巨人の星(雄飛編)第80話「魔の鉄バット②」 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

初のオールスター出場だが、全く精彩を欠く花形

 

ボールボーイが血の付いたバットに気付き慌てて
取り上げた花形に疑問を抱いた速水は花形を尾行

 

やってきたのは花形の親父の自動車会社の下請け工場
ここで花形は鉄球を鉄バットで打ち返す特訓を始めた

 

当然これは、飛雄馬の大リーグボール打倒のための
特訓だったが、花形の鬼気迫る迫力にさすがの
速水も驚きを隠せなかった

 


ここは花形モータースの展示会場

 


それを視察に訪れた花形父

 


「大脇君、君の設計したこのミツルハナガタ2000は
大変な評判で、海外からも注文が殺到しとるよニヒヒ
「はっ、光栄です!」
ちなみにこの大脇と言う男
元は花形満のテニスコーチである

 


花形父、その足で今度は息子の出場している
オールスター第3戦を観戦に行くらしい

 


ここからは大脇の回想シーンなので省きます(笑)
それだけで2分くらい繋いでます

 


『あの満君なら、星投手の大リーグボールを必ず
打ってくれるはずだ!
満君は怪物なんだ』

 


そうしてやって来ましたオールスター第3戦の行われる
西宮球場

 


この試合も懲りずに解説は飛雄馬
ここまでセ・リーグが連勝、この試合もすでに
最終回らしい

 


試合は同点、このまま行くと延長
(この頃のオールスターは延長戦ありだった)
だがまだ花形の出番なし
「川上ってクソですねムキー
川上監督を貶す元テニスコーチの大脇

 


「わしは野球の事はよく知らんが、満の出番は必ずあるさ!
そして、必ず打つ
それまでじっくり待っていようじゃないか」
さすがは一流企業の社長

 

同業者の某大蔵とは違うのであるw

 


9回二死ランナー一塁からついに花形が代打に・・・
だがこの時の花形の行動に驚く飛雄馬

 


なんと花形、代打を拒否してるようだ

 


だが監督命令なので仕方なく打席に向かう花形

 


以前にも増してやる気のなさが前面に・・・

 


「み・・・満君・・・どうしたと言うんだ!?」
花形の様子に驚く大脇

 


花形父も心配そうに見守る

 


「おかしい・・・こんな花形見た事ないぞ・・・汗
「ふははは、さすがの花形もオールスターの雰囲気に
呑まれちょるのよ」
しかし一軍出場もない伴がなんで実況席にいるのだ

 


パコチーン

 


花形、ボテボテのピーゴロ

 


しかもバットを持ったまま一塁に走る

 


「おやおや、どうしたのか花形選手
バットを持ったまま一塁に走るとは、、、こりゃまた
いつもの花形選手らしからぬカッコ悪さですニヤニヤ

 


この花形のやる気のない打席に、当然虎ファンは激怒
「何がプリンスやアホー!」

 


「あんなカッコ悪いやつのブロマイドなんかいらんわむかっ
花形のブロマイドを破り捨てる虎女子
ってか、阪神ファンってちょっと不振に陥ったら
容赦なく自軍の選手にヤジ攻撃三行半の風潮は
昔からやな

 


この散々な光景に花形父も大脇も心を痛める

 


帰りの飛行機の中でうたた寝の花形父
息子の不振とファンのヤジが気になって眠れなかったらしい

 


ニワカ虎女子が破り捨てたブロマイドを握りしめてる・・・
なんか結構良いお父さんじゃん、花形父

 


『満君の事だ、昨日のマヌケなプレーにも
何か理由があるに違いない・・・・』

 


ここは阪神東京遠征の宿舎のようだ

 


大脇、花形の様子が気になってここを訪れるが・・・

 


どうも花形のチーム内での評判も悪いらしい
この日も無断外出を球団関係者から批判されるわ

 


記者連中たちからは
このところ毎晩暇があればどこかに外出してると聞かされる
「毎晩ト〇コ行って遊びまわってるから調子落してる
んじゃないの
プリンス御乱交だよな、へっへっへニヒヒ

下衆な陰口まで聞かされた

 


この耳を疑うような有様にショックを受ける大脇

 


駐車場の管理人に花形の行方を聞くも
「花形はん?さぁ~知りまへんなぁ
まあ若いですし、風俗通いちゃいまっか、へへへ」

 


