うつ病相談専門カウンセラー 川田泰輔のブログ -29ページ目

うつ病相談専門カウンセラー 川田泰輔のブログ

家族がうつ病になったら、あなたは誰に相談しますか?
うつ病,メンタルヘルス,患者への接し方などのノウハウをお伝えします。

松井秀喜著「不動心」、読み終えました。


非常に読みやすい文体で、
前向き、さわやか、実例入り、なので
楽しくあっという間に読めて、ためになるという本です。


また、その、読みやすさからは、想像も出来ないほど、
内容の充実した本でもあります。

非常に参考になった点が多数ありますが、
今日は、これをテーマにしようと思います。


【 コントロールできること、できないこと 】


こちらは、この本の第2章の名前なのですが、
非常にためになりました。

・今、出来ることは何なのかを考える
・自分がコントロールできないことは、気にしない


ということが、主な内容ですが、
箇条書きに書き出してしまえば、普通のことです。


しかし、本当に大切なことです。


この本は、ストレスコーピングの本として
非常に参考になる本だと思います。


ぜひ、ご一読をオススメします。


久しぶりにじっくり、書き込もうと思っていましたが、
「 もう昼ごはんだよ~ 」とのこと。

また次回に、ゆっくりこのテーマで書いてみたいと思います。
(この記事は過去に書いたものを参考にしています)



以前、元シアトルマリナーズの佐々木主浩さんが言っていました。



「大リーグでは、20連戦とかが平気であるので、

 カラダのケアや回復と、トレーニングを

 上手に両立させていかなければ、

 長いシーズンを戦い抜くことは出来ないんだよ」



「へぇ~」と思っていましたが、うつ病患者家族も同じですね。



まず、「戦う期間が長い」ということ。

長丁場なので、

・毎日の疲れは、その日その日で、きちんとリセットすること

・長期的に成長していくためには、現状維持に加えて、
 トレーニングにより少しずつでも、「強くなる」こと


ただし、くれぐれも頑張ってはいけません!
うつ病患者家族にとっての「トレーニング」とは、

・無理なく、楽しく

できるもののことを指します。


私は、全く運動の習慣がないので偉そうなことは言えませんが、

・毎日5キロの自転車通勤

・エレベーターは使わない

など、非常に地味な工夫を繰り出しています。


【まとめ】

・今日の疲れは、今日中にリセット!

・小さな事でも、何かトレーニングを!

今日は、少し遅めの歓送迎会でした。
で、少々アルコールが入っているので
なんか「ふわ~っ」とした感じ。



突然ですが、今日は「 ストローク 」のお話を。

ストロークとは、精神心理学上の言葉で、

【 相手の存在や価値を認める働きかけ  】

のことだそうです。


”働きかけ”と言っても、いろんな形がありますが、

その、「 プラス 」の形のものとしては、

・誉める
・微笑みかける

などがあります。



私が、うつ病の妻との生活で
実践しているプラスのストロークが2つあります。
(普段はほとんどウツ病だとは思ってませんが・・・)


1つめに、

 「 握手 」 です。

これは、私からではなく、いつだったか
妻の方から「 握手しよう 」と、言ってきてくれた事があり、
それ以来、意識して続けています。

これはオススメですよ!

