土用の丑の日 | 京都祇園新橋 うつわ屋 佐野の歳時記

京都祇園新橋 うつわ屋 佐野の歳時記

京都祇園新橋 うつわ屋 佐野の店主の歳時記を紹介

京都の夏は、いつも猛暑!
今年も土用の丑の日が参りました。

四条縄手上がった所に「梅の井」さんという鰻料理屋さんがあります。
ここは、土用の丑の日は、毎年お休みです。
鰻の供養のためということですが、私はそこに京都のプライドとか矜恃を感じます。

「梅の井」さんは古いお店で、子供の頃から鰻と言えば「梅の井」さんでした。
その頃私が「舞妓さん」と呼んでいた小ぶりの鰻丼があり、可愛らしい舞妓さんの絵が描かれた器に入って来ました。

母がお商売で忙しい日など、出前で注文しておいてくれました。
私は、ほったらかしでも喜んで、おとなしく食べていたものです。

今思うと、贅沢な子供です。
今は、スーパーにもデパートにも土用の丑の日には、ピンからキリまでの鰻が溢れております。
この日「梅の井」さんがお休みなのは、ここで育った私にはわかるような気がします。

「今日はあんころ餅だけにしとこ」と思っていた所、夫の親しいお料理屋さんから、天然鰻の蒲焼きが届きました。
天然物は皮が口の中で、ふわっと溶けます。

「風」の大皿に盛りつけて、「翠」の小皿を取り皿に、粉山椒だけでいただきます。


京都祇園新橋 うつわ屋 佐野の歳時記-天然鰻の蒲焼き


京都祇園新橋 うつわ屋 佐野の歳時記-粉山椒



「ああーおいし。やっぱり今日は鰻やわ。梅の井さん堪忍どっせ。」

夏バテなんてしてられまへん!



写真で使っている「うつわ」は「京都・祇園新橋 うつわ屋 佐野 」にてご購入いただけます。