こざき亜衣さんの「セシルの女王」を既刊第3巻まで読みました
こざきさんといえば、大ヒットした前作の「あさひなぐ」は、なぎなたをテーマにした女子スポ根ものだったわけですが、新作はなんとイングランドを舞台にした歴史ものです
描きたいのは主人公のウィリアム・セシルとエリザベス1世との物語のようですが、3巻まではむしろヘンリー8世とアン・ブーリンがメインキャラクターです
アン・ブーリンがすごく魅力的に描かれていて、セシルは彼女のためにエリザベスを女王にして平和な世の中を作ろうと考えるようになります
3巻の後半でついにアン・ブーリンはロンドン塔へ
次の4巻において刑場の露と消えることは確実で、そこからが本作の真のスタートになるのでしょう
前作と全く違う世界を描く意欲作となっており、続きが非常に楽しみです