったみゃショック

 


『マジかよ・・・あの金田さんが二軍落ち・・・・
超ベテランだからって容赦はされないんだ。。。。滝汗

 


『これが川上野球の厳しさなのか』

 


ここで何故かこんな説明が
"まぎれもない実話"と妙な念の入りようで・・・・(苦笑)

 


「あともうひとり、二軍に行ってもらう選手がいるっ!」

 


「星っ」

 


「ええっガーン
うそーーーーーーーーぉぉぉぉぉ叫び

 


「金田と星っ、お前ら二人は明日から都城の
二軍キャンプだ!
勿論オープン戦には連れていかん、以上だ真顔

 


『もはや老いぼれの金田さんはわかるとしても・・・・
なんで俺が二軍なんだぁぁぁぁ
ゲロー
しかも伴は一軍かよっっっっっむかっ

 


『球だって走ってたし、二軍に落とされる理由がない
はずだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリ

 


『なぜだなぜだなぜだなぜだなぜだなぜだなぜだ
二軍落ち二軍落ち二軍落ち二軍落ち二軍落ち二軍落ち
都城都城都城都城都城都城都城都城都城都城都城都城』

 


『うそだーーーーーーーーーーーーーーーーーっっえーん
これは妄想だ!悪夢だ!川上監督は狂ってしまったの
かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ
ドクロドクロドクロドクロ

 


『美奈さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんチーンチーンチーン

 


ザッDASH!

 


バッシーーーーーーーーーンドンッ

 


『クソーーーーーーーーーッ
なんで俺が二軍になんか行かせられるんだっっっっムカムカ
落すなら当然伴だろえー

 


「星のやつ、あれで二軍落ちだってよ」
「わかんねえもんだなぁ・・・何が理由だろ?」

 


「チッむかっ

 


『そんなのこっちが聞きたいぜ!』

 


『まさかオーロラ三人娘の件か・・・・いや、可能性
あるのは保留の方だな、、、、あせる
球団から圧力かかって生意気な俺の事を根に持って。。。』

 


「・・・・・・・・」

 


『それに今日は俺の事ガン無視だぜ、、、、滝汗
今日は朝から200球くらい投げてんのにあせる

 


『いかん、星のやつやたら監督の目を気にしちょる
二軍落ちがショックじゃったのか、焦っとるわ』

 


『球は走っとるんじゃ、気にせず自分の練習さえキッチリ
やっとけば、そのうち川上監督も何か言ってくれるじゃろ』

 


「おーい星ぃぃぃぃ!
よそ見すんなぁぁぁぁ、あと200球じゃい!!

 


『クソ、伴のやつ俺をな慰めてるつもりか
そりゃお前は一軍に残れるんだもんなムキーッ

 


『俺はちゃんと練習してたし、調子も良かった
美奈さんとのデートも練習終わってからだったぞ!

 


『わからんっ、川上の頭の中がわからんっっっむかっむかっ

 


『チクショー、こうなりゃ200球でも300球でも
投げてやるぜメラメラ

 


「川上のバッキャロォォォォォォォォォォムカムカムカムカ

 


「ムッ!?

 


飛雄馬の方を見る川上監督

 


それに気付いた伴


『やべ、、、、聞かれたか、、、、ガーン、』

 


ジーーーーーーッ

 


『いや、悪いのはアンタだ!
意味不明の二軍落ちなんかにしたアンタが・・・ムキー

 


『クソーーーーこうなりゃ抗議してやるぜムカムカムカムカ

巨人の星(雄飛編)第100話「炎の青春②-1」
につづく