ロバート・アーサーさんの「ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集」を読みました
いずれも1950年代から60年代にかけて発表された作品10編からなる短編集です
冒頭の「マニング氏の金の木」は、Oヘンリーの短編のようにほっこりする話
「天からの一撃」や「消えた乗客」などの作中に使用される大胆なトリックは、現時点では陳腐なものと言われてしまいそうですが、それは書かれた年代からしてみれば当然のことです
発表時点では、けっこういい線いっていたのではないでしょうか
個人的に一番好みなのは、「住所変更」
巧みに妻を殺害して死体を始末したと考えた夫に、皮肉な落とし穴が待っていたという展開はいつの時代にも通用する普遍的な面白さがありますね
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