うつ病、治療と克服のブログ
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うつ病を再発させない方法

うつ病再発率は高く、ある調査では、初めてうつ病を発症したあとの1回目の再発率は50%、2回目の再発率が70%、3回目にいたっては90%にもなるという結果が出ています。


うつ病はどうしてこんなに再発率が高いのでしょうか?


うつ病は生活習慣や性格によってなりやすい人がいるといわれます。
うつ病治療中は薬を飲んだり心理療法を受けることでうつ症状が出なくなるわけですが、これで安心してしまって食生活などの生活習慣や、自分の真面目すぎる性格が変わらないまま治療を終了するので、少しずつうつ病も復活・再発してしまうというわけです。


うつ病を再発させない方法としては、うつ症状が消えたとしても再発しないように「維持療法」を行うべきです。
医師の指示のもと、薬物療法であれば6ヶ月は抗うつ薬の服用を止めてはいけないなどです。
また、うつ病が再発しやすい理由は、うつ病患者の性格や行動パターンが改善されていないからです。


今までの生活習慣を改め、次のようなことに注意してほしいと思います。


①無理をせず、自分にかかる負担をなるべく少なくする
②発病当時の状況をつくらないようにして、意識的に休む
③趣味や運動などに時間をかけストレス軽減をする


④バランスのとれた食生活や充分な睡眠を心掛ける

⑤完璧主義をやめ周囲の目を意識しすぎない
⑥うつ病についての正しい知識を持つ
⑦定期的に医師のカウンセリングを受け健康を確認する


うつ病の再発率は高いのは、うつ病が治ったことで安心してしまうからでしょう。
再発しないかと気にしすぎるのはストレスになりますが、概ね3年間再発しなければうつ病になりにくいタイプに変わることができたと思って良いのではないでしょうか。

うつ病克服への心構え

うつ病でも他の病気でもそうですが、うつ病を早く克服したいのなら早期発見と早期治療です。
ただ、うつ病はその症状からうつ病だと気付くのが遅れがちです。


皆うつ病とは認めたくないでしょうし、うつ病と診断されて仕事を止めないといけないのかな?なんて考えると、余計に医者に診せたくなくなります。
でも、うつ病かもしれないと初めて感じた時が、専門の医療機関に行くチャンスです。


どうしようか迷い始めると行きそびれ、治療がおくれる原因になってしまいます。
うつ病治療をスタートさせるのが遅くなって、5年6年とうつの症状で苦しんでいる人も多いのですが、適切な治療を早期にスタートさせれば早い人で半年かからずに克服できますし、長くても1年あればほぼ完全に回復することが可能です。


でも、一日でも早く克服したいと願っても焦ることは禁物です。
焦りだすと心も身体もリラックスしませんから、ストレスになるので余計に回復が遅れることになります。
一旦うつ病治療が始まれば気長に回復を待つ気持ちが必要です。


その他の気持ちの持ち方としては、安心感と癒しを求める姿勢が必要です。
不安感や恐怖感、イライラ感などが自分をうつ病にしてしまったのですから、これからは少々わがままなことだとしても安心感と癒しをたくさん得たいと望んでほしいです。


不快な状況を避けるためには、嫌いな人と合わないようにしたり、掃除や洗濯が嫌いならそれをしなくてもかまいません。
「そんなに甘やかしたらダメ」という人がいるかもしれませんが、気にしないでください。


「しなければいけない、でもどうしてもやる気が起きない」という心の葛藤がうつを重症にしたわけですからね。
逆に、好きな事はたくさんした方が良いでしょう。

カウンセリングで治すうつ病

うつ病治療の方法としてカウンセリングがありますが、カウンセリングは心理療法のひとつで薬物を使用することなしに、うつ病患者とカウンセラーの言葉のやりとりでうつ病を治そうとする方法です。


言葉が直接うつ病を治してくれるわけはありませんが、カウンセリングはうつ病患者が心の中に思っていること、溜めているものを導き出し、今後どういう風にそれらと付き合っていくのかをアドバイス、あるいは共に考えながら、うつ病になる以前の自分を取り戻させる治療方法です。


うつ病は精神障害・気分障害と理解していれば、通常は精神科へいって治療を受けますが、うつ病の治療方法も薬物療法だけでなく、いろいろな心理療法も研究・開発されています。
薬物療法が合わない人もいますから、その場合カウンセリングによる治療を目指すことになります。


カウンセリングを行っている医療機関やその他の機関はいろいろありますが、医療機関以外でのカウンセリングは保険適用ができませんから有料の場合はご注意ください。


カウンセリングがどんなことをするのかわからないので不安という方は、日本産業カウンセラー協会が30分以内ではあるものの電話での無料相談を行っていますから、話してみるのも良いでしょう。


うつ病などの心の病気へのカウンセリングはまだ日本に定着しているとはいえず、薬物療法が中心です。
欧米ではカウンセリングが一般的に行われていますが、日本人は心の中のことを他人に知られることは、すごく恥ずかしいことだという意識があるので、最低限度家族の中で解決してしまいたいという思うのでしょう。


うつ病も深刻になってくると、薬物療法だけ、あるいは心理療法だけと、1つの方法で克服するのは難しいですから薬物療法とカウンセリングも含めた心理療法を併用しながらの治療が望ましいところです。

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