探偵業における金額について高いとか安いとかの前に職業として考えて頂ければ当然かかってもおかしくない金額というものがあります。
にもかかわらずそういった当然かかってくる金額よりはるかに安い金額で依頼したいと考えている人が多いのでその感覚について書いてみたいと思います。
当たり前の金額を提示してもそんなに高いと思わなかったと言われる方がいますが、果たしてその金額は本当に高い金額なのでしょうか？
その人があまりにも不当に安く考えているだけではないのでしょうか？
例えば探偵業は24時間営業です。
一般の会社で考えれば一般の会社の営業時間は一日の三分の一から二分の一程度です。
この時点でかかる金額は倍以上になることが確定します。
また探偵業は依頼者にいつでも対応できるように営業していない日はありません。
例えそれが盆暮れ年末年始であってもです。
そして一般の会社には休業日というものが設けられていますから実働の稼働日数は月に20日ちょっとくらいです。
この時点でかかってくる金額は一、五倍程度になることが確定します。
仮にコンビニで考えてみましょう。
時給が一時間千円だとして一日は二十四時間ありますから二万四千円必要です。
そして一人だけで店を回すことは出来ませんから最低でもその二倍三倍は確定で必要です。
そこから光熱費や家賃、税金等かかってくる金額は他にもたくさんあります。
そう考えた場合一日二十四時間にかかる金額は少ない金額ではない、という事になります。
もちろん探偵とコンビニでは業種が違いますから全く同じという訳にはいきません。
かかる金額は違いますからあくまで参考程度です。
けどこれから考えて頂ければ理解出来ると思うのですが、一週間の依頼を五万円程度で考えていたり、一ヵ月の依頼を十万程度で考えていたりというのであれば有り得ない数字となるのではないでしょうか？
にもかかわらずそういった非常識極まりない数字を探偵業に求めている人が多過ぎるのです。
探偵業協会の金額を記載しておくと
基本プラン（一都三県内）
調査料金一名
１時間あたり ８，０００円
基本プラン
５時間 ２名体制
８０，０００円
３名体制
１２０，０００円
６時間 ２名体制
９６，０００円
３名体制
１４４，０００円
７時間 ２名体制
１１２，０００円
３名体制
１６８，０００円
８時間 ２名体制
１２８，０００円
３名体制
１９２，０００円
９時間 ２名体制
１４４，０００円
３名体制
２１６，０００円
１０時間２名体制
１６０，０００円
３名体制
２４０，０００円
くらいの金額になるのです。
もちろん内容によってこれより安い会社もあるでしょうし、これより高い会社もあるでしょう。
しかし仕事として請け負う以上常識外の安い金額はあり得ないのです。
それでは仕事ではなくボランティアになってしまいます。
探偵業に依頼しようと考えている人は自分の考えている金額が常識に沿った金額であるかどうかも考えていただきたいと思います。
その上で信頼できる会社、金額に納得のいく会社というものを選んでいただきたいと思うます。
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