第6話 やった武藤!初ホーマー!6-2 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

プロ野球女性投手第1号の水原勇気は
シーズン終盤にようやくドリームボールを完成
ついに一軍のベンチに戻ってきた

 


水原と鉄五郎の戻ってきたメッツは、大洋に快勝!
久々の勝利にベンチもスタンドも湧いた音譜

 


なんだ、メッツは調子悪いと聞いてたのに
ムチャクチャ強いじゃないか、、、(`Δ´)

 


やっぱ水原がベンチに戻ってきたからですかねえ・・・汗

 


バカな事言うな!!
じゃあうちは、女ひとりにやられたと言うのかむかっ
イラ立つ別当監督

 


一方勝利監督の五利は、試合終了後記者団に囲まれた
「五利監督、水原にインタビューしたいんですが」
待てや、勝ち投手は火浦やで

 


水原はプロボーラーに転向という噂でしたが
プロボーラーにならないとしたら、ボーリングは
何の為にやってたんですか?

 


「さあな・・・まあ、遊びやろな」
とぼける五利監督w

 


その頃水原と鉄五郎はダッグアウト裏をダッシュ
アホのマスゴミに先回りされる前に脱出や水原!
「はいっニコニコ

 


今日の水原の出番はなしか・・・・
メッツは水原をどう使うつもりなんだろう?

 


翌日は水原人気で国分寺球場にはファンが押しかけた

 

「水原出せービックリマーク

 


前日までとは打って変わって明るくなったメッツベンチ
この日もメッツ打線は好調だ

 


鉄「男はどいつもこいつもスケベやから、みんな張り切っとるわニヤリ
五「ええんや、わしは勝ちさえしたら関係ない」

 


トップバッターの唐部も水原が気になる様子

 


「唐部さーん、がんばってくださーいドキドキ

 


「うひょひょひょ、頑張っちゃうよオレ酔っ払い

 


ヒットで出た先発岩田清志を置いて無死一塁から
セーフティバント

 


意表を突かれ、サード田代どこにも投げられず

 


丘さーん、打ってーラブラブ

 


「わかっとるで勇気ちゃん、わし勇気ちゃんのために打つでラブ

 


マウンド上はまだヒゲのない斎藤明雄

 


丘ジャストミートドンッ

 


打球は三塁線を破った

 


二塁走者の岩田清志は、一気に三塁を回ってホームイン
「くそー、また先制されたぞ、、、」
焦る大洋ベンチ

 


ベンチに戻る岩田清志
「岩田さん、ご苦労様照れ

 


さっ、肩が冷えるといけませんわ
「あ・・ありがとう水原・・・汗

 


鉄五郎の娘を妻に持つ岩田清志もこの有様
「ベンチに女の子がいるってなんだかイイよなぁぶちゅー

 


四番国立もジャストミート!!

 


打球はレフトスタンドへスリーランクラッカークラッカークラッカー

 


キャーッ、国立さんステキ~ラブラブラブ
水原に抱きつかれてメロメロの金太郎

 


妻子持ちの岩田清志もゼッコーチョー音譜

大洋打線を封じ込める

 


まさに水原効果である

 


この日のメッツも大洋に大勝する

 


うふふふ、今日も勝ったわラブラブ

 


「ホンマに水原様様やで、連敗がウソのようや」

 


五利よ、お前のヘボ采配よりよっぽど頼りになるのうニヤリ

 


おいおい鉄っつあん、、、それはないで・・・あせる

 


ま、水原でチームが勢いづいたんは間違いないで
このまま連勝街道まっしぐらや!!

 


翌日の武藤さん

 


枕元にはメッツ3連勝の記事の新聞が
カープに移籍してもやはり頭の中は水原の事でいっぱいなのだ

 


振りかぶる水原

 


打者は武藤

 


追い込んでから水原の第3球

 


勿論投げるのはドリームボール

 


キタ、ドリームボールだ!

 


ぬおおおおおおおーーーーっビックリマークビックリマークビックリマークビックリマークビックリマーク

 


バシッ!
武藤空振り三振ゲッソリ

 


ああっ、お・・・落ちたっっ!?

 


ハアハアハア・・・ド・・ドリームボールだ!

 


あなた、久しぶりのドリームボールの夢ですね(⌒▽⌒)
今度はどなたが三振したのかしら?

 


三振したのは・・・・わしだよ・・・汗

 


えっ!?

 


岩田さんの考えたドリームボールはわしの考えたものとは
違うのかもしれん・・・

 


一体どんな変化をするんだろう?
夢では球道がどんなだったかサッパリわからんかった(まあ夢だし)

 


クソー、どんな変化でもしやがれビックリマーク
わしはそれを打つだけだ!!

