うつ病相談専門カウンセラー 川田泰輔のブログ -35ページ目

うつ病相談専門カウンセラー 川田泰輔のブログ

家族がうつ病になったら、あなたは誰に相談しますか?
うつ病,メンタルヘルス,患者への接し方などのノウハウをお伝えします。

家族として、うつ病患者と暮らしていると

どうしても、「マイナス」の話をせざるを得ない時があります。

例えば、薬を飲み忘れている時の指摘でもそうです。

「薬飲んだ?」とシンプルに聞ければよいのですが、

さんざん何度も確認してたのに、

「後で」、「今、無理」、「ハイハイ」など
可愛くない感じで3~4度、対応された後、
また、薬を飲んでないのを発見すると、

「薬の飲むのダケがおまえの仕事だろ!」などと、

ツイ・・・。分かってもらえますよね?
優しく言わなければいけないし、
経験上、キツイ言い方をして良いことなんか一つもないし、

でも、「人間だもの」(みつを)。
つい、言ってしまいます。

ただ、「人格非難」だけはしないように心がけましょう!

これは、「つい」とかで済む話ではありません。

「言い方」が感じ悪いだけで、本人は相当へこむのに、
はっきりと言葉にして「人格非難」をしてしまっては、大変です。

なので、「マイナス」の話をする時は、

ヒットアンドアウェイで!

つまり、用件であるマイナスの話が終わったら、立ち去る。

例で言えば、「薬、飲みなよ!」(立ち去る)と。

これが、会話になると危険度が増えるのです。

つまり、
家族:「薬、飲みなよ!」
本人:「分かってるって!」
家族:「さっきもそんなこと言って、飲まなかったよ」
本人:「忘れてたんだからしょうがないでしょ!」
家族:「だから、おまえのそういうところがダメなんだって」
本人:「そういうところってどういうところよ!
家族:「オレがこんなに頑張ってるのに感謝の心がないんだよ!」
本人:「病気なんだから仕方ないじゃない」
と、まぁ、エンドレスで悪化していく訳です。

この、泥沼の展開をさけるため、マイナスの話をする時は、

「オレはこれからマイナスの話をする。
 話が長引くとややこしいので、
 用件だけ伝えたら、一回、会話を切って立ち去ろう。
 話があれば、また、改めてすればよい。」

と、一人でリハーサルしてから、臨んで下さい。

家族といえど、うつ病患者にマイナス話をする時は、
これほどまでに、注意しなければならないのです。

特に、初期の希死念慮があるときは、完璧な配慮が必要です。

面倒ですか?

他の誰でもなく、あなたの家族です。

愛する家族のために。

ほんの少しの心配りで、イヤな思いをせずに済みます。

他のことは、絶対頑張ってはいけませんが、
このことだけは頑張って下さい。
家族にうつ病患者がいれば、時には苦しいことも多いと思います。

ココロも、カラダも疲れてしまい、消耗してしまうことと思います。

ただ、一番ツライのは患者本人ですから、
余り「ツライ苦しい」とばかりも言っておられず、
いつかのタイミングで、動き出さねばなりません。

ココロとカラダ。
どちらが動かしやすいか、復活させやすいかというと

それは、モチロン、カラダです。

↓・深呼吸してみる
↓・「のび」をしてみる
↓・ストレッチしてみる
↓・手をたたいてみる
↓・声を出してみる
↓・スキップしてみる

など、だんだんと、自分をアゲていくことが可能です。

カラダを動かせば、ココロも動いてくる。(逆は難しい)

なので、ココロをアゲるためには、カラダをアゲる。
うつ病の治療は、薬と休養です。

特に、決められたとおり、薬をキチンと飲むことが大切です。


頭では、分かっています。

しかし、この薬は何者なのか!

妻がインターネットで調べたことがありましたが、

毒物」や「劇物」といった扱いでした。

しかも、ピーク時は25から30錠近く、1回に飲んでました。

中には、胃薬とか、便通とかそういう効果のものもあると思います。

でも、抗うつ薬、抗不安薬、安定剤、眠剤、などは

素晴らしい効果(作用)がある反面、

副作用も強いようです。


のどの渇き、ふらつき、めまい、便秘、などはまだガマンできるのですが、

妻は、太ってしまいました。


私は、元気でいてくれれば、体型などは2の次なんですけど

やはり、女性なので、太るのはイヤだったようです。

それも、かなりの程度(服のサイズがないくらい)太ってしまったので

妻は、一時期はかなり人前に出るのをかなり嫌がっていました。

その様子を、ず~っと、そばで見ていましたが、可哀想で。

うつ病の症状を抑えて、治療して、完治を目指すには、
やはり、薬は飲まなくては、なりません。

わかってはいますが、副作用がとても強くて、可哀想でした。

また、本人も、副作用で体調はボロボロだし、スゴク太ったし、

薬を飲むのは、ホントにイヤだったことでしょう。

4年という歳月の中で、少しずつ少しずつ薬は減り続け、

今では、5錠です。



山で言えば、7合目ぐらいまで来たかな?

あせらず、ゆっくり、少しずつ!

 
うつ病患者を家族に持つと、
少し良くなれば、とても嬉しいし、
少し悪くなれば、とても悲しい気持ちになります。

うつ病の回復過程は、良くなったり悪くなったりですから、

うつ病患者の家族の気持ちも、

嬉しくなったり、悲しくなったりします。

この、アップダウンがいけません。

「アップはいいんじゃないの?」と思うかも知れませんが、
アップとダウンはセットですので、アップもいけません。


なので、「ローテンション法」で行きましょう!

良いことがあっても、悪いことがあっても、

「ふぅ~ん・・・。」というテンションで!

「そういうこともあるかもね。」というスタンス

すぐには無理ですよ。かなり時間をかけても難しいはず。

でも、そうなろう、そうしようと、心がけるだけで違うのです。

最終的には、「揺れない心」を目指すのですが、
これは、非常に難しいので、

心の「揺れ幅」を少なくしていこう!

そのためには、「ローテンション」で行こう!

うつ病の治療は、まず、病院に行くことから始まります。

実は、私は、病院選びでとてもヒドイ失敗をしています。

-------------- 私の失敗談 --------------------------------

それは、最初、妻をメンタルクリニックに連れて行ったことです。
ちゃんと「精神科」に連れて行けば良かった!

そのクリニックは某製薬会社サイトの「病医院検索」にも載っているの
ですが、ヒドイのです。
多分、抗うつ薬を処方してはくれていたと思うのですが、
日に日に悪化する一方なのに、「薬が合わないから」とか言って、
特に何もしてくれませんでした。

余り病院を変えるのはどうかと思い、控えていたのですが
ある日、妻が歩けなくなって、トイレから這って出てきたのを見て
やっと、決断できました。

我が家に近い総合病院の「精神科」に行ったところ、

「極度に重いうつ病」

との診断で、即入院を勧められました。

「こんなになるまでに、病院には行かれなかったのですか?」

と聞かれました。

-------------- 私の失敗談ここまで --------------------------------


妻は、以後、2年間で3回入退院を繰り返し、のべ10ヶ月の
入院生活を送ります。一度、閉鎖病棟にも入院しました。

「精神科」に抵抗感があり、メンタルクリニックに行ったばかりに・・。

医者の技量を疑い始めても、病院を変える勇気がなかったばかりに・・。

「辛い思いをさせてしまってごめんね」と、心の中で謝り続けています。

皆さんは、私と同じ過ちを繰り返さないで下さい。

【うつ家族の「技」No.6】=クリニックでなく「精神科」に行け!