皆さんはアンガーマネジメントという言葉をご存知でしょうか?
聞いたことが無い人の為に簡単に説明すると「怒りを予防し制御するための心理療法プログラム」です。
実際に復縁したい人の中にはアンガーマネジメントを学んでいるという人も多いです。
しかし一見復縁に向きそうなこのアンガーマネジメントですが、個人的にはあまり復縁向きだとは思えません。
何故かと言うとアンガーマネジメントを教えている媒体、人、ネットの内容を見るとそのほとんどが最終的な目標が、怒らないための方法、という形になってしまっているからです。
ところがアンガーマネジメントでは、怒りは定義可能な理由によって生じる、論理的に分析可能な強い感情であり、適切な場合には前向きに考えていい、と定義されています。
ですから最終的な目標が、怒らないための方法、という形になってしまっている世に出ているアンガーマネジメントは本来のアンガーマネジメントとズレてしまっているとなるのです。
怒りとは、フラストレーションの結果であり、また自分にとって大事なものを遮断されたり妨害された時の感情であり、根底にある恐れや脆弱感に対する防衛機制でもあります。
という事は怒りの感情を抱くこと自体は当然の事であり、悪い事ではありません。
仮に怒りについて何が悪いのかと言えば、その怒りの感情との付き合い方の下手な人は怒った時の言動が悪いという事になるでしょう。
ですからあくまでアンガーマネジメントとは怒りを抑える方法ではなく、怒りの感情と上手に付き合うための方法でないといけないのです。
もちろん理不尽な怒りを抱いている人は論外ですが、正当な怒りを抱いている場合はその怒りを我慢するのではなくその怒りと付き合う方法を学ぶべきなのです。
例えば、怒りから感情的になって当たる、怒りから関係のない事まで言葉にする、怒りからきちんとした話し合いが出来ない、という人はアンガーマネジメントを学ぶべきでしょう。
ただあくまでそれは自分が怒りと正しく付き合う方法を学ぶのであって、自分が怒らないようにする方法を学ぶのではありません。
にもかかわらず怒りを抱かない方法を知りたいという人は多いですし、怒りを抱かない方法を教えている人も多いです。
これでは復縁に繋がることは無いでしょう。
ただ我慢する方法を知りたいと言っているのと変わらないからです。
正しいアンガーマネジメントは復縁に繋がりますが、ただアンガーマネジメントを学んでいるという人は復縁には繋がらないのです。
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