 


メッツは、ヤクルトにも3タテを喰らわせたらしい
しかし水原の登板はいまだなし

 


「山井、メッツを追いかけてた価値があったな、水原が
一軍に上がってからメッツ好調じゃないか」
という編集長の言葉に
「まだ驚くのは早いですよ」という山井

 


えっ、何?
まだなんかあるのか??

 


次はカープ戦です
そこで全ての答えが出ますよ!

 


カープ?
しかし今カープは調子落してるぞ
カープも3タテ喰らうんじゃないのか

 


この日のカープは巨人との試合
9月15日ってもう残り試合も少ない時期だ
水原はシーズンの大半を二軍で暮らしてた事になる

 


試合は巨人が1点リードのまま終盤に

 


巨人のマウンドには、まだ現役の堀内さん
プロ13年目のこの年は、12勝9敗の成績だった

 


山本浩二の当たりはレフトへ

 


しかし平凡なレフトフライで試合終了

 


くそっ、打ち損ねた!
悔しがる浩二さん

 


思わず天を仰ぐ古葉監督

 


試合終了後コーチ陣を集めてミーティング

 


今年はヤクルト強いし、巨人も強い
この際メッツの水原みたいに、誰か若手上にあげれば
チームの勢いも変わるかもしれませんな
後ろにはカープ初優勝時のパネルがw

 


しかし若手上げると言っても、誰を?
山崎隆造ですかな・・・

 


「上げる選手はもう決めてます」と古葉監督

 


「武藤兵吉です」

 


突然の武藤の名前に驚くコーチ陣

 


あいつは打撃の弱さをメッツに知られている
しかし逆に武藤もメッツの弱点はよく知ってるはずです
私はそれに賭けたい!
古葉監督の目が光る( ̄ー☆

第6話やった武藤!初ホーマー!6-3につづく



さて突然ですが、大久保効果という言葉を覚えてる人
いますかね

 


大久保とは、元楽天監督の大久保博元の事です


茨城県出身、ポジションはキャッチャー
水戸商業時代は甲子園出場はならなかったものの
高校通算52本の本塁打を放ち、1984年のドラフトで
西武から1位指名され入団
通称「デーブ大久保」
しかし当時の西武は伊東勤さんが不動の正捕手で
出番がほとんどなく、二軍で燻っていた

 


なんか野球狂の詩の武藤兵吉とタブる面がかなりある(^▽^;)

 


プロ入り7年目に中尾孝義捕手とのトレードで巨人に移籍
正直中尾さん好きな選手だったんで「ええーっ」と思ったけどね

 


1992年の巨人は、2年前の日シリの西武に4タテ前年は4位の
ショックからか、開幕直後から連敗連敗また連敗で
5月にはついに最下位に滝汗
投手陣が、エースの斎藤以外は槙原も桑田も不振で投壊
そんな中、補強の為シーズン途中の5月8日にトレードで
デーブが巨人に来たビックリマーク

 


巨人入りした後の5月12日には早くも一軍ベンチ入り
翌13日からは藤田監督はなんとデーブを正捕手に抜擢した
デーブはここから藤田監督をモーレツに尊敬するようになる

 


西武時代は代打起用が多く、ベンチ裏で素振りしてると
たまたま裏に森監督(当時)がやって来て
「おいデーブ、何やってんだ」と聞かれ
「代打の為の準備ですけど・・・」と答えると
「無駄な事すんな」と言われたらしい

 


巨人にやって来たデーブは水を得た魚のように
打ちまくった
その間の巨人の反抗ぶりが素晴らしい
6月7日から19日までに10連勝、21日から27日4連勝
6月30日から7月8日まで7連勝
最下位から一気に2位にまで浮上した

 


世間はこれを「大久保効果」と呼び、デーブには
ご褒美として、2000万の特別ボーナスという異例の措置が取られた

 


このデーブ、引退後は今相撲界でも問題になってる体育会系の
暴力事件みたいな不祥事を何度か起こし、実際酒癖もそれほど
良くなく、昭和の体育系シゴキ指導者の王道行くみたいに
とらえられてるけど、デーブ自身水戸商時代先輩から
酷いイジメとシゴキに苦しめられた過去を持っている

 


まあ評価は真っ二つに分かれるところだけど
武藤見てると、別にデーブだけが特別に暴力的という
わけでもないんだよね・・・今思うと
当時はみんなあんな感じ( ̄ー ̄;

 


ちなみに、体罰絶対反対派の桑田はデーブを毛嫌いしてて
現役当時から桑田デーブのバッテリーはほとんどなし
桑田は「あの人とはバッテリー組みたくない」と言ってたらしい