こざき亜衣さんの「あさひなぐ」を第1巻から第17巻まで読みました
中学まで美術部だった運動音痴の主人公が、高校からなぎなた部に入って心身ともに成長していくという話です
「ちはやふる」と「はじめの一歩」を足して2で割ったようなイメージですね
もっとも、それらの作品とは異なり、本作の主人公は何一つ他人に秀でたところを持っていません
そのようなキャラクターがひたすら努力を重ねることで成長していくという流れは、「キャプテン」をあげるまでもなくグッと来る要素満点なはずです
しかし、本作の最初の方は、ステレオタイプのキャラクターたちが空回りを続けている感じで、思わず読むのを止めそうになってしまいました
まとめて大人買いしてしまった手前、それでも我慢して読み続けたところ、その甲斐あって巻を追うごとに徐々に面白くなっていきました
主人公が1年生の夏休みを迎えて、スポ根バリバリの夏合宿を頑張り抜くエピソード辺りにくるとかなり面白くなってきており、「このレベルくらいで推移してくれるなら、その先も読み続けてみよう」と感じました
ところが、あにはからんや、その後も尻上がり的に面白くなっていくではありませんか!
17巻まできた現在も全く物語がだれる気配はなく、今後も非常に楽しみです
お薦めしてくれた知人に感謝ですね
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