うつ病相談専門カウンセラー 川田泰輔のブログ -28ページ目

うつ病相談専門カウンセラー 川田泰輔のブログ

家族がうつ病になったら、あなたは誰に相談しますか?
うつ病,メンタルヘルス,患者への接し方などのノウハウをお伝えします。

最近折りに触れ、思うことは、
「シンプル」ってイイな、ということです。

自分なりの解釈ですが、

【 スッキリ 】

しているイメージです。



訳もなく、物事を複雑に考えてしまったり、
他人の目を気にしすぎたり・・・。

とかく、我々、うつ病患者の家族は、
頭の中が、グジャグジャになりがちです。


出来ないことは、「スイマセン、出来ません!」
と、ピシャリと断る。

将来のことを心配しすぎて、苦しくなったら、
「未来が予知できるなら、苦労せんわ!」
と、言って、速攻で寝る!


物心両面で、【 余計な荷物を持たない 】


「出来ることしか、やれないんだ」
「出来ることすら、半分も出来ないんだ」


過去を悔やまず、未来を憂えず。


ただ、目の前にあることに、全力を尽くす。



何をしたら良いのか、どうすればよいのか、
迷っていては、動けません。

逆に、


「これしか、出来ないんだ」
「これだけやるんだ」

と、覚悟が固まると、


スっと、行動に移すことが出来ます。



苦しんで、苦しんで、苦しみ倒して、
悩んで悩んで、悩み倒して、
人に言えない妄想を何度も繰り返して、
圧倒的な絶望感と、一人孤独に対峙して、
迫りくる体力と、金銭の限界を乗り越え、
思いもしなかった人の優しさに触れ、



フっと、思う。


「 今のオレで出来ることだけやろう 」


そう、思えたとき、
自分の力が、錐のように鋭く、ただ一点に向かい、
壁に穴をあけることが出来る。


「 シンプル 」


心の在り方。
うつ病患者の家族と暮らし、日々ケアしていると

いろいろなことを考えます。

前向きなことも後ろ向きなことも・・・。


大切なのは 「 自己ベスト 」 ではないでしょうか。


もちろん、みなさん、ベストを尽くされていると思いますし、

多くの方は、自己ベストを毎日更新し続けるような、限界の日々だと思います。


自己ベストという考え方が有効な場面が、3種類あります。



1 よその家族と比べてしまうとき

  → 全員健康な家族、痴呆老人と末期がん患者がいる家族
    お金に恵まれている家族、お金に恵まれていない家族
    仲のいい家族、仲がよくない家族
    いろんな家族がありますが、
    どこもそれぞれ課題を抱えているのではないでしょうか
    また、今は課題がなくても、長い時間で考えれば大差ないと思います

  で、大切なことは、
    家族みんなが、与えられた環境の下で
    自分のベストを尽くす、できることをやる、
    ということだと思います。

2 努力不足ではないかと自分を疑ってしまうとき

  → 患者本人からひどいことを言われた、
    病院の先生から、家族にも原因がある的な事を言われた
    周りの人から、余計なことを言われた
    など、うつ病患者の家族には献身的なケアが求められがちですが
    常に、毎秒毎秒神経を尖らせて、というのはムリです。

  で、大切なことは、
    「できる範囲で」やる、言い換えると、出来ないことはしない!
    自己ベスト=出来ないことはしない。出来ることをやる!

3 回復と悪化を繰り返し将来に希望を見出せないとき

  → よく「鬱病は三寒四温で回復しますので一喜一憂しないように」と
    助言されますし、このブログでも同じようにお伝えしました。
    しかし、実際のうつ家族は「日々是一喜一憂」です
 
  で、大切なことは、
    自分でコントロールが可能なことをしっかり実行することです。
    自分でどうにも出来ないことにこだわりすぎず、
    服薬確認などの毎日のルーチンワークを確実に行っていれば
    長い目で見れば時間はかかっても回復していくのではないでしょうか


うつ家族にとっての自己ベストとは、

■ 他と比べない

■ できないことは、しない

という、ことだと思います。
妻の、薬が減りました。

今日はじめて、このブログに来てくれた方もいると思うので
少し説明しますと、

・私の妻(40才)は、5年前からうつ病を発症
・かなり、重症。入院の保険金を貰うときに診断書を取ったら
 「 重度の鬱病 」と書いてあった
・3回の入院と退院を繰り返したが、最後の退院から3年以上経過
・今のところ、とても元気
・月2回の通院と薬を飲んでいる以外は、フツー。
・辛いことも多かったが、離婚を考えたことがないことが自慢!
 (偉いぞ!オレ!)

