巨人の星(雄飛編)第58話「消えゆく先輩①」 | 野球侍SAKIのブログ

野球侍SAKIのブログ

ももクロの夢はモノノフの夢

ONのバッティング投手を務め、完璧に抑えた
飛雄馬は、ONに勝ったと粋がるが周りの二軍選手
たちの反応は冷ややかで、自分に嫉妬しているのだと
思い込む飛雄馬
かつて自分もONを抑えたがそれは一度きりだと
忠告する同部屋の大内山の言葉にも自分は違うと
耳を貸さない
しかしONとの二度目の対決では大内山と同じく
痛打され、二軍選手たちは嫉妬ではなく経験から
それは飛雄馬の勝ちではないと知っていたのだと
理解する

 


今回は第58話「消えゆく先輩」を解説します

 


この日は中尾二軍監督によるノックが行われていた

 


容赦なく雨あられのごとく続く猛ノック

 


「コラァ!そのくらいの打球処理できんで
どうするかぁむかっ

 


その様子を見て
「こんなの練習じゃなくただのシゴキだよあせる」と
目を背ける大内山先輩

 


「そんなに星に同情するなら大内山先輩が
代わりにノック受けてみりゃどうです(`∀´)

ここで良いとこ見せれば先輩でも一軍入りできるかも

しれませんぜニヒヒ
今回も安定した嫌なやつぶりを炸裂させる速水w

 


「いや・・・俺には絶対無理だよ、、、ショボーン
弱気な大内山先輩

 


グラブを飛ばされる飛雄馬

 


それでも関係なくノックの雨は続く

 


「モタモタするなーっ、このヘタクソが!」

 


猛烈なライナーが飛雄馬を襲う

 


「お・・・おい待てよ、、、、
こっちはグラブなしなんだぜ∑(゚Д゚」

 


バフッ!

 


ライナーは飛雄馬のみぞおちを直撃

 


「マ・・・マジで痛い、、、、、えーん

 


飛雄馬そのままぶっ倒れる

 


「ああっ・・・ほ、星ぃ~滝汗

 


「どうした?
ノックはまだ終わっとらんぞ!」

 


「さっさと立てっ、この根性なしがムキーッ

 


『くそっ、ガキの頃から父ちゃんにシゴかれては
いたが、こんな近距離で思いっきり打つなんて
絶対頭おかしい、、、、汗

 


「ん?何か言ったか??」

 


「狂ってる、、、こんなの狂ってるよ。。。」

 


飛雄馬ついに意識を失うチーン

 


そのまま部屋に担ぎ込まれて昏倒する飛雄馬

 


気が付くと大内山先輩が何かゴソゴソやってる

 


「あ・・・大内山先輩・・・・
先輩が俺を?」

 


「・・・・・・・」

 

様子がおかしい大内山先輩
「せ・・・先輩、何してるんですか!?」

 


「見りゃわかるだろ・・・ここを出て行くのさ」
「ええっ!?」

 


「ま・・・まさか戦力外・・・・」
「いや、しかし遅かれ早かれそうなるからね・・・
こっちから出て行くのさ」

 


「待ってください先輩!
通告されてもいないのに出て行くなんて弱気
すぎますよ!!」
「何とでも言ってくれ、どっちにしろ俺はこの世界には
向いてなかったんだ。。。」

 


「野球には2種類あると思うんだ・・・
楽しんでやる野球と、血反吐を吐いてやる野球
後者は俺の望む野球じゃない」

 


「でもね、入った時は夢も希望も持ってたし
一軍で3連勝した事もあったんだぜ」

 


『あの時が華だったなぁ・・・・
スタルヒンの再来と言われて期待されて巨人に入団』

 


『一軍最初の阪神戦では5安打完封』

 


『二試合目の大洋も完封』

 


『国鉄にも勝って、一軍初登板から3連勝を上げた合格合格合格

 


『期待のルーキーと騒がれ、俺もなんだか
その気になったよ』

 


『当然4連勝目も期待された』

 


『だが、3連勝したその日寮に帰ると
同室だった斎藤という投手が・・・・』

 


「斎藤、お前何やってんの?」

 


「うるせー、お前の調子が良いからもう俺はいらない
って言われたんだよ!クビだよクビっ!!」

 


「え・・・ええっ~クビぃ?」

 


「一軍で3連勝なさった大内山様はさぞ気分が
いいだろうなえー
俺は見事にお前さんに蹴落とされちまったよ笑い泣き

 


「くそぉ、俺これからどうすればいいんだ、、、、えーん
生まれてから今日まで、野球以外何にも
知らねえのによ、、、、あせる

 


『俺はその言葉が大ショックだった・・・・
俺が活躍すればその分誰かの人生を壊してしまう
プロの世界に、、、』

 


『それ以降なんだか力が抜けて、登板するたびに
炎上するようになった。。。』

 


「バッターボックスに立ってる相手のバッター見ると
この人打ち取ったら、この人の給料減って
生活苦しくさせちゃうんだな・・・なんてね」

 


「元々プロの世界には向いてなかったんだな、、
今になってようやく気付いたよ」

 


『大内山先輩・・・良い人なんだがやはりこの性格
ではプロでやっていけないんだ・・・』
2話くらいまえから大内山先輩にやけに上目線な
飛雄馬(^o^;)

 


「ゴメンね、これからプロでやって行く君に
こんな話聞かせちゃって、、、」

 


「星君、君は俺より才能あるし根性もある!
俺の分まで頑張ってくれ!!」

 


「大内山せんぱ~い!」

 


こうして大内山は自ら巨人を去った

 


「( ̄m ̄〃)ぷぷっ
やっぱりあの男辞めたかwww」

出たドブネズミ

 


「は・・・速水っむかっ

 


「貴様には思いやりって言葉が全くないのか!?」

 


「ふふっ、俺を批判する前に良い事を教えてやろう
中尾二軍監督がな、お前と大内山
切るとしたら大内山だって言ってるの聞いたぜ
ニヒヒ

 


「なっ・・・なんだと!?」

 


「ま、とりあえずじゃまなザコの
蹴落としおめでとう!
それだけを言いたかったんだΨ(`∀´)Ψ」

 


『そんな・・・・大内山先輩は俺のせいで
辞めたというのか、、、、あせる

また飛雄馬の面倒くさい性格が発動しはじめた、、、


巨人の星(雄飛編)第58話「消えゆく先輩②」
につづく