朝、仕事に行くときが多いのですが、
言葉だけの挨拶よりも、心が通い合う気がしてます。

妻のためというより、わたしがしたくてやっています。
何だか、ぱぁ~っと、愛情に包まれるような感覚です。


2つめに、「 言葉がけ 」です。

特に、「 当たり前のこと 」 を
ピックアップするように気をつけています。

ほんのちょっとでも部屋を掃除してくれたら、

「 部屋掃除してくれたんだ、ありがとね 」とかです。

特に、我が家では、晩御飯に味噌汁が出たら、
必ず、プラスのストロークが発せられます。

「 あっ、味噌汁作ってくれたんだ! 」 とか。

何故なら、普段は汁物がないケースが多いからですね。

また、おかずが2品以上あると、また、ストロークです。

「 おおぉっ! 今日のご飯は豪勢だね~ 」って感じ。



また、「 マイナス 」のストロークは極力避けるようにしています。


特に、服薬確認時ですね。

ただ単に、何の感情も込めず、

「 夜の薬、飲んだ? 」とだけ、聞きます。

これは本当に、事務連絡みたいな感じで、
感情を込めないのが、最大のコツです。

「 また、飲み忘れたんじゃないのか 」みたいな
先入観や、非難する心が、入っていると相手に伝わります。

電車の車掌さんが、ホームに異常がないのを指差し確認するように
ただ単に、飲んだか飲んでないかという事実だけを、確認します。


何故なら、非難する心が入ると、

「 マイナスのストローク 」になってしまうからです。



プラスであれ、マイナスであれ、
1つのストロークの影響は、さほど大きくありませんが、
日々、繰り返されていくと、
少しずつ少しずつ影響力を持ち始めます。

出来る範囲でよいので、プラスのストロークを積み重ねたいですね。


うつ病の家族から、暴言を吐かれることが、たまにあります。


普段から、相手のために、身の回りのケアなど様々なことを
献身的に行っているのに、

感謝されこそすれ、

あんなひどい言葉を浴びせかけられるなんて!


「 もう、何にもしてやるもんか! 」

「 勝手にしろ! 」

など、頭の中で、ひどい言葉が行き交います。



ちょっと待ってください!


その暴言は、ウツ病という病魔が、言わせているものです。


決して、あなたの大切な人が、
言いたくて言っている言葉ではありません。


「 うつ病を憎んで、人を憎まず 」



このように、教訓めいたことは、
聞いたからといって、すぐ、実行できるものではありません。


しかし、そちらの方向に近づくように努力していきましょう!


昨日の「一喜一憂しない」よりは、
実行しやすいのではないのでしょうか。
うつ病患者の家族としては、
その日、その日の病状によって、どうしても
一喜一憂してしまいます。

一喜一憂を防ぐのは、

「 視線の向け方 」

なのではないかな、と、最近思っています。



一喜一憂を防ぐには、
目の前のことにとらわれすぎない考え方が必要です。

全体の中で、今、自分がどのへんにいるのか。


自動車レースのレーサーは、何個先のコーナーを
見据えているのでしょうか。
スキーの回転競技の選手は、何個先の旗門まで
考慮に入れて、目の前の旗門を滑るのでしょうか。

やはり、相当先のことまで考えに入れて、
今、行動していると思います。

うつ家族も同様で、今、病状が良くなった悪くなった
と言って、喜んだりガッカリするのではなく、
うつ病の回復カーブを頭に思い描きながら、
そして、ウツ病が治ったら、あんなことをしようとか
どこどこへ旅行に行ってやろうとか、
良いイメージを描きながら、
長期的な視点に立って、日々のケアに努める。

そのような視点の向け方が必要になるのではないでしょうか。




そうはいっても、やはり、人間。

どうしても、一喜一憂してしまいます。

でも、それでもなお、
顔を上げて、
視線を、「先に」「前に」「将来に」と
意識的に向けていくようにしていきましょう。

意識的に10回、20回、30回と繰り返すうちに、
段々と習慣化され、性格化されていきます。

先ほどご紹介した本では、明確に
「 性格とは、実は習慣のことだ 」
「 習慣は変えられる(大変だけど)」
「 だから、性格も変えられる(大変だけど)」
と、言い切っています。


「性格は変えることが出来る」と言われても
信用することは出来ませんが、
このように、3段構えで論理的に攻められると
私などは「そうかも」なんて思ってしまいます。


「 一喜一憂しない! 」

と、言われて、すぐ出来る方は、すぐ実行してください。


性格的に、なかなか難しい方は、
今、申し上げた方法などを参考に、
努力して、出来るようになってください。


私も、ウジウジした性格なので
「一喜一憂するな」といわれても、すぐ実行できません。
ですが、妻のため、私のため、家族のため、
そうすることが必要なのであれば、
いつまでも「出来ない出来ない」といっていても
家族が幸せになれないので、
努力して出来るようになろうと思い立ち、
今、意識的にそうなろうと、反復試行しているところです。

もしよければ、皆さんも、ご一緒にどうぞ。