という、感じです。


で、妻の薬が減りました。

一番激しい時期では、1回当たり25粒の薬を飲んでいましたが
現在は確か5粒。

この、5粒が4粒に減ったのかと思いきや、
1粒25mgの薬が10mgになったとのこと。

び、微妙・・・。


でも、ここ一年、かなり良い状態が続いていたのに、
全く薬の量を変えなかった先生が、とうとう!


私としては、少し心配なのですが、
今後も、多少のアップダウンはあるでしょうが、
妻と一緒に乗り越えていこうと思います。


「 たった15mg 」の薬の減量ですが、
我々夫婦には、とても、とても、ビッグイベントです!
いやいや、ゴールデンウィークで、
すっかり、生活リズムが狂ってしまいましたね。

我が家は、今日の朝、起きた時間は、妻が7:15で
その他3人は7時半でした。

我が家の教育方針は、

【 早寝早起き元気な子! 】

ですが、去年あたりから狂ってきています。


原因はテレビと習い事。

食事の時間、お風呂の時間、宿題の時間、テレビの時間、
寝る前に遊ぶ時間、寝る時間と、いろんな時間が、バラバラです。


子供もそうなんですが、うつ病の方も、
生活リズムは、非常に大切ですよね。


朝起きる、着替える、顔を洗う、食事をする、薬を飲むと、
ここまで出来れば、
【 重症 】 では、ないですよね。


一番難しいのは、夜寝ることだと思いますが、
昼寝はダメだよと、いくら言っても、昼寝はあると思います。


食事、服薬、睡眠の3点が、リズミカルにできれば
回復プロセスを歩みだすイメージが描けますよね。


良い習慣は、財産だな、と、最近思うのです。


出来ることを着実に積み重ねることによって
生活にリズムが生まれる。

リズムが出来ると、心が安定する。


と、そんなにうまくはいきませんが、

【 心がけて、反復する 】


このことでしか、進歩はありえないと思うのです。
昨日の11時ごろ、妻の実家がある北海道釧路市から、
約300キロを車を運転して帰ってきました。

今では、妻は、ほぼ元気なのですが、
以前、回復し始めの頃は、車の運転をさせるべきかどうか、
非常に迷って時期がありました。

結論的には、今、住んでいる所が、車がなければ
何も出来ない郊外なので、運転はさせていました。

でも、やはり、あっちをこすり、こっちをぶつけという、
小さなことは、発生していました。

しかし、幸い、対人や、対物の事故は起こしませんでした。

非常に具合が悪かったときに、2度ほど、
運転を控えさせたこともありました。


やはり、状態によって、運転の是非が決まるのですが、
問題なのは、どう見ても運転は無理なのに、
本人が、運転すると言って聞かないケースです。

このような場合に言い聞かせるのは、
薬を飲むことと共通するものがあって、
有効なテクニックというのは、
基本的にアイメッセージしかありません。

ひたすら、
・運転したら(私が)心配で仕事していられない。
・運転して、もしものことがあったら、(私が)辛い。
などと、心の底から、本当の自分の気持ちを訴えるしかありません。

経験則的には、かなり状態が悪くても運転は出来るようですが、
小さな接触などは、かなり頻発します。

私と同じように、地方都市に住んでいる方は、
事実上、車がないと生活が出来ないと思います。

運転をさせるかさせないかは、非常に悩ましい問題です。


ただ、もう、ノータイムで

「 運転なんか絶対無理!! 」

という、体調のときがあると思いますが、
このときは、力ずくでも、運転はやめさせましょう!