エピソード13  トドメ ブラック企業P社との取引2 | 打倒!ブラック企業!!

打倒!ブラック企業!!

勤めているブラック企業への・・・

仕返しだ!!
倍返ししてやる!!!

と、いうわけではなく

直属の上司に

スズメの涙ほどの
抵抗をしていくお話です。









「・・・やります・・・。」










P社との取引は強引に開始された。










もう時間など無かった。











その日のうちに外注へと車を走らせる。











「お願いします。1ヶ月で






量産仕様の設備を作って下さい!!!









外注に土下座をするわたし。










「さすがに1ヶ月は無理っしょ。」










そりゃそうだ。








この仕事は、外注にも







不眠不休で働くことを強制する。









「どうか、どうか・・・。」






額を床にこすりつけるわたし。










何度もこんなやりとりを繰り返したが






この日、契約を交わすことはできなかった。












後日、上司のR氏も伴い、再度頼み込む。










そこは管理職。









R氏も顔が利くわけで









「何とかお願いしますよ。







 無理を言っているのは分かっています






 わたしも心苦しいですが、何とぞ・・・。」









上手く説き伏せるわけだ。













ここで上司R氏の説明。








R氏は、非常に頭が切れる。




中途採用で入社したが




その頭の回転、機転、決断力。




とにかく仕事がデキルのだ。








入社2年程度で主任に抜擢され、




課長代理、課長へ。




トントン拍子だ。








そして彼はドSであった。









わたしはこの会社に入社し、H課に配属されてから





このR氏が中間管理職として常にわたしの上にいた。







どんなに部下が困っていようと、手を出さない。




放置プレイであった。







わたしがL氏から嫌がらせを受けようと




見て見ぬフリ








O氏に理不尽な言い掛かりをつけられようと




フォローの一つも無い








だが、悔しいが、R氏は仕事が出来る。





上手く外注との契約を交わした。







そして、







あとは自分でうまくやれよ。」







これだけで後はわたし任せだ。










外注との契約が決まったところで





細かい内容の指示を順に伝えていく。








自分で設計する時間も取れない。




細心の注意を払い、指示をする。







そして数日後、取引先P社のQ氏から




更なる仕事が舞い込んでくる。






「これは1.5ヶ月あげるから。」






いやいや、十分スーパー超特急じゃないですか。








同じ外注にまた頼み込みにいくわたし。









そしてその1週間後、更にまた一つ





数日後、また一つ・・・










これは、後に仕事を引き継ぐ時





初めて数えたのだが、




わたしはこの時、実に





5製品、27設備





同時に担当していた。







設計士として、通常同時に担当出来るのは




せいぜい3設備だ。








わたしは約10人分の仕事





この時担当していたのだ。








R氏を伴って契約しにいったのは





このうちの5設備に過ぎない。







他の設備は、社内・外に振り撒き





全くの新規の外注も含まれていた。










仕事が回るはずもなかった。





社内ならある程度暗黙の了解が使えるが






外注はそうはいかない。






自然と、わたしの指示待ちが発生する。






1から10まで、わたしが指示しないと仕事がストップする。









「この分量はいくらなんでも無理です!」






R氏に訴える。







が、







「じゃ、他に誰ができる?




 設計も出来ないEか?」








何度相談に行っても、追い返される。





体調不良にも拍車がかかる。










そんな中、ある事件が起きる。







それは一番最初に契約した製品であった。









「そんな契約を交わした覚えは無い!!!」










取引先P社Q氏だ。






契約から約3週間




どうにかこうにか、設備が




形になろうとしていた時だった。







「何を今さら・・・。」






契約にはP社の数人、





ウチの上層部10数人が立ち会っていた。





議事録にもはっきり書き残してある。







が、








だってワシの記憶に無いもん!!!









コドモか?










しかし、









ウチの上層部はこれからの契約継続を考え、





この主張を受け入れてしまうのだった。









そして








この事件主犯








うっちーです!!!」









「彼が勝手に一人で




突っ走ったのです!!!」






ここに冤罪がでっち上げられた・・・。
















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