巨人の星(雄飛編)第55話「王・長嶋への挑戦③」 | 野球侍SAKIのブログ

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王・長嶋のバッティング練習のバッティングピッチャー

として名乗りを上げた飛雄馬

 

すると天下のミスタージャイアンツ長嶋が

飛雄馬の球に振り遅れ

 

更に続く王までもが、飛雄馬の球を

前に飛ばす事すらできなかった

 

「父ちゃん、天下のONに俺は勝ったぜ」

自画自賛の飛雄馬だったが・・・

 

飛雄馬に代わってマウンドに登った大内山先輩

 


パコ~ンドンッ

 


一変して打球は気持ちいいほどかっ飛ばされる

 


「今度はもっとアウトコースへ頼む」
「はいっ!」

 


パコ~ンパコ~ンドンッドンッ

 


大内山先輩に代わってから外野は忙しくなる

 


『大内山先輩の球威じゃあ無理だろうな・・・』

 


『俺と大内山先輩じゃあ役者が違うんだよ』

 


『むふふふ、これで俺の一軍入りは間違いないな!』
『なにいい気になってやがるんだ、この16番君は』

 


『ふん、速水
俺はこの後川上監督から呼ばれて一軍昇格を
言い渡される運命なんだぜニヒヒ
吼えたきゃ好きなだけ吼えてろこのドブネズミがむかっ

 


「大内刈り君、今度はいわゆるひとつの
真ん中高目頼みますよ~!セコムしてますね♪」

 


コースを注文されてその通りに投げる大内山先輩
これが飛雄馬との大きな違いだ

 


カコ~ン
長嶋さん気持ちよく快音を飛ばす

 


『しかし大内山先輩・・・いくらなんでも
打たれ過ぎるぜあせる

 


『こんなんだから万年二軍なんだな、きっと』
全然わかってない飛雄馬であった

 


これ以降もONは快音を連発

 


練習終了後、川上監督は二軍選手全員を集める
「諸君、今日は協力してくれて感謝する!」

 


『そろそろ俺の名前が呼ばれるはず・・・ちゅー
ドキドキする飛雄馬

 


「あ~、そうそう」
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!

 


「諸君らも頑張って練習して、来シーズンこそは
一軍で活躍できる事を期待してるよ、以上!」

 


『あら・・・川上監督帰っちゃうぞ・・・びっくり

 


だが帰る瞬間、川上監督とON砲が飛雄馬の方を
チラリと見た

 


だが何も言わずにそのまま立ち去る

 


『い・・今川上監督が目で
後で連絡すると言った・・・・・・気がする』

 


『監督、お電話お待ちしてますよ~♪』

 


が、そんな飛雄馬を二軍選手たちは全員無視
『おい、誰も俺を見てないぞ!?』

 


「一軍は日本シリーズに向けて頑張っておる!
お前らも気持ちを引き締めてやってくれ
では練習再開っ!!」

 


『なんだよ・・・誰も俺のピッチング
褒めてくれないのかよ・・・・汗
俺はあのON砲を雲の上から引きずり下ろす
快投をしたんだぜ、、、えー

 


『少しぐらいよくやったとか、すごいなと
言ってくれていいじゃないか』

 


だが一人だけ目を爛々と光らせて飛雄馬を見ている
やつがいた

 


「速水!」

 


『そうか!妬みなんだ!!』

 


『万年二軍で燻ってたせいでみんな
人間が腐ってるにちがいないゲロー

 


「いい気になるなよ、星カス!」

 


『速水はその妬みを表に出すだけ
ここではマシなんだな・・・』
勝手に思い込んだら妄想の道を~♪の飛雄馬

 


「ララララ~ラ~♪」

 


「ねえ、大内山先輩
今日の俺、どうでしたか?」

 


「今日のお前・・・・ああ王さん長嶋さん相手に
投げてたっけな・・・・そういえば」

 


「今日は疲れた、もう寝る!
おやすみ~」

寝てしまう大内山先輩

 


『な・・・なんて事だ!
大内山先輩まで腐ったミカンの一つなのかよ、、、』

 


「なんだよー、王さん長嶋さんを打ち取った
俺のピッチングがまるで嘘か夢みたいじゃないかよ」
憤りながら窓の外を何気なく見た飛雄馬

 


「ああっ!」

 


そこには一人黙々とトレーニングをする速水が

 


『あんな妬み野郎に負けてられないぞメラメラ

 


『俺は明日にでも一軍から声が掛かる身なんだ!
日本シリーズ出場に向けて頑張らないと!!』

 


「星氏ね星氏ね星氏ね星氏ね星氏ね星氏ね
星氏ね星氏ね星氏ね星氏ね星氏ね星氏ね」

 


夜中に変な方向に気合が入って練習する
2人であった汗

巨人の星(雄飛編)第56話「無視された左腕」
につづく