「何か知ってるんだろ?」
大脇、2000円で管理人を買収w

 


チラッ
「そういや、なんや出かける前に
杉野自動車工場とかいうとこに電話かけてましたわ」

 


急いで杉野自動車工場へ向かう大脇
『杉野って、うちの下請けじゃないか・・・・』

 


杉野自動車工場に着いた大脇
「ねえ、その車
花形満君の車じゃないですか?」
「はあ?アンタ誰??」

 


大脇が自分は花形モータースの設計主任だと告げると
工員の顔色が変わる
「ちょ・・・・ちょっと待っててください汗

 


「この車も私が設計したんだよ
ところでこの車の持ち主、満坊ちゃんはここで
何をしてるんだい?」

 


「えっ・・・・そ・・・それは・・・滝汗

 


「特注のアクセサリーを作ってるんですよ!」
「み・・・満君」

 


「お久しぶりですね、大脇先生」

 


「いやぁ、ここのところしばらく会ってなかったからね
調子はどうだい?」
握手の手を差し出すも花形、これに応じず

 


『どうしたんだ満君・・・・・
特注のアクセサリーなんて見え見えの大嘘まで・・・あせる


応接室に呼ばれた大脇、早速本題を切り出す
「満君は、ここで何をしてるんだい?
私の勘だが、もしかして打倒大リーグボールの
秘密特訓をやってるんじゃないのかい」

 


「秘密特訓?
そんなものやってないですよ」
トボける花形

 


阪神のマネージャーが探していたと告げても
「あんなバカ放っとけばいいんですよハハハハハ爆  笑

 


さすがにこれにガックリする大脇
『阪神に入って人間が腐ってしまったのか・・・満君えーん

 


「み・・満君、もう一度改めて
ガチで聞くけど、君はこんな所でいつも何をしてるんだ」

 


「何って、さっきも言ったじゃないですか
僕の車に付ける特注のアクセサリーを・・・」

 


「もういいよ!
君を天才だ怪物だと言ってた私がバカだった、、、」

 


「君は何のためにプロ野球に入ったんだ?
バイトか??新庄か???
まさか君がこんなに腐ってしまうとは、、私は情けない
今の君はメッキの剥げたただのお坊ちゃんだ」

 


「話はそれだけですか・・・・
まあメッキの剥げた身でもなかなか忙しいんでね・・・
これで失礼します」

 


花形が退室した後涙ぐむ大脇
「満君が壊れてしまった。。。。
社長になんと言えばいいんだ・・・うううっえーん

 


失意のまま工場を後にしようとする大脇

 


だがある扉の奥からしてくる異様な音に気付く
「なんだ、この音は・・・」

 


音のするドアを開けると

 


「ああっ!?」

 


大脇、ついにあの猛特訓を目撃してしまう

 


鉄球に弾き飛ばされる花形

 


『そ・・・そうだったのか満君・・・・笑い泣き

 


メッキが剥げたなどと言ってしまった事を
花形に心で詫びて大脇は工場を後にした

 


その頃星家では、オールスターの感想を聞かれる
飛雄馬の出演番組を一徹親父と明子が見ていた
『星君、ところで花形選手の不振はどう思いますか?』

 


『ええっ、彼らしくなかったですね。。。
カッコよく暴れまくる花形選手を期待してたんですがニヤリ

 


この「カッコよく」という言葉に反応する一徹親父
「カッコよくだとムカムカ

 


「そんな下らん事を考える暇があるなら
自分の頭の上を飛び回るハエでも追い払え、このバカもんがムキー

 


「なっ・・・何なのお父さん・・・急にキョロキョロ汗

 


「男が一念を貫くときはなりふり構わぬのだ
今の花形こそまさにそれよ!
カッコ良さを失った花形の恐ろしさに何故気付かぬ
のだ飛雄馬っっえーん

 


そんな一徹親父の怒りなどつゆ知らぬ飛雄馬
「後半戦は大リーグボールで勝ちまくりますよ
花形さんに変わって本当のカッコ良さを見せます
わっはっは爆  笑

 


「このバカ息子っっっっムキーッ
カッコよさなどクソ喰らえだっっっっっっっむかっむかっむかっ

ブチギレる一徹

 


そうしてる間に、大リーグボール1号に密かに
黒い影が忍び寄っていた

巨人の星(雄飛編)第81話「破竹の九連勝」
につづく