巨人の星(青雲編)第50話「堀内に挑むライバル①」 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

悲願の巨人入りを賭けて入団テストに臨んだ
飛雄馬と、それに追随する伴
そこに思わぬ伏兵、元陸上選手の速水も加わり
一次テスト、二次テストで生き残ったのは
この3人だけとなった
そして三次テストは、なんと打撃
投手の飛雄馬は予想もしていなかったこのテストに
不安を覚える
しかも投げるのは巨人のエース堀内
三次テストを突破するには10球中3本ヒットを
打たなければならなかった

 


今回は第50話「堀内に挑むライバル」
飛雄馬は果たして堀内から3本もヒットを打てるのか?

 


この成り行きを見守る観客の中には
牧場の姿もあった
『星君、なんとか合格してくれ!』

 


打撃テストと聞いて不安を覚える飛雄馬
逆に何故か余裕の表情の速水

 


『投手の俺がなんだってバッティングのテストを
されなくっちゃいけないんだ、、、(T_T)』

 


「投手として巨人軍に入りたいと思ってる者も
いるだろうが、差別はせん!
プロで活躍してる投手の多くはアマ時代は
エースで四番が多いからだ!!」

 


ちなみに原作の堀内はこの時不調で二軍落ち
してたらしい
いや、しかしV9巨人のエースから10本中3本は
ムチャクチャ過ぎるよ、、、(・Θ・;)

 


「守備はうちの二軍がやる
まあ二軍と言っても、アマチュア時代はチームの
主力選手だったがなw」
おい。。。。。あせる

 


「監督ぅ、質問がありまーす♪
僕の売りは足なんスけど、セーフティーバントで
内野安打もアリですよね」

 


「ああかまわんよ!
石に噛り付いてでも塁に出ようとする執念は
むしろ大歓迎だ」

 


「他の2人も、なんとしてでもヒットを打つという
根性でやってくれたまえ」

 


『100メートル10秒台の快速なら速水のやつに
断然有利じゃん。。。えー

 


「堀内君、あの3人の運命は君が握ってる
わけだけど、感想は?」

 


「勿論本気で行くに決まってるじゃないですか
こっちも素人相手に打たれるわけには
いかないっスからね」

 


「いいか!ファールを除く10球中3本だぞ
3本ヒットを打たないと合格じゃないからな!!」

 


まずトップバッターは速水

 


予告通りいきなりバント(^o^;)
しかも左打席だ

 


1球目はその快速が威力を見せ軽く内野安打

 


「セーフ!
52番1本目!!」

 


『くそっ、わかってながらバント守備もしてない
まるで速水のためのテストみたいじゃないかむかっ

 


「いやぁ、マグレマグレ流石堀内さんですねえ(^▽^;)
内野安打にはなったけど、凄い球すぎて
当てるのに必死でしたよ滝汗

 


「あ・・・あの野郎
堀内さんにおべんちゃら使ってやがるっむかっ

 


2球目はバント空振り

 


「ふへへへ、そういつも上手く行くと思うな
ドブネズミめ( ̄m ̄〃)ぷぷっ」

 


「ああ、やっぱり堀内さんの球はスゲーや
巨人軍のエースともなると、俺ごときには
バントもむずかしいぜ」

 


「むふふふ、なんか気分いいね♪」
気をよくした堀内さん

 


なんと手加減して投げてしまう

 


カツッ!

 


打球はキャッチャーゴロだが、キャッチャーが
タッチしようとした時にはすでに遅く

 


速水の俊足がうなりを上げる

 


なんと送球と競争

 


球よりも速い男(゜Д゜;≡;゜д゜)
んなアホな・・・・笑い泣き

 


「セーフ!52番2本目!!」

 


「ありゃ~マグレが2度起きちゃったよw」

 


「ガハハハハ、3つ目はないぞー速水!」

 


「今の堀内さん完全に手を抜いてたよな・・・
速水の口車に乗せられて。。。。
こんなのチートじゃいムキー

 


「い・・・いや、技術以外の心理作戦で
相手をハメるのも野球の作戦のひとつだ
真っ向から向かって行く俺たちとは違う
今まで知らなかったタイプだ」

 


「おい堀内!
今のは本気の球じゃなかったぞ
テストは平等だ、全力で投げろ」

 


それ以降さすがの速水もなかなかバットに
ボールが当たらなくなる

 


『チッ、もう9球かよ
残り1球で決めないと・・・・汗

 


「堀内さん、足が売りでも打撃は素人の僕を
本気ストレートで打ち取っても当たり前ですよね?
ここは巨人軍の内野の守備で僕をアウトに
するってのはどうですか?」

 


「そうだそうだ堀内!」
「ここは速水にバントさせて、俺たちの見せ場も
作ってくれよ」

 


「上手い!
バットに当たらないのを見越して
舌さき三寸で、内野との勝負に持ち込みやがった」

 


10球目、堀内はわざとバントされやすいボールを
投げ、速水は一塁線に転がした

 


が、当たりが強すぎて打球はファーストの
真正面に行ってしまう

 


しかし速水は、なんとタッチしようとした
ファーストの頭を飛び越えるジャンプ

 


そのままひねりを加えた空中回転

 


見事にファーストベースに着地した
って、これ体操競技じゃん・・・・

 


速水、ドヤ顔でグリコのポーズ

 


「あ・・・頭の上を飛び越えるなんて、、、」

 


「でもルール違反じゃないですよね!」

 


「ははは、三次テスト合格しちゃったぜ
お二人さんは深刻ムードかいw
まあせいぜいがんばってちょーだいニヒヒ

 


2番手は伴が打席に立つ

 


「星、ここは少しでもお前の為に
球筋を見極めさせてやるぞいメラメラ

 


「みちょれよー星ぃ!
こちとら甲子園で2発打ってるんだ!!」

 


だが"甲子園"という言葉が堀内を本気にさせた

 


この堀内さん、甲府商業で全国大会に出場経験は
あるが、実は甲子園では投げてない

そのため甲子園組にはただならぬ闘志を燃やすのだメラメラメラメラ

巨人の星(青雲編)第50話「堀内に挑むライバル②」
につづく

 

さて、堀内投手

全国大会に出場しながら甲子園で投げてないとは

どういう事か?

補欠で出してもらえなかったわけではない

 

実は堀内さんが1年の時出場した第45回大会は

記念大会で、沖縄(当時アメリカに占領状態)も加え

出場48校の大会になったため

「甲子園組」と「西宮組」に分けられ

堀内さんの甲府商は西宮組に入れられてしまったのだ

 

ちなみに当時堀内さんはセンターで、大会では2度

リリーフ登板

これに勝てばやっと甲子園で投げられるという

三回戦の相手は優勝した明星高校

0-11で惨敗してしまい、以後甲子園出場はなかった、、、

 

後に解説者になってからも、一度その話題に触れたことがあり

笑いながらではあったが、悔しい思いのたけを

ぶちまけた事があったよw

開催地が甲子園になって以来、全国大会が

2球場に分けられたのは、この45回大会のみである