うつ病になると、
何をするにも意欲がわかない、
気持ちが沈んでやる気がしないなど、
いわゆる憂うつな気分が続きます。
また、入眠障害や中途覚醒といった睡眠障害や
原因不明のめまい、神経痛や食欲不振といった身体的な不調を伴うこともあります。
そのような状態が続くと、精神的な負担も増し、打開できない状況を悲観して、
自殺願望を抱いたり実際に自殺行為に走る人も残念ながらいます。
私も治療中、家族や周りの人たちに迷惑をかけていることのいたたまれなさから、
自分などいない方がましではないかと、
自殺を考えたことは多々あります。
しかし、ちょっと待ってください。
本当に憂うつな時というのは、そんなことすら考え付きません。
「死ぬ方法」というのを真面目に検討できるというのは、
うつ状態から抜け出しかかっているのでないかと思います。
そんな人は少し目先を変えることができれば、
「死ぬ方法」を、「仕事」や「普段の生活」といったものに
置き換えられるのではないでしょうか。
今、うつ病だった当時のことを思い返しますと、
「つらい」、「死にたい」といった感情を抱いていたのは、
「今よりいい状態になりたい」、「(もっと幸せに)生きたい」といった思いの
裏返しなのではないかと思います。
今、うつ病がつらくて、自殺を考えている人がいるかもしれませんが、
それは何かをしようとする「やる気」が生まれてきたことと同じです。
あとはその気持ちを「後ろ」から「前」に向けることができればいいわけです。
(今回、雨野さんは、ご自身の辛い体験を踏まえて、
あえて難しいテーマに取り組まれたと思います。
様々なご意見があるとは思いますが
雨野さんの一つの意見として
ご参考になれば幸いです。神野)