巨人の星(雄飛編)第100話「炎の青春①-1」 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

ただひとり、契約未更改のまま宮崎キャンプに参加
した飛雄馬にマスコミは冷ややかな視線を向けていた

 

「俺は人間らしい青春を取り戻すために契約を保留
しているんだ、それなのに誰も理解してくれないっ」

 

イラ立つ飛雄馬は、自分のミスでキャンプを見に来ていた
小児麻痺の少女にケガをさせてしまう

 

言い訳をした飛雄馬にいきなり平手を食らわす
付添いの看護師、それが美奈との運命の出合となった

 

美奈は山奥の困窮した山村の診療所で無償で
勤務していた

 

それを知った飛雄馬は、野球ロボットと言われるのを
避けるために契約保留を繰り返していた自分の愚かさに
ようやく気付いたのだが・・・

 


というわけで、今回は巨人の星雄飛編第100話
「炎の青春」というエピソードです
ついに100話ですよ
でもまだあと82話くらいあるんだな・・・・

 


♪とーこんこっめーてぇぇぇーーーー
闘魂こめてが鳴り響く宮崎キャンプ

 


今日も5連覇に向けて巨人軍の厳しい練習が続く

 


飛雄馬も勿論練習に参加
前回でようやく契約も更改し、気分もスッキリ!

 


バシッドンッ

 


「おおっ、やっぱりスゲー球投げるよなぁポーン
「そりゃお前、今年も巨人を背負って立つ男だからなニヤリ
この間まではヤジを飛ばしてたファンの掌返し

 


チラッ
ファンの声には意外に敏感な飛雄馬w

 


「どうだぎゃ!星のやつは1年で立派に成長したがや
おみゃさんらもウダウダしとると星に追い抜かれて
二軍落ちだぎゃニヤリ

 


「に・・・二軍行きぃ~
金田さん、俺たち一軍はこのまま全員一軍の
オープン戦に行くはずでしょ?」

 


「たわけ!
調整遅れとるやつや弛んどるやつは今からでも
容赦なく二軍落ちだぎゃ
オープン戦にも連れていかんムキー

 


「えーっ、金田さんにそんなの決める権利ないでしょあせる

 


「このおおたわけ!
監督さんが言っとったぎゃ
おみゃーさんらみたいにベンチに座ってアブラ
売っとったら二軍に行かされるみゃ」

 


「マジっスか滝汗
じゃ金田さんも二軍に行かされますよ・・・・」

 


「この超大たわけーーーーーーーっムカムカ
誰に向かって言うとるがやムキーッ

 


「ひいっ叫び

 


「わしゃこの世界で20年飯食うとるぎゃ
まだ達成しとらんけど400勝する男だぎゃよ
おみぁらと一緒にすんなむかっむかっ

 


「チエッ、ここにいたら何言われるかわかんねーや
俺たちも行こうぜあせる

 


「そうだぎゃ
若いもんは練習練習また練習だぎゃ
頑張ってこい、ガハハハハハハゲラゲラ

 


『ふふっ、金田さんに怒られてやんのニヤリ

 


『でも俺は違うぜ!

 


『俺には二軍なんて

関係ないんだから炎

 


バッシーーーーーンドンッ

 


「ぐへぇ、星のやつえらく気合入ってんなぁ、、、、ゲッソリ

 


『そりゃそうさ!
川上監督も俺のこの調子見たら、どう間違っても俺を
二軍になんか落とせないだろうぜ』

 


川上「うむ・・・・・・・真顔

 


「・・・・・・・・・・・・・・キラキラ

 


「伴、また悪いが俺の荷物ホテルに運んでくれ」

 


「おっ、今日もまたあの山道をランニングか
まあおかげで調子もええみたいじゃしのう、ぐひひひニヒヒ

 


「な・・・なんだよその変な笑いは、、、汗

 


「ええんじゃええんじゃニヤニヤ
日高美奈さんによろしくのうウインク

 


「や・・・やめろってば。。。。。あせる
門限までには帰るよ」

 


「なんじゃい、恥ずかしがる事はなかろう
美奈さん、ええ子じゃないか
チャラチャラしたアイドルっ子よりは全然いいっビックリマーク

 


その飛雄馬、途中まではバスでズルする(笑)

 


その後は一応美奈のいる村までランニング

 


やっと美奈の診療所に到着

 


あっ美奈が手を振って出迎えてる
「飛雄馬さん・・・・」

 


「わぁーーーーっ美奈さんだぁぁぁぁぁぁぁラブ

 


チラッキョロキョロ

 


「ああ、行って来い!」

 


「ヤッターニコニコ

 


「飛雄馬さん来て!
あたしのお友達紹介するわ」

 


「と・・・友達って・・・・・男?女??」

 


「さあ・・・・うふふふふウインク

 


『美奈さん・・・・・ラブラブ

 


「着いたわ、ここよ」
「えっ!?友達ってどこ??」

 


「ほら、あれがあたしのお友達」

 


「うわぁ・・・なんて綺麗な景色だ」

 


「・・・・って、どこに友達いるんだよ・・・汗

 


「あの雲よ!
あれがあたしのお友達なの
嬉しい事や悲しい事をなんでもあの雲にお話しするの」

 


『・・・・・・美奈さんってもしかして・・・・
高校時代激しいいじめに遭っていたのか・・・・
汗

 


「おーい雲よー、悠々とバカに

呑気ぢゃないかぁぁぁビックリマーク
突然わけのわからない事を叫びだす美奈

 


「どこまでいくんだぁぁぁぁ?」

 


「ずーーーーっとイワキ平の方まで行くんかぁぁぁぁ!?
遠くを指さす美奈の手

 


『・・・・・・・・・・』

 


「これ、山村暮鳥(やまむらぼちょう)さんの雲って詩なの
おもしろい詩ね」

 


ちなみに山村暮鳥は群馬県の詩人で、本名は土田八九十(はくじゅう)
美奈は「雲」という詩だと言っていてるが、「雲」は
正確には美奈の言った詩の載ってる詩集の名称で
「おうい雲よ・・・」の詩の正式な題名は「おなじく」だ

 


「あっびっくり

 


いつの間にか飛雄馬、美奈の手を握り締めてるし・・・

 


「美奈さん・・・ちょっと頼みがあるんだ・・・真顔
「・・・・・」

 


俺・・・いまだに童貞で・・・・・い・・・いやあせる
その・・・今君が雲に語りかけてた事・・・」

 


「悲しい事や嬉しい事、その

半分でもいい
俺にも語りかけて欲しいんだ・・・・
俺もあの雲のようになりたい!」

 


「・・・・・・・・・・・」

 


「み・・・美奈さんっっっっっ」
ギュッドンッ

 


飛雄馬これが不器用な、しかし一世一代のコクり方
だったが・・・・・
美奈は黙ったまま何も答えなかった


巨人の星(雄飛編)第100話「炎の青春①-2」
につづく