■不吉な看板 | ★ 茶髭の熊のブログ (^(ェ)^)ゞ

★ 茶髭の熊のブログ (^(ェ)^)ゞ

★ 人畜無害、時に毒舌。 日常生活や趣味道楽 などを書いています。
★ 更新:【 第2木曜 】、他・随時更新。(2010年9月2日開設)  . 

にほんブログ村 シニア日記ブ

ログへ

 

一目見て不吉だと感じる看板がある。
広報の一環として、過不足のないものであっても、直感的に胸騒ぎを覚える。

 

今は無き北海道拓殖銀行(拓銀)の本店屋上にあった看板がそうだった。
立方体の太い骨組みが檻のようで、その中にロゴマークが鎮座していた。

 

 

ちなみに、北海道において拓銀は絶対に潰れるはずのない銀行だった。
道内の多くの公共団体等の指定金融機関であり、道都札幌やその他地方都市でも立地が際立って優位だった。

 

北海道は人口密度が少なく、道外の大手都銀の支店は、札幌に一店の銀行がほとんどで、その他地方都市に三店程度の大手都銀があっただけだ。
これは現在でも変わらず、本邦首位のメガバンクも道内の支店は札幌だけだ。

 

拓銀が、渋銀と呼ばれた某行のように、自己資本比率に留意し実効性のある調査人員を要して、北海道ブロックに根差したリージョナルバンクに特化すれば、まさに無敵だった。

 

誠に残念ながら、旧長銀の花型調査部長のように、道内では有名な人氏も拓銀調査部にいたが、両行とも消滅の運命をたどった。

 

さて、話は変わる。
昨今、財閥系超名門電気メーカーが激しく揺れている。

 

その本社近傍の看板が、拓銀の看板を連想させるのだ。

 

原発関連での損失に加え、オイルシェールでも巨額損失が見込まれるという。
同社の前途は別として、所属する財閥系企業らしい成り行きともいえる。

 

かつて、その財閥の前身は幕末に薩長に賭けた。これが戦前の首位財閥に繋がった。
昭和になり、この財閥系企業群がイランのバンダルシャプールの石化プラントで躓いた。
動乱は商運を厳しく左右するが、幕末のようにはいかなかった。

 

今回、原発にしろ、オイルシェールにしろ、賭けたこと自体は当該財閥系企業らしく、頼もしくさえある。
残念ながら、裏目となった。

 

ただ、同社には世界に冠たるフラッシュメモリがある。
今年は明治150年、同社が未来に続くことを願いたい。

 

*   *   *   *

2012-04-05 史上最凶のロゴ  
http://ameblo.jp/utwkz/entry-11214545286.html

*   *   *   *

にほんブログ村 シニア日記ブ

ログへ

当ブログは ブログランキングに参加しております。
・ にほんブログ村ランキング ~ シニア日記部門
・ 人気ブログランキング ~ 毒舌日記部門
・ バナーをクリックしていただきますと幸いです。

*   *   *   *