■過去と戦う軍隊 | ★ 茶髭の熊のブログ (^(ェ)^)ゞ

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★ 更新:【 第2木曜 】、他・随時更新。(2010年9月2日開設)  . 

 

ロシアがウクライナで苦戦している。

原因は多々あるが、その一つに、最新の軍事運用に疎いことが挙げられる。

稚拙を極める軍事通信とともに、対空ミサイルや対戦車ミサイル防御がなっていない。
旧ソ連時代から、これらには悩まされているはずだが、経験が活かされてはいないようだ。
それに加えて、無人機による偵察や攻撃に後手を踏んでいる。

一言で言えば、今に対応していない。

もちろん、ロシアにも先進的装備戦術を提唱する者はいるはずだ。

しかしながら、古今東西すべての組織に置いて革新的提唱がすんなり通ることは無い。

画期的提唱はしばしば大々的な機構改革に繋がり、ポストや旧来からの利権に直接影響するからだ。

過去と戦っても詮無いことではあるが、人類の宿痾でもあるのだろう。

ひるがえって邦軍はどうか。

少子化が進み、人員不足解消は難しい。
にもかかわらず無人兵器分野は進んでいるとは言い難い。

加えて軍事系サイバー分野や軍事医療分野もまた同様だ。

しかしながら、最先端を追う分野があることはある。

それは、軍服だ。
機能面は横に捨て置き、表面上は遅れまいと必死ではある。

海自では米海軍に倣い、青系と灰系の迷彩を変えた。
陸自は米陸軍に倣い、緑系の軍服を青系に代えた。
あたかも米国の極東派遣軍のようではあった。

ただ、残念なことは、米海軍は青灰迷彩を緑系迷彩に変えた。陸上ではあまりにも目立つからだ。
一方、米陸軍は一部を残し過去に戻り、上が濃茶と下が薄茶に変えた。

我が軍には最先端を追う努力を、他の分野でも発揮してほしいものだ。

 

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