今冬は、稀にみる暖冬であった。
道内で暖冬のときは、少雪となる場合と豪雪になる場合がある。
少雪は真の暖冬といえる。
しかし、もう一方の暖冬豪雪の場合は、中途半端な寒気による暖冬が原因である。
道内に、第一級の寒波が来ると各地で氷点下30度が続出するが、今年はこれが無い。
この寒さが、どれほどありがたいか、今年は身に染みた。
厳しい寒波は、大変楽で助かるのだ。
まず、快晴碧空となり雪が降らない。
降っても極めて軽い乾燥した雪が、箒で掃く程度で収まる。
外は寒くても、防寒着を着込めば何のことは無い。
部屋は、暖房を強くすれば済み、常に暖かい。
ちなみに、道内のビール消費量は冬が一番多い。
今年は、生半可な寒波のため、厳寒にならず雪の降りやすい温度帯の日が多い。
酷寒の雪と違い、雪が重く難渋する。
全く困ったものだ。
しかし3月も半ばとなった。
もう厳しい寒さと軽い雪は望めないが、冬の終わりが見えてきた。
* * * *