木村イマさんの「シュガーレス・シュガー」の既刊1巻を読みました
主人公の柴田業は、幼い娘のいる33歳の既婚女性
妻として母としての役割が求められるばかりで、本当の自分がどこかへ行ってしまったシュガーレスな毎日を過ごしていると感じています
そんななかで、いつも娘のお迎えまでの時間を過ごしているカフェで、22歳の新進SF作家弦巻融と知り合います
小説が好きで、かつては作家になることに憧れていた業は、融とあっさり一線を越えてしまいます
という感じで、展開がこないだの「恋のツキ」とよく似ています
業の夫について「至らなさ」が伝わりにくかったり、融についてとってつけたように同居人とのBLっぽい関係を出してみせたりするところなど、個人的には男性キャラクターの描写がもう1つという印象です
「恋のツキ」の完成度がすごく高かっただけに、読むタイミングが最悪